市民は、公共交通機関を快適に利用でき、主要な場所へスムーズに移動

平成 27 年度
施策評価表シート1
施策評価表シート1
施策統括課 企画政策課
総合 分野 3 第 章 自然と調和した個性的な美しいまちの実現
計画
体系 施策№ 16 施 策 名 総合交通体系の確立
関 係 課 名
課 長 名
(施策統括責任者)
大城 敬宏
交通局
目指す
目指す成果(平成26年の状態)
市民は、公共交通機関を快適に利用でき、主要な場所へスムーズに移動することができる。
1.施策の
施策の対象と
対象と対象指標
対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等 佐賀市民
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績) 26年度(実績)
対象指標
A 佐賀市の人口
人
236,057
235,692
236,357
235,350
236,004
235,469
235,162
B
C
2.施策の
施策の意図と
意図と成果指標
意図(この施策によって対象をどう変えるのか) 市民が公共交通機関を快適に利用でき、主要な場所にスムーズに移動することができる。
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績)
成果指標
A 公共交通機関の利用者数
万人
B やすいと感じている市民の割
%
C
市内を走る路線バスが利用し
合
277.0
267.5
271.5
268.3
273.9
277.5
31.1
29.7
30.8
32.3
26年度
(上段:目標)
(下段:実績)
273.9
269.6
34.1
31.2
D
E
成果指標の測定企 A 市が運行に関与する公共交通機関(市営バス、富士町廃止路線代替バス、三瀬コミュニティバス、松梅地区デマンド
画(実際にどのよう タクシー)の利用者合計とする。
に実績値を把握す
B 市民意向調査結果による。
るか)
成果指標A、Bともに、平成25年度の実績値を勘案し、目標値を再設定した。
目標設定の考え方 A 佐賀市営バス事業経営(H26~30年度)の運行収入見込に合わせて、利用者数を算出した。平成26年度に3.0%減
(平成26年度) 少後、毎年0.5%増加を見込んだ。
B 平成23年度に策定した公共交通ビジョンに基づく施策の成果は、翌年度以降徐々に現れてくると想定し、平成24年
度から、毎年1.5%ずつの成果向上を目標に設定した。
3.施策のコスト
施策のコスト のコスト 項目
事業費(事務事業の事業費合計)
人件費
合計
20年度
178,243
12,928
191,171
21年度
168,681
21,906
190,587
22年度
387,478
24,825
412,303
23年度
519,336
26,371
545,707
24年度
363,035
26,676
389,711
25年度
510,336
21,381
531,717
単位:
単位:千円
26年度
659,502
23,591
683,093
施策評価表シート2
施策評価表シート2
4.施策の
施策の特性・
特性・状況変化・
状況変化・住民意見等
①この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
(1)すべての市民は、公共交通が果たす環境負荷の軽減や交通渋滞の緩和等を理解し、公共交通機関を積極的に利用する。
(2)企業、事業者等においては、従業員等が公共交通機関を利用することについて配慮し、利用を促進する。
イ)行政の役割(市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと)
(1)市営バスについては、経営改善を図り、生活路線の維持に努める。
(2)バス事業者と協力しながら、人口減少、少子高齢化、環境問題等の社会変化に対応した取り組みにより、バスの利用を促進する。
(3)駅、空港については、他自治体や民間事業者、団体等と連携して、その利用促進を図る。
②施策を取り巻く状況(対象者や根拠法令等)は今後どのように変化するか?
(1)高齢化、過疎化、核家族化等の進行により、自ら移動手段を確保できない方が増加する一方で、モータリゼーションの進行を背景に、民間バ
ス事業者等の経営難など、公共交通を取り巻く環境は悪化している。
(2)平成25年12月に交通政策基本法が公布、施行され、公共交通に対する国や自治体の責務がはじめて明記された。まちづくりと連携した、地
域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築が求められている。
③この施策に対して、住民(対象者、納税者、関係者)や議会からどんな意見や要望が寄せられているか?また、それにどう対応するのか?
(1)公共交通に関する市民アンケートでは、バスの運行本数の増加、ルートや運行時間の見直しなど、多くの意見が寄せられている。また、交通
不便地域が多い、富士町や三瀬村等の北部地域の住民からは、地域特性に応じた移動手段の確保が求められている。
(対応)大和町松梅地区、富士地区に続き、三瀬地区の公共交通のあり方に関して、地域住民の意向を踏まえながら取り組みを進めている。
(2)議会からは、交通局の健全経営が求められている。また、南部地域における公共交通環境の改善が求められている。
(対応)佐賀市営バス事業経営計画に基づき、健全経営に努める。また、南部地域の地域交通のあり方に係る基礎調査を26年度に実施した。調
査結果を踏まえ、今後、南部地域の公共交通のあり方について検討を進めることとしている。
5.施策の
施策の前年度成果結果の
前年度成果結果の振返り
振返り
評
価
評
価
理
由
達成度
(単年度目標 (H26実績/H26目標))
達成している
○
達成できた
○
概ね達成
達成していない
横ばい
○ 増加している
減少している
どちらかといえ かなり小さい 余地なし
○ かなり大きい どちらかとい
市(役所)の裁量余地の大小
えば大きい
ば小さい
○達成度 いずれの指標も、目標値に達しておらず、また、前年度実績も下回ったことから、達成していないとした。
○必要性 交通政策基本法の施行により、自治体の責務が明記されたことに加えて、身近な移動手段を確保できない市民が増加してお
り、その必要性は高まっていると判断した。
○市の裁量の余地の大小 市交通局が市内中心部、南部地域の25路線を直接運行していることから、市の裁量余地は大きい。
必要性(市民・社会ニーズ)
6.これまでの総括
これまでの総括
「目指す成果」の達成度
成果指標
評
価
概ね達成できた
少し遅れている
大幅に遅れている
単位 当初目標値 H22達成度 H23達成度 H24達成度 H25達成度 H26達成度
公共交通機関の利用者数
万人
市内を走る路線バスが利用しやすいと %
感じている市民の割合
7.施策の
施策の課題認識
指標の達成度
268.0
101.3%
100.1%
102.2%
103.5%
100.6%
達成できた
29.0
107.2%
102.4%
106.2%
111.4%
107.6%
達成できた
施 策 の 課 題 (関係部)
・市営バスの利用者は、1968年の1,500万人をピークに年々減少し、バス路線別収支では、26路線のうち19路線が赤字となって
いる。また、民間バス事業者も、利用者減少で路線の維持が困難となっており、公的支援を受けながら路線を維持している。(企画調
整部、交通局)
・地域特性に応じた多様な公共交通の実現のため、まずは、過疎化が進行している北部地域(大和町松梅、富士、三瀬)の見直しを
優先的に行ってきた。今後、南部地域の公共交通のあり方を検討していくこととしているが、一方で、全市的な公共交通ネットワークの
再構築についての整理が課題である。(企画調整部)
・有明佐賀空港は、東京線の増便(5便化)、成田線の就航などにより年間利用者が55万人を超えた。今後も、有明佐賀空港活性化
推進協議会の取り組みを通じて、更なる利便性の向上に取り組む必要がある。(企画調整部)