毎日新聞(PDF)

伊勢志摩サミットで「日本の食と農」をアピール
日、三重県志摩市で開か
主要国首脳会議︵伊勢志摩サミッ
∼
画だ。日本が南北に列島が長く、各地
どにJAグループの出資で設立する計
進エージェント﹂︵仮称︶を今秋をめ
おうと企画された。
を通して、世界に松阪牛を知ってもら
た。情報発信力のあるメディア関係者
牛をPRする催しは
﹁国際メディアセンター﹂で、松阪
海外メディアも舌鼓
で青果物の収穫期が異なる特色を生か
えさを厳選し、体の血行を良くして
ジをすることもある
松阪牛は舌ざわりが
良く、まろやかなの
が特徴。2002年
に生産から出荷まで
て帰ってもらいた
のすばらしさを知っ
もらい、日本の食材
陣に松阪牛を食べて
は﹁外国からの取材
庭英悦食料産業局長
るまった農水省の櫻
者らにステーキをふ
まわれた。外国人記
ーキ300食がふる
知事も参加し、ステ
と、鈴木英敬三重県
林水産省の協力のも
できる。当日は、農
どを確認することが
所、個体識別番号な
牛 の 出 生 地 、飼 育 場
ステム﹂が導入され、
阪牛個体識別管理シ
情報を公開する﹁松
の デー タ を一元 管 理、
報道関係者に松阪牛のステーキがふるまわれた
ト︶が
て青果物を供給する体制を整備する。
いるケースとして山梨県の甲州ぶどう
JAグループは国産の農畜産物の輸
を使ったワインを挙げる。その上で
さらに輸出力強化のために、奥野会
る。
﹁付加価値を高める取り組みも農家そ
出力強化を図っており、今回のサミッ
全国農業協同組合中央会︵JA全
れぞれが別々にするのではなくてJA
長は﹁農畜産物を加工し付加価値を高
中︶の奥野長衛会長は国産の良さにつ
トの場を生かしたPR活動も輸出力強
いて、そのヘルシーさと食味のすばら
グループ全体としてあたっていくこと
めることが必要だ﹂と言い、成功して
しさを第一に挙げ、
﹁ 米 、フ ル ー ツ 、 牛
が必要だと考える﹂と話した。
武器になる﹂と力を込める。
ろうじょう
奥野会長は日本農業の現状を、戦国
時代の城攻めにたとえ﹁籠 城 戦 をして
も成功しない。日本農業に援軍は来な
い。野戦に討って出ることが必要﹂と
話す。奥野会長が﹁野戦﹂と例える輸
し、新会社が調整して外国に対して季
日夜に開催され
節ごとに産地がリレー式に輸出を行う
皮下脂肪を均一にするためのマッサー
出を後押しするため、新会社﹁輸出促
松阪牛に
肉などの食味こそ外国産に勝つための
化に向けた取り組みのひとつといえ
世界に進出する、日本の農畜産物
ット開催を支援した。
めとした国産農畜産物を提供してサミ
各国首脳の食事の材料に三重県をはじ
界に向けPRする催しを開催。また、
市朝熊町︶で、松阪牛のおいしさを世
﹁ 国 際 メ デ ィ ア セ ン タ ー ﹂︵ 同 県 伊 勢
内外報道関係者のサミット取材拠点
れた。JAグループはこれに併せて国
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ことで外国に通年で品切れなく安定し
国際メディアセンターで松阪牛をPRする(左から)中川康洋衆院議員、奥野長衛全国農業協同組合中央会会長、
鈴木英敬三重県知事、櫻庭英悦農水省食料産業局長、吉仲繁樹三重県農林水産部長
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い﹂と話した。
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