たなか醫院診聞 175 号今回は 6 月 14 日夕方、NHK に流れた放送の要約です。インターネット『goo TV 番 2015.7.1 発行「NHK スペシャル」 - 沖縄戦全記録からからに乾いた 6 月。作物も土も悲鳴をあげていた所、27 日から一転どしゃ降組』をまとめなおしてみました。昭和 20 年日本軍とアメリカ軍が激しい戦いを繰り広げ、死者は軍と県民合わせて 20 万人にのぼる。この番組は、住民死亡の日時を追跡し、沖縄戦のどの時点で住民が巻き込まれ死に至ったかを明らかにしている。サンゴ礁に囲まれた美しい島、沖縄だが 70 年前、1000 を超すアメリカの船がこの海を埋め尽くし沖縄への攻撃を開始。りに。異常な寒さも加わり、この土日一歩も外に出られず。おまけに度重なる地震で最大 54 万人のアメリカ軍は太平洋の島を次々と突破し日本に辿り着く。4 月 1 日、建物が歪んだのか、医院の雨漏り。昔懐かしい光景で、天井からの雨粒を床においたアメリカ軍が上陸、壮絶な戦いが始まった。番組では糸満市役所に残っている戦没者バケツが受けています。の調査の記録を解析し、82074 人の死者がいつどこで亡くなったのかを、4 月 1 日から 1 日ずつの死者数と亡くなった土地の推移を赤い棒グラフで表す。そして 4 月 20 日、781 人と死者が急増。場所は沖縄・伊江島で当時、アメリカは日本本土への攻撃拠点で伊江島をポイントにしようと陸海空から攻撃を仕掛けた。日本第 32 軍は国を守ろうと空港を破壊するなど対策をねったが余りの人数不足に当時、長勇参謀長は県民に「全県民が兵隊になる事だ。一人十殺の闘魂を持って敵を撃砕するのだ」と住民一体となった戦いを強要。当時、17 歳だった女性は、「1 人でもアメリカ兵を殺しながら死のうね」と仲間と話していた音声を戦後残す。日本軍の最後にかけた攻撃では 4 月 20 日、島の女性らも斬り込みに入り、「住民同士で靖国神社に兵隊と一緒に祀られるから、当時は全員が死なないといかんと思うから何でもないですよ」との録音も残る。戦争末期、昭和天皇は「一億玉砕」を掲げ天皇を守る為、命を顧みない考えになっていた。当時、9 歳だった男性 79 歳は壕の中に家族で隠れる中、アメリカ軍に降伏を言われ、多くの住民が持っていた爆弾による集団自決した中で自分が生き残ってしまったと語る。4 月終わりから 5 月にかけて、沖縄本島では日本軍司令部がある首里をめぐって、沖縄戦最大の攻防が繰り広げられた。アメリカ軍は、戦場に残った住民の被害を極力抑える方針だった。司令官の側近であるジェームス・バーンズ曹長の陣中日誌には、「我々の敵は沖縄の住民ではない」と記されている。しかし、首里をめぐる攻防の 1 か月間での犠牲者多くは、防衛召集という制度で集められた沖縄の人々だった。防衛召集は、沖縄戦の半年前に、台湾の防衛部隊の兵力不足を補うために大本営が定めた制度。浦添市など首里の防衛戦があった場所には、今も旧日本軍の地下壕が残っている。日本軍はこれらの地下壕に身を潜め、敵を待ち伏せる作戦をとった。地下壕で軍民が混在する状況が生まれ、住民の犠牲がさらに膨らむことになった。北海道に住む濱本俊則元上等兵は、「（防衛召集者は）軍事訓練もろくに積まずに、一番危ない仕事をしていた」と話す。防衛召集者の肉声テープには、「（装備もわからない」と話した。住民同士の間でも、赤ちゃんが泣きだすとアメリカ軍に見は）竹やりと手りゅう弾くらい。爆破する時には（手りゅう弾を）抱いていって、戦つかるから地下壕を追い出されたり、泣き止まない子どもを親の目の前で窒息死させ車の下に入って爆発させる」と記録されていた。防衛召集以外にも、戦場に駆り出さてしまうこともあったという。3 か月にわたって軍とともに最前線にいた渡慶次ミツれた住民たちがいた。渡慶次ミツ子さんは、首里攻防戦の最前線を転々とし、軍とと子さんは、「沖縄の人間はなぜこんなに…。（南部へ逃れる途中で砲弾が直撃して亡もに地下壕に身を潜め、弾薬運びや地雷埋め、炊事などを行っていたという。横浜在くなった）姉と一緒に亡くなっておれば一生こんなに苦しい思いをしなくてよかった住の、当時題 32 連隊に所属していた伊東孝一元大尉が取材に応じ、当時は兵士どこのに」と、涙ながらに話した。6 月 20 日、沖縄本島最南端の喜屋武半島では、逃げろか弾薬も食料も、すべてが不足していたという。5 月 14 日、アメリ軍が日本軍司場を失った住民たちが、次々に断崖から身を投げた。南部掃討戦に従事していたグレ令部の目前に迫った。首里に近いシュガーローフの丘をめぐっては、11 回も攻守がン・ニュート元伍長は身を投げて死んだ子供の姿を見て、「どうか戦争を終わらせて入れ替わる激しい戦いとなり、アメリカ軍の死傷者は 4000 人にのぼった。ジェームください」と神に祈ったという。そして 6 月 23 日、牛島満司令官は「最後まで戦え」ス・バーンズの陣中日記には、この戦闘で 231 人の戦闘神経症の兵士が出たとある。との命令を残して自決した。伊東孝一元大尉はその後も南部の地下壕に隠れてゲリラ首里攻防戦の 1 か月で命を落とした住民は、2 万 1600 人。山内榮は当時の映像を見戦を続け、投降したのは終戦後の 8 月末だった。陣中日誌を記したジェームス・バーて、米兵が狙い撃ちにしていたのは民間人だったのではないかと指摘した。アメリンズ曹長は戦後に作家となり、ピューリッツァー賞を受賞した。しかし、沖縄戦につカ・ボストンに住む、シュガーローフの戦いを生き延びたジョー・ドラゴ元伍長は、いては生涯書くことがなかった。元妻のジャネットさんは、「夫は毎晩悪夢にうなさ日本兵と沖縄の住民を見分けることは難しく、常に疑心暗鬼の状態だったという。戦れていた」と話した。陣中日誌の最後は、「戦場のすべてを見た。もう十分だ」で締中にアメリカ軍が日本軍の戦術を分析したインテリジェンス公報には、日本兵が着物めくくられている。沖縄戦での戦没者は、約 20 万人。そのうち 3000 人以上が、遺骨を着て住民に偽装している写真が掲載されている。日本軍の内部文書を英訳した資料さえ見つかっていないという。父親を亡くした女性は、いつどこで亡くなったのかもには、「住民の服を着用するように」との命令が記されていた。第 32 連隊に所属しわからず、生きていた証は慰霊碑に刻まれた名前だけだという。今年も、100 体近いていた伊東孝一元大尉は、部下の中には住民に偽装する者もいたと証言した。アメリ遺骨が発見されたと伝えた。カ軍の無差別攻撃は、さらに常軌を逸していく。地下壕を見つけては逃げ道を断ち、火炎放射器で中を焼きつくした。伊智万里子さんは、狂気を帯びたアメリカ兵の姿が今も頭から離れないという。5 月 31 日、首里の日本軍司令部が陥落し、日米の戦いは事実上決着がついた。バーンズ曹長は陣中日誌の中で「沖縄で見た光景の中でもっとも凄惨なものだった」と記している。首里が陥落した後も、更に 4 万 6000 人以上が犠牲になっている。決着がついていたにも関わらず、全体の半数以上がその後の戦いの中で命を落とした。第 32 軍の牛島満司令官が、首里を撤退して南部で戦いを続ける決断を下し、沖縄本島の最南端に本部を移し、防衛召集された人々や行き場を失った住民も南部に殺到した。アメリカ軍は南部で掃討戦を開始した。海からも艦砲射撃を浴びせ、犠牲が拡大した。住民たちが身を守るためには、地下壕や洞窟に逃げこむしかなかった。しかし、住民は、日本軍が作戦で使用している地下壕を使用できず、また、住民が身を隠していた地下壕を日本軍が奪うこともあったという。濱本俊則元上等兵は、「兵隊は自分の身を守るだけでやっとだった。案外（住民を）利用したか