4-2 就学前からの教育の充実

平成 27 年度
総合 分野 4
計画
体系 施策№ 27
施策評価表シート1
施策評価表シート1
施策統括課 教育総務課
第4章 豊かな心を育み、楽しく学習できる社会の実現
施 策 名 就学前からの教育の充実
課 長 名
(施策統括責任者)
藤田 基明
関 係 課 名 学校教育課・学事課・保育幼稚園課
目指す
目指す成果(平成26年の状態)
子どもたちは、楽しく学校に通い、意欲的に学んでいる。
1.施策の
施策の対象と
対象と対象指標
対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
保育園・幼稚園の園児・児童、小学校児童、中学校生徒
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績) 26年度(実績)
対象指標
A 保育園・幼稚園の園児、児童 人
8,121
8,146
8,289
8,113
8,244
8,241
8,535
B 小学校児童
人
13,828
13,599
13,360
13,138
12,861
12,566
12,387
C 中学校生徒
人
6,400
6,326
6,212
6,056
5,997
6,052
6,036
2.施策の
施策の意図と
意図と成果指標
意図(この施策によって対象をどう変えるのか) 楽しく学校に通い、意欲的に学んでいる。
成果指標
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績)
A 不登校児童・生徒の全体
%
に占める割合
1.48
1.32
1.16
1.08
1.14
1.24
B に通っていると感じている市民の %
90.40
92.90
94.40
93.00
94.00
94.60
82.00
90.00
86.00
94.60
96.00
96.00
79.20
79.80
82.00
82.50
84.90
84.30
-
99.50
100.60
99.90
98.10
99.40
園児が楽しく幼稚園・保育所(園)
割合
幼稚園・保育園から小学校へ円
C 滑に接続できたと思う小学校1年 %
生の学級の割合
「児童生徒が楽しく小中学校に
D 通っている」と感じている市民の %
割合
E 生徒(中学2年4月現在)の学
%
力水準(対県比)
成果指標の測定
企画(実際にどの
ように実績値を把
握するか)
26年度
(上段:目標)
(下段:実績)
1.16
1.29
94.00
89.60
95.00
100.00
86.00
83.00
101.00
97.70
A 文部科学省調査
B アンケート調査(行政管理課が行う市民意向調査)
C アンケート調査(保育幼稚園課が行う学校(学級担任)アンケート)
D アンケート調査(行政管理課が行う市民意向調査)
E 佐賀県中学校学習状況調査(中学2年4月段階)(H24年度までは、「標準学力検査(H24年度をもって休止)」(中学
2年生)。H21年度までは「基礎基本到達度調査(H21年度をもって休止)」(小学3年生)を使用。
A H26年度は全国値(H19年度:1.20%)以下にする。
B 子どもの発達に、悩みや不安を感じる保護者を考慮して設定。
目標設定の考え C 小学校入学後の児童の状況を幼稚園・保育園児が楽しいと感じていると思う市民の割合(成果指標B)に近づけ
方(平成26年度) る。当初目標値を平成24年度に達成したが、目標値を高く設定しているため維持に努める。
D H22年度に当初目標である82%に到達。H24年度に成果目標値を上方修正。
E 佐賀県中学校学習状況調査における正答率の目標値が、対県比100以上
単位:
単位:千円
3.施策のコスト
施策のコスト のコスト 項目
事業費(事務事業の事業費合計)
人件費
合計
20年度
2,372,522
340,837
2,713,359
21年度
3,647,344
326,180
3,973,524
22年度
3,793,806
412,975
4,206,781
23年度
4,190,147
505,411
4,695,558
24年度
3,689,471
523,887
4,213,358
25年度
3,555,851
509,267
4,065,118
26年度
5,165,990
510,039
5,676,029
施策評価表シート2
施策評価表シート2
4.施策の
施策の特性・
特性・状況変化・
状況変化・住民意見等
①この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・家庭では、子どもに基本的な生活習慣や社会のルールを身に付けさせる。
・地域では、子どもに地域の一員としての自覚を促し、郷土を誇りに思う心情を育むために、学校行事や授業に参加したり、様々な体験活動や交流
活動の機会を提供する。
・企業では、子どもの勤労観・職業観を育むために、学校行事や授業に参加したり、子どもの職場見学や就業体験の機会を提供する。
イ)行政の役割(市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと)
(1)教育の縦軸をつなぐ
・社会の一員として心豊かにたくましく生きる力を育成する。
(佐賀市が義務教育9年間を通して身に付けさせたい力:基礎学力、倫理観・社会常識、佐賀を誇りに思い愛着をもつ心情)
・子どもの育ちと学びの連続性を確保するために、幼保小及び小中の連携を図る。
・不登校の児童生徒や障がいのある子どもなど、手厚い支援が必要な子どもに対して支援を行う。
・学校の組織運営体制の強化や教職員の資質向上に向けた取組を行う。
・子どもたちの安全・安心を確保するとともに、質の高い教育環境を整備する。
(2)教育の横軸をつなぐ
・地域に開かれた学校づくりを行う。
・学校と家庭、地域、企業との連携・協力体制を構築し、地域全体で学校を支える仕組みづくりを行う。
②施策を取り巻く状況(対象者や根拠法令等)は今後どのように変化するか?
・ 教育基本法第16条において、地方公共団体は、その地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施
しなければならないこと、また、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならないことが明記されている。
・ 学習指導要領が改訂され、その円滑な実施に向け、教科書・教材、学校の施設・設備など教育を支える条件整備を整える必要がある。
・ 経済情勢の悪化により家計に深刻な影響が生じており、就学援 など子どもの教育 会 等の確保が一
められる。
・ 特 支援教育を必要とする児童生徒が増加してきている。
・ に校 等の
化を終 させるよう、 からの指導があっている。
助
別
早期 舎
機 均
層求
耐震 了
国
③この施策に対して、住民(対象者、納税者、関係者)や議会からどんな意見や要望が寄せられているか?また、それにどう対応するのか?
・ 基礎学力の向上→ティームティーチング、少人数指導などで個に対応する指導の工夫を行うとともに、スキル学習、ドリル学習の充実などを図
る。
・ いじめ、不登校対策の充実→いじめ、不登校、問題行動等の予防策と即時対応についての研究、相談体制の充実を図る。また、小中一貫・連携
教育体制の更なる充実を図ることで、小中のスムーズな接続を図り、不登校などの、いわゆる中一ギャップの緩和を目指す。
・ 特別支援教育の充実→配慮を要する児童生徒に個々の特性に応じた支援を行う生活指導員や特別支援学級支援員の配置などの校内体制の
充実を図る。
・ 学校施設の耐震化→耐震化を計画的に推進する。
5.施策の
施策の前年度成果結果の
前年度成果結果の振返り
振返り
評
価
評
価
理
由
達成度(単年度目標 (H26実績/H26目標)
必要性(市民・社会ニーズ)
) ○
市(役所)の裁量余地の大小
増加している
かなり大きい
概ね達成
横ばい
どちらかとい
○ えば大きい
達成していない
減少している
どちらかといえ
ば小さい
かなり小さい
余地なし
・達成度:成果指標の目標値に最終的には届かないものがあったが、どの項目もほぼ前年度と同水準である。
・必要性:教育行政に対する市民・社会の関心は高まってきており、施策の必要性は増加している。
・裁量余地:市教委や学校等の独自の取り組み、例えば、目指す子ども像を個々の学校の教育課程に掲げたり、特色ある学校運営や小中一
貫教育の推進等の取組によるところも大きい。
6.これまでの総括
これまでの総括
「目指す成果」の達成度
成果指標
評
価
○
達成している
不登校児童・生徒の全体に占める割合
園児が楽しく幼稚園・保育所(園)に通っ
ていると感じている市民の割合
幼稚園・保育園から小学校へ円滑に接
続できたと思う小学校1年生の学級の割
合
「児童生徒が楽しく小中学校に通ってい
る」と感じている市民の割合
生徒(中学2年4月現在)の学力水準(対
県比)
7.施策の
施策の課題認識
達成できた
単位
%
%
%
%
%
○
概ね達成できた
少し遅れている
当初目標値 H22達成度 H23達成度 H24達成度 H25達成度 H26達成度
大幅に遅れている
指標の達成度
1.16
100.0%
107.4%
101.8%
93.5%
89.9%
少し遅れている
94
100.4%
98.9%
100.0%
100.6%
95.3%
概ね達成できた
95
90.5%
99.6%
101.1%
101.1%
105.3%
達成できた
82
100.0%
100.6%
103.5%
102.8%
101.2%
達成できた
101
99.6%
98.9%
97.1%
98.4%
96.7%
少し遅れている
施 策 の 課 題 (関係部)
・学校現場の情報教育の環境整備や授業におけるICT機器の利活用を推進していく必要がある。
・子どもの育ちと学びの連続性の観点から幼保小の連携及び小中一貫・連携教育の取組強化と充実が必要である。
・不登校児童生徒への支援強化やいじめの未然防止、特別支援教育の充実のため庁内支援体制を充実する必要がある。
・安全で快適な学校環境の整備を計画的に進めていく必要がある。
・教職員の多忙化・多忙感を解消し、意識改革を促すとともに、子どもたちと向き合う時間を確保し、信頼される学校づくりを一層進めてい
く必要がある。
・ふるさとに愛着と誇りを持つ心情を醸成する必要がある。
・主体的に学習する意欲や望ましい学習習慣の育成を図り、基礎学力の向上に向け各学校の実態に応じて学習指導を工夫・充実してい
く必要がある。
・学校における食育では、衛生管理の徹底や設備の充実が必要である。