平成 27 年度 総合 分野 3 計画 体系 施策№ 19 関 係 課 名 施策評価表シート1 施策評価表シート1 施策統括課 都市デザイン課 第3章 自然と調和した個性的な美しいまちの実現 施 策 名 景観の形成 課 長 名 (施策統括責任者) 武藤 英海 - 目指す 目指す成果(平成26年の状態) 市内はまちなみが整い、良好な景観が形成されており、市民は美しいまちだと感じている。 1.施策の 施策の対象と 対象と対象指標 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等 市民 単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績) 26年度(実績) 対象指標 A 人口 人 236,057 235,692 236,357 235,350 235,273 234,732 235,215 B C 2.施策の 施策の意図と 意図と成果指標 意図(この施策によって対象をどう変えるのか) 景観向上意識の醸成による良好な景観の形成 成果指標 単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(実績) 市内はまちなみが整い、 A 良好な景観が形成されて おり、美しいと感じている % 市民の割合 53.8 59.8 62.7 55.5 57.9 60.6 26年度 (上段:目標) (下段:実績) 65.0 64.3 B C D E 市民意識調査による。 (「お住まいの地域はまちなみが整い、良好な景観が形成されており、美しいと感じるか。」の問いに対し 成果指標の測定企 て、「感じている」、「どちらかといえば感じている」と回答した人の割合) 画(実際にどのよう に実績値を把握す るか) 第一次総合計画見直しの際の基準値が59.8%(H21実績値)であり、前期計画のポイント上昇平均値が年1.6%で 目標設定の考え方 あったことに加え、平成22年度には景観計画の策定、景観条例の制定を予定しており、景観施策の更なる充実を図っ (平成26年度) ていく必要があるため、後期計画においては年1%ずつ上昇を目指すこととし、H26年度の成果目標を65%とした。 3.施策のコスト 施策のコスト のコスト 項目 事業費(事務事業の事業費合計) 人件費 合計 20年度 10,711 33,191 43,902 21年度 14,177 35,922 50,099 22年度 18,491 37,682 56,173 23年度 24,655 35,702 60,357 24年度 42,221 38,134 80,355 25年度 16,469 33,968 50,437 単位: 単位:千円 26年度 36,053 32,168 68,221 施策評価表シート2 施策評価表シート2 4.施策の 施策の特性・ 特性・状況変化・ 状況変化・住民意見等 ①この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担) ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと) ・良好な景観が「共有の財産」であることを理解し、景観の保全・形成に協力する。 ・身近な景観の形成に努める。 ・規制・誘導の趣旨や基準のあり方を理解し、景観の保全・形成に協力する。 イ)行政の役割(市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと) ・景観の重要性、保全・形成の必要性について、市民の意識を啓発・醸成する。 ・景観形成のための、市民や事業者との連携を強化する。 ・景観形成のために必要な仕組みを構築する。 ・景観形成のために必要な助言・指導を行う。 ②施策を取り巻く状況(対象者や根拠法令等)は今後どのように変化するか? ・景観法の制定以降、この法律の趣旨の理解が徐々に浸透し、景観行政団体となる自治体も年々増加しており(佐賀市はH17.6月移行)、全国的に 景観の保持・向上に対して関心が高まってきている。 ・佐賀県でも、H19.3月に「美しい景観づくり基本計画」を策定、H20.4月には美しい景観づくり条例を施行している。また、H22.4月に屋外広告物条例を 改正、美しい景観を創出していくため、屋外広告物のあるべき姿を示した「佐賀県屋外広告物ガイドライン」を周知対象者別に策定している。 ・佐賀市では、景観法に基づく「景観計画」及び「景観条例」をH23年度に策定し、H24年4月から施行。特に建物の色彩について基準を導入し、規 制、誘導を行っている。 ・H23年度には歴史的風致維持向上計画が国の認定を受け、今後歴史的風致を生かしたまちづくりに弾みがつく。 ・H26年度に屋外広告物条例を改正施行したことから、基準超過のものを含めた未許可広告物の許可率向上のための取組が急務である。 ③この施策に対して、住民(対象者、納税者、関係者)や議会からどんな意見や要望が寄せられているか?また、それにどう対応するのか? ・住民や議会から屋外広告物について、適正な規制・誘導が求められているため、違反物件への是正指導を徹底するとともに、屋外広告物条例の 周知徹底を図る。 ・屋外広告物に対する規制、誘導については、設置場所や大きさに基準を設けているが、意匠については設置者の裁量であるため、さまざまなもの が掲出され、景観阻害要因となる可能性が大きいことから、一定の規制が必要と思われるため、今後検討が必要。 ・住民や議会から歴史的建造物等の保全に対する要望が寄せられ、関心の高さが伺えるため、景観上重要な建造物等の保全・活用等について支 援を行う。 5.施策の 施策の前年度成果結果の 前年度成果結果の振返り 振返り ○ 概ね達成 達成していない 達成度 ) 達成している 評 必要性(市民・社会ニーズ) ○ 横ばい 減少している 増加している 価 市(役所)の裁量余地の大小 どちらかといえ かなり大きい ○ どちらかとい かなり小さい 余地なし えば大きい ば小さい 評 ・達成度:成果指標の実績は、前年度より3.7ポイントも増加し、年度目標数値を概ね達成した。 価 ・必要性:市民意識調査によると「景観の形成」の重要度にかかる市民意識は変動はなく、必要性は変わらない。 理 ・裁量余地:条例の規定により事業を実施しており、規制、誘導共、事業内容に関しては裁量の幅は大きい。 由 (単年度目標 (H26実績/H26目標) 6.これまでの総括 これまでの総括 「目指す成果」の達成度 評 価 成果指標 市内はまちなみが整い、良好な景観が 形成されており、美しいと感じている市 民の割合 7.施策の 施策の課題認識 達成できた ○ 概ね達成できた 少し遅れている 単位 当初目標値 H22達成度 H23達成度 H24達成度 H25達成度 H26達成度 % 65.0 大幅に遅れている 指標の達成度 96.5% 85.4% 89.1% 93.2% 98.9% 概ね達成できた 施 策 の 課 題 (関係部) ・市民意向調査によると、8割近くの市民が、「景観の形成」については重要であると答えており、また、4割を超える市民が、特色ある景観 地区の保全や屋外広告物の規制、景観の重要性・必要性についての意識啓発が必要と答えている。 ・佐賀城周辺、長崎街道沿いの歴史的景観や、田園、棚田、里山、水路、クリークなどの特色ある景観資源に対して、さらに保全に努める 必要がある。 ・全国チェーンの店舗で派手な色使いやロゴの使用を主張する事業者の進出が見られ、景観に対するマイナスの影響が懸念される。 ・H20.4月に施行した屋外広告物条例の経過措置期間が、H24年度末をもって終了し、既存広告物に対する早急かつ適格な指導、誘導が 必要であったことから、平成26年度に条例を改正施行したが、制度の理解が進んでいるとは言えず、既存広告物の許可率向上のための 取り組みが急がれる。 ・良好な景観の形成は、「共有の財産」であるという認識の下、市民や事業者の協力なくしては実現できないため、意識の啓発・醸成が大 切である。 ・景観向上のためには、景観阻害要因の排除と景観形成のための取り組みが必要であるが、建築物、屋外広告物等の外観の改修、緑化 などには市民の負担が伴うため、強力な指導は困難。
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