特集 JA全農あおもり 集 JA全農あおもり 「青天の霹靂」 収穫から市場デビューへ 六十袋 ︵一・八㌧︶、 J A青森がフレコン五本 ︵五・ 四㌧︶で実施。全量が一等に格付けされ、タン パク含有率についても規定をクリアした。 十月三日、県と青森米本部はあおもり米に対 する日ごろのご愛顧への感謝として、青森市の ホテル青森で﹁あおもり米ファン感謝祭﹂を開 催した。 この日は約四百名の参加者が集まり、新米の 青 天 の 霹 靂 ﹂ の お む す び の 試 食 会 を 行 っ た。 ﹁ 試食をした参加者からは、とても美味しいと発 売を楽しみにする声が聞かれた。 あおもり米ファン感謝祭で試食会 ▲検査の様子 十月十日にいよいよ県内発売を開始した﹁青 天の霹靂﹂ 。今回は収穫から市場デビューに至 るまでの取り組みを皆様にお届けする。 県内で初収穫 九月八日、J Aつがるにしきた管内の鶴田町 齋藤博文さんのほ場で、県内で最も早く﹁青天 の霹靂﹂の刈り取りが行われた。三十六㌃の水 田から約千九百四十四㌔を収穫した。齋藤さん は﹁自信を持っておいしい米を消費者に届けた い﹂と話した。 ▲等級印と合格印が押された ▲用意されたおむすびを笑顔で 試食する参加者 1 絆 2015.12 JA津軽みらい、JA青森で初検査 九月十六日、 J A津軽みらいの館田米倉庫 ︵平 川市︶およびJ A青森の東営農センター米倉庫 ︵青森市︶の二か所で﹁青天の霹靂﹂の初検査 が行われた。 ﹁青天の霹靂﹂として販売するためには玄米 タンパク含有率が六・四% 以下と厳しく規定さ れている。検査数量はJ A津軽みらいが紙袋で ▲刈り取りの様子 ▲花束を受け取るトラック運転手 絆 2015 . 12 2 た。 ﹁青天の霹靂﹂の県内での販売がいよいよ始 まり、会場には開店前から多くの来場者が詰め か け た。 新 米 の﹁ 青 天 の 霹 靂 ﹂︵ 二 ㌔、 五 ㌔︶ が並べられ、購入者の先着百名には県産ながい もを丸ごと一本プレゼントした。 当日はミニイベントを開催。デビューミニセ レモニーでは主催者を代表し、全農あおもりの 鳥谷部茂正副本部長が﹁ ﹃青天の霹靂﹄は生産 者が精魂を傾けて真面目に作った米であり、皆 さんに満足してもらえると考えている。青森の おいしいお米をたくさん食べてもらいたい﹂と あいさつした。 ステージイベントではミスクリーンライスあ おもりが﹁青天の霹靂﹂のおいしさをPR。お 米大使もダンスを披露し、会場を盛り上げた。 また、先着百名には﹁青天の霹靂﹂で作った おむすびが振る舞われ、来場者から好評だった。 開店から﹁青天の霹靂﹂購入者の列は途切れ ず、追加で入荷を行ったがイベントの終了時間 を待たず完売となった。当日の販売数は二㌔が 七百五袋、五㌔が五百五袋の合わせて千二百十 袋で、全農あおもりが行った新米イベントの中 で最高の売り上げとなった。 ▲あいさつをする鳥谷部副本部長 県内出荷スタート また、津軽みらい工藤友良代表理事組合長は ﹁関係機関の指導の下、生産者が一丸となって 栽培してきた。この﹃青天の霹靂﹄によって県 産米全体の評価向上につながることを願ってい る﹂と述べた。 あいさつの後、関係者によるテープカットに 続き、トラックのドライバーへミスクリーンラ イスあおもりから花束が贈られた。多くの関係 者が見守るなか﹁青天の霹靂﹂を載せたトラッ クが県内各地へ向け出発した。 数量は七百九十二俵︵四十七・五二トン︶で、 この日の初出荷式を皮切りに本格的に県内外の 米穀卸会社などへ出荷された。 十月十日、青森市のイトーヨーカドー青森店 で﹁青天の霹靂﹂デビューイベントが開催され デビューイベント開催 ▲「青天の霹靂」ラッピングトラック 十月五日、J A津軽みらいの平川低温農業倉 庫︵平川市︶で平成二十七年産﹁青天の霹靂﹂ の初出荷式が行われた。 出荷式で全農あおもり竹ヶ原幸光運営委員会 副会長は﹁いよいよ﹃青天の霹靂﹄が十月十日 に県内で一斉に販売をスタートする。施肥量や 農薬使用回数の制限等、厳しい栽培体系のもと 生産された﹃青天の霹靂﹄は、皆様の期待に応 えられる食味・品質であると自信をもっている﹂ とあいさつ。 ▲テープカットを行う関係者ら 銀座三越でトップセールス あおもり米新米キャンペーン 十月十日から、﹁青天の霹靂﹂ の発売を記念し、 あおもり米新米うまサプライズキャンペーン﹂ ﹁ を展開中。 対象商品の﹁つがるロマン﹂ 、 ﹁まっしぐら﹂ に貼られているシールを集め応募すると、 ﹁青 天の霹靂﹂二キロが千十名、 J AL旅行券︵八万 円 相 当 ︶ が 十 名、 W チ ャ ン ス でQ U O カ ー ド ︵五百円相当︶が三百名に当たる。応募締切は 十二月三十一日まで。告知HPは う 「まサプラ イズ で 」検索。問い合わせはキャンペーン事務 局まで︵〇一七︱七七六︱五二三〇︶ 3 絆 2015.12 来年産へ向けて 好調な売れ行きから、県内では年内に二十七 年産の﹁青天の霹靂﹂は売り切れることが予想 されている。全農あおもりは二十八年産からが 勝負とみて、関係機関と戦略を練り固定客の獲 得と﹁青天の霹靂﹂のブランド確立を目指して いく。 ▲キャンペーンチラシ 十月十七日、 東京の銀座三越で﹁青天の霹靂﹂ の首都圏デビューイベントが開催された。県外 販売は十九日からだが、銀座三越ではイベント の一環として十四日から先行販売を行った。 当 日 は三 村 県 知 事 が トップセールスを 行い、 ﹁ 青 森 に は こん な に 美 味 しいお 米 が あ る こ と を 知ってほしい﹂と来店者に訴えた。また、来店 者に﹁ 青 天の霹 靂 ﹂ ︵二合 入 り ︶と 青 森 産 り ん ごのトキをセットで先着百名にプレゼントした。 来店者の関心は予想以上に高く、一日の売り 上げが単一銘柄としては銀座三越開店以来最高 の売れ行きとなった。 全農あおもりの太田修県本部長は﹁首都圏で 最高のスタートが切れた。今後、県外での宣伝 PRに更に力を入れていきたい﹂と話した。 ▲来場者にプレゼントを配る ▲あいさつをする三村県 太田県本部長 知事 ▲購入者の列 ▲大量購入の方も ▲炊き立ての試食 ▲おむすびおいしいよ! ▲開店前から行列が ▲ミスクリーンライスとお米大使が PR
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