4-3 家庭・地域・企業の教育力の向上

平成 27 年度
総合 分野 4
計画
体系 施策№ 28
関 係 課 名
施策評価表シート1
施策評価表シート1
施策統括課 社会教育課
第4章 豊かな心を育み楽しく学習できる社会の実現
施 策 名 家庭・地域・企業の教育力の向上
課 長 名
(施策統括責任者)
中島 博樹
協働推進課・教育総務課・学校教育課
目指す
目指す成果(平成26年の状態)
子どもたちは、地域社会の行事などに参加し、他の子どもや大人たちと触れ合い、社会の一員として自らを
認識している。
1.施策の
施策の対象と
対象と対象指標
対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
子どもたち(小学生7歳から高校生18歳まで)
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績) 26年度(実績)
対象指標
A 子どもたち(小学生7歳から高校生18歳まで) 人
30,176
29,837
29,216
28,745
28,526
28,086
27,695
B
C
2.施策の
施策の意図と
意図と成果指標
意図(この施策によって対象をどう変えるのか) 子どもたちが、地域社会の行事などに参加し、他の子どもたちや大人と触れ合い、社会の一
員としての自覚を高める。
成果指標
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績)
A 地域の行事や活動に参加
%
している家庭の割合
B 犯罪・触法少年数が市内の小学
生から20歳未満数に占める割合 %
「子どもへのまなざし運動(市民総参
C 加子ども育成運動)」の市民の認知
度
43.60
43.6
45.0
44.8
45.5
37.0
0.56
0.88
0.90
0.89
0.69
0.60
29.5
32.5
28.0
30.7
34.0
%
26年度
(上段:目標)
(下段:実績)
50.0
39.2
0.85
0.47
50.0
36.8
D
E
A.行政管理課が実施する「市民意向調査」により把握する。
(祭りや子ども会などの地域の行事や活動に参加しているか)
成果指標の測定企 B.佐賀警察署.諸富警察署発表のデータ数値を把握する。
画(実際にどのよう C.行政管理課が実施する「市民意向調査」により把握する。
に実績値を把握す
(「子どもへのまなざし運動」を知っているか)
るか)
A.H18年4月:市民意向調査結果 40%
目標のH26年度で、「市民の半数が、地域の行事や活動へ参加している状況」50%を目標値とした。
目標設定の考え方 B.H18年5月の佐賀警察署発表 1.1%
目標のH26年度で、1%を切ることを目標、現状の改善を目指し、H22基準値を参考に0.85%と設定した。(H21年
(平成26年度) 度で目標値を切ったため中間見直しで新たに数値を設定した。)
C.まずは市民の半数に認知されることを目標に50%と設定。運動を「理解している」「ある程度理解している」の合計で
50%を目指す。
3.施策のコスト
施策のコスト のコスト 項目
事業費(事務事業の事業費合計)
人件費
合計
20年度
53,353
127,912
181,265
21年度
45,036
110,798
155,834
22年度
37,259
109,417
146,676
23年度
54,851
114,719
169,570
24年度
38,468
103,963
142,431
25年度
41,702
111,581
153,283
単位:
単位:千円
26年度
48,885
99,566
148,451
4.施策の
施策の特性・
特性・状況変化・
状況変化・住民意見等
施策評価表シート2
施策評価表シート2
①この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
○地域の子どもは地域で育てるという意識を高める
○青少年を取り巻く環境の浄化に努める
○子どもたちに異年齢での遊びや体験の機会を与え、活動を通して地域社会でのマナー等を学ばせる
○地域住民も地域行事や活動等に参加する
○子どもたちに職業体験の機会を提供する
イ)行政の役割(市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと)
○子どもが社会において保障されるべき様々な権利の尊重に努め、すべての大人が、子どもの育成に関心を持ち、かつ、主体的にかかわる社会
の実現を目指す。
○家庭、地域、企業等、学校等がそれぞれで、また連携して活動できるよう、支援をする。
②施策を取り巻く状況(対象者や根拠法令等)は今後どのように変化するか?
○核家族化、共働き家庭の増加など社会情勢の変化に伴い、家庭教育力の低下が懸念されている傾向がある
○地域のつながりの希薄化により、地域の子どもたちの「学習」や「育ち」を支える地域教育力の低下が懸念されている傾向がある
○いじめや不登校、児童虐待の増加など子どもを取り巻く環境は複雑化、多様化している
○情報化社会の進展により、インターネット依存への対応策や情報モラルの向上が求められている
③この施策に対して、住民(対象者、納税者、関係者)や議会からどんな意見や要望が寄せられているか?また、それにどう対応するのか?
○子ども達の登下校時の安全対策⇒子どもお守り隊の組織化や、登下校の時間に合わせた外出(散歩、買い物等)の実施など、子どもの安全を
地域ぐるみで見守る活動への支援を継続して行う
○地域行事や地域活動への子ども達の参加促進⇒子ども達に地域行事での出番、役割を与え、活躍の場を設け、その頑張りをほめる(承認す
る)ことで、地域行事等への参加を促していく
○青少年の情報モラルへの啓発の実施⇒家庭教育講座等を通じて、専門機関による講演の実施や広報媒体による啓発を継続して実施する
5.施策の
施策の前年度成果結果の
前年度成果結果の振返り
振返り
達成している
○ 概ね達成
達成していない
達成度
評 必要性(市民・社会ニーズ) ○ 増加している
横ばい
減少している
価 市(役所)の裁量余地の大小 ○ かなり大きい どちらかとい どちらかといえ かなり小さい 余地なし
えば大きい
ば小さい
評 達成度:犯罪・触法少年の割合は目標値に達しているが、地域行事などへの参加の割合や子どもへのまなざし運動の認知度については、
啓発活動等により向上しているものの、目標値までには至っていない。
価 必要性:市民意向調査により、家庭や地域の教育力の向上についての重要性は高水準を維持しており、その必要性は高いと考える
理 裁量余地:地域の大人が子どもの育成に関心を持ち、社会全体で子どもたちを育てる仕組みづくりを家庭、地域、企業等、学校等で行うこと
由 は、行政が果たすべき役割なので、成果向上には市の関与が大きく影響する。
(単年度目標 (H26実績/H26目標))
6.これまでの総括
これまでの総括
「目指す成果」の達成度
評
価
○ 概ね達成できた
達成できた
成果指標
単位 当初目標値 H22達成度 H23達成度 H24達成度
地域の行事や活動に参加している家庭の %
50 90.0% 89.6% 91.0%
犯罪・触法少年数が市内の小学生から20 %
0.85 94.4% 95.5% 123.2%
「子どもへのまなざし運動(市民総参加子 %
50 65.0% 56.0% 61.4%
7.施策の
施策の課題認識
施 策 の 課 題 (関係部)
少し遅れている 大幅に遅れている
指標の達成度
74.0% 78.4% 概ね達成できた
141.7% 180.9% 達成できた
68.0% 73.6% 概ね達成できた
H25達成度 H26達成度
○「地域の行事や活動に参加している家庭の割合」は平成24年度をピークに減少し、26年度は前年と比較すれば向上しているもの
の、伸び悩んでいるのが現状であり、子どもへのまなざし運動の啓発方法の見直しが課題である。(社会教育部)
○国や県の機関へのニート、ひきこもりなどの困難を有する青少年に関する相談件数は近年大きく増加しており、その約半数が佐賀
市民であるため、これら青少年への対応が課題となっている。(社会教育部)
○家庭教育力の低下が指摘されているが、課題を解決するための学校現場との連携が課題となっている(社会教育部・こども教育
部)
○携帯電話等電子機器の普及により、家庭や地域における情報モラルの向上が強く求められている(社会教育部・市民生活部)
○青少年の健全育成を推進していくため、青少年センターの移転整備の際に、青少年の居場所・活動の場及び困難を有する青少年
等の支援の拠点施設としての機能を充実させることが求められている。(社会教育部)