第5学年前期 教科名:耳鼻咽喉科学[隣接医学Ⅲ] 学修目標 中耳腔,鼻副鼻腔,口腔,咽頭,喉頭は解剖学的に交通がある。これらの分野は発声, 発語,嚥下,呼吸機能に関係しており,聴覚,嗅覚,味覚などの感覚器としても重要であ る。歯科医師にとってこれらの分野は隣接医学として極めて重要である。本教科では歯科 医師として必要な耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の知識を修得する。 ■教 科 書:隣接医学Ⅲ(日本大学歯学部) ■参 考 書:新耳鼻咽喉科学(南山堂) ■授業時間:月曜日 14:00~14:50 ■オフィスアワー:米原 啓之,本田 和也 月曜日~金曜日 17:00~18:00 ■成績評価:筆答試験(定期試験)の成績により評価する。 ■注意事項:講義は教科書,PC,黒板を用いて行う。必ずしも教科書通りの講義は行わ ない。教科書の内容を理解していることを前提に講義を進めることもある。 ■準備学習:講義前に対応する教科書の各章を読むこと。 授業日・担当者 第1回4月6日 牧山 清 工藤 逸大 第2回4月 13 日 工藤 逸大 第3回4月 20 日 工藤 逸大 第4回4月 27 日 工藤 逸大 講 義 項 目 学 修 到 達 目 標 耳鼻咽喉科学概論 ・耳鼻咽喉・頭頸部外科で扱う領域につい 1.耳科学 て理解する。 1)耳の解剖,生理 ・外耳・中耳・内耳の解剖と生理を理解する。 2)難聴疾患の診断と ・難聴疾患の診断と治療法を理解する。 治療法 ・眩暈疾患の診断と治療法を理解する。 3)眩暈疾患の診断と 治療法 2.鼻科学1 ・鼻副鼻腔の解剖,生理を理解する。 1)鼻副鼻腔の解剖,生 ・顔面外傷の診断を理解する。 理 ・顔面外傷の治療法を理解する。 2)顔面外傷 3.鼻科学2 ・副鼻腔炎の診断と治療法を理解する。 1)副鼻腔炎 ・鼻アレルギーの疫学,診断,治療法を理解 2)鼻アレルギー する。 4.口腔咽頭科学1 ・口腔咽頭の解剖と生理を理解する。 1)口腔咽頭の解剖,生 ・味覚障害の診断と治療法を理解する。 理 ・睡眠時無呼吸症候群の診断と治療を理解す 2)口腔・味覚疾患 る。 3)睡眠時無呼吸症候 群 授業日・担当者 第5回5月 11 日 工藤 逸大 講 義 項 目 5.口腔咽頭科学2 1)扁桃の解剖,生理 2)扁桃の手術適応 3)嚥下障害 第6回5月 18 日 松崎 洋海 6.喉頭科学1 1)喉頭の解剖,生理 2)喉頭疾患 第7回5月 25 日 松崎 洋海 7.喉頭科学2 1)無喉頭発声 2)音声障害 3)気管食道異物 第8回6月1日 松崎 洋海 8.頭頸部外科学1 1)唾液腺腫瘍 2)喉頭腫瘍 第9回6月8日 松崎 洋海 9.頭頸部外科学2 頭頸部腫瘍学総論 1)副鼻腔腫瘍 2)咽頭腫瘍 第 10 回6月 15 日 10.頭頸部外科学3 松崎 洋海 1)頸部炎症疾患 2)頸部良性腫瘍 3)甲状腺腫瘍 学 修 到 達 目 標 ・ワルダイエル咽頭輪を理解する。 ・特殊な扁桃炎があることを理解する。 ・咽頭扁桃・口蓋扁桃の手術適応を列挙し, その理由を説明できる。 ・嚥下の仕組みと障害への対応を理解する。 ・喉頭が軟骨と筋群で構成されている意味を 理解する。 ・内喉頭筋群の種類と動きを理解する。 ・迷走神経と喉頭の関係を理解する。 ・先天性,炎症性,隆起性喉頭疾患を理解す る。 ・声帯麻痺への対応を理解する。 ・喉頭摘出後の音声再建法を理解する。 ・音声障害の診断を理解する。 ・気管・気管支異物を理解する。 ・食道異物について理解する。 ・頭頸部腫瘍の特徴や疫学を理解する。 ・耳下腺・顎下腺腫瘍の疫学,検査,治療を 理解する。 ・喉頭腫瘍の疫学,検査,治療を理解する。 ・頭頸部腫瘍の特徴や疫学を理解する。 ・副鼻腔腫瘍の症状,検査,治療について理 解する。 ・上・中・下咽頭腫瘍の症状,検査,治療を 理解する。 ・頸部炎症性疾患を理解する。 ・発生場所別に頸部良性腫瘍を理解する。 ・甲状腺腫瘤の診断と治療を理解する。
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