4-7 文化芸術活動の振興

平成 27 年度
総合 分野 4
計画
体系 施策№ 32
施策評価表シート1
施策評価表シート1
施策統括課 文化振興課
第4章 豊かな心を育み、楽しく学習できる社会の実現
施 策 名 文化芸術活動の振興
課 長 名
(施策統括責任者)
宮崎圭子
関 係 課 名
目指す
目指す成果(平成26年の状態)
市民は、日頃より文化芸術に接しており、自らも、文化芸術に取り組み、楽しんでいる。
1.施策の
施策の対象と
対象と対象指標
対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
市民
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績) 26年度(実績)
対象指標
A 佐賀市の人口(推計人口) 人
239,045
237,268
237,501
236,740
235,273
234,732
235,215
B
C
2.施策の
施策の意図と
意図と成果指標
意図(この施策によって対象をどう変えるのか) 1人でも多くの市民が文化芸術に接し、心豊かな生活を送る。
成果指標
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績)
A この1年で市内で文化活動
%
に接した市民の割合
47.3
44.0
46.5
43.7
50.6
45.1
26年度
(上段:目標)
(下段:実績)
60.0
45.9
B
C
D
E
佐賀市が毎年実施する市民意向調査で「過去1年間に、市内で文化活動(美術、音楽、映画、演劇、茶
道、華道など)に参加したり、鑑賞したりしたか」の設問に対し、「よく参加・鑑賞した」、「ときどき参加・鑑
成果指標の測定企 賞した」と答えた人の割合
画(実際にどのよう
に実績値を把握す
るか)
基準値となる平成18年度の成果指標の実績値は、44.4%であった。目標年度までの間、様々な事業を実施することで、
目標設定の考え方 1年のうちに何からの文化活動に接する市民の割合が毎年約2ポイントずつ増加することを見込み、平成26年度の目標
(平成26年度) 値を60%と設定した。
3.施策のコスト
施策のコスト のコスト 項目
事業費(事務事業の事業費合計)
人件費
合計
20年度
262,455
9,712
272,167
21年度
289,609
15,465
305,074
22年度
296,230
19,479
315,709
23年度
437,868
16,885
454,753
24年度
304,386
19,150
323,536
25年度
336,541
15,635
352,176
単位:
単位:千円
26年度
262,922
15,220
278,142
施策評価表シート2
施策評価表シート2
4.施策の
施策の特性・
特性・状況変化・
状況変化・住民意見等
①この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・市民は、文化に関心を抱き、文化芸術活動への積極的な参加に努める。
・家庭では、、子どもが文化に接する機会をつくるように努める
・企業は、文化芸術活動を支援するとともに、市民が文化芸術活動に接する機会を提供するよう努める。
・市民文化団体は、自主的な活動を行うとともに、市民が文化に接する機会を積極的に提供する。
イ)行政の役割(市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市民をはじめ幅広く人々が文化芸術にふれる機会を提供する。
・関係機関、関係団体との連携を強化する。
・文化施設を適切に管理する。
・学校現場などで子どもたちが文化芸術にふれる機会を創出する。
・市民文化団体の活動を支援する。
②施策を取り巻く状況(対象者や根拠法令等)は今後どのように変化するか?
・平成13年に文化芸術振興基本法が制定され、地方公共団体の責務として、地域の特性に応じた施策の策定と実施が明記されている。
・平成24年3月に佐賀市の文化振興基本施策の指針となる「佐賀市文化振興基本計画」を策定しており、目標年度である28年度に向け、計画に記
載した事業について適切に取り組んでいく必要がある。
・市民会館は、老朽化及び耐震性の問題により平成28年4月からの休館を決定した。文化会館や東与賀文化ホールについても、それぞれに老朽化
が進んでおり、市民会館の休館に伴い、利用に支障がないようにするため、今後は、より着実に改修を進めていく必要性が高まる。
③この施策に対して、住民(対象者、納税者、関係者)や議会からどんな意見や要望が寄せられているか?また、それにどう対応するのか?
・市民や議会からは、市民会館の休館に伴い、市民の文化活動の場が失われることに伴い、その受け皿をどうするのか検討すべきであるとの意見があるが、まず
は既存施設を有効活用しながら、影響等について利用者や関係者の意見聴取を行っていくこととする。
・議会からは、文化振興基本計画に掲げる重点事業のうち未着手の事業、特に文化振興基金の創設について、今後どのように進めていくのかとの質問がなされ
ているが、市民の芸術文化に対する意識がそれほど高くない現状では、事業に対する理解や協力が得られにくいと考えられること、財源の問題、基金運営組織の
問題などから、現時点で実施の目途が立っていない。
・佐賀市民芸術祭については、市民や文化団体などからジャンルの拡大や出演者の選考方法について意見がある。ジャンルの拡大については、スタッフや予算、
会場の制約により、すぐに対応できる状況ではない。出演者選考は、一部のプログラムについて、文化団体等に呼びかけて出演希望者を募り、実行委員会で選
考を行う方法で対応している。
5.施策の
施策の前年度成果結果の
前年度成果結果の振返り
振返り
達成度(単年度目標
) 評 必要性(市民・社会ニーズ)
価 市(役所)の裁量余地の大小
(H26実績/H26目標)
評
価
理
由
○
達成している
増加している
かなり大きい ○
○
概ね達成
横ばい
どちらかとい
えば大きい
どちらかといえ
ば小さい
達成していない
減少している
かなり小さい 余地なし
・達成度: 成果指標の実績値は、目標値を14.1ポイント下回っており、達成していない。
・必要性: 市民意向調査によると施策の重要度の評価(得点)は、前年度と同じであり、必要性は横ばいである。
・裁量余地: 文化芸術にふれたり、自ら取り組むことは、個人の価値観やライフスタイルによって左右される部分が大きいが、文化芸術に
ふれる機会の充実、情報の発信、利用しやすい施設の整備などの環境整備を市が行うことによって、成果向上に寄与すると
考えられる。
6.これまでの総括
これまでの総括
「目指す成果」の達成度
成果指標
この1年で市内で文化活動に接した市民
評 の割合
価
7.施策の
施策の課題認識
達成できた
概ね達成できた
○
%
60.0
77.5%
72.8%
84.3%
75.2%
大幅に遅れている
少し遅れている
単位 当初目標値 H22達成度 H23達成度 H24達成度 H25達成度 H26達成度
76.5%
指標の達成度
少し遅れている
施 策 の 課 題 (関係部)
(全て社会教育部)
・市民意向調査の結果によると、本施策に対する今後の重要度の評価は低く、文化芸術は、一部の人たちの趣味的な活動であると捉えられている
ことがうかがえる。文化芸術は、心を豊かにし、生活に潤いを与えてくれるものであり、まちのイメージアップにもつながるものであるが、そのような文
化の重要性が市民の中に十分浸透しているとは言えない。
・九州県都及び政令指定都市の人口1人当たりの芸術文化経費決算額の平均(24年度)は、1,695円で、佐賀市(1,294円)を大きく上回っている。特
に北九州市は、佐賀市と同様の市民意向調査で「今後もっと力をを入れてほしい施策」の質問があり、「芸術文化活動の振興」の施策が36施策中22
位と、全施策中最下位である佐賀市と比較して高い位置にあるが、1人当たりの芸術文化経費決算額も佐賀市の2倍近い額となっている。このよう
に、市民の意識を高めるためには、行政の積極的な姿勢も必要であると考えられる
・26年度の佐賀市民芸術祭には、3日間で8,500人の来場があり、市民が文化芸術にふれる機会の充実につながっていると考えられる。各プログラ
ムの参加者の満足度は非常に高く、日頃の文化芸術の鑑賞機会が少ない人も芸術祭を契機として、その後鑑賞意欲が高まっているというアンケー
トの結果が出ている。成果指標の年代別実績値について、24年度までは、50代以上が高く、20代、30代は低かったが、25年度以降、年代別の差が
少なくなっていることから、芸術祭が何らかのプラスの影響を及ぼしているとも考えられ、今後、さらなる内容の充実と来場者の拡大が必要である。
・文化振興のために、行政が行うべきことは、「場の提供」「人 育成」「機会の提供」である。市民会 の
により、文化
の活動の場が
れるとともに、発 会などを行う に、会場 定の
が るなど、 様な活動の
に
を来たす
性がある。このように、28年度以降
は、「場の提供」の部分が くなることから、本市の文化活動が
しないよう の
で っていくことが められる。
表
弱
際
材
選 選択肢 減
多
停滞
展開 支障
他 側面 補
館 休館
可能
求
団体
失わ