1 件名 江東区耐震・不燃化推進事業(仮称)に係る調査・コンサルティ

別記1
委
1
託
仕
様
書(案)
件名
江東区耐震・不燃化推進事業(仮称)に係る調査・コンサルティン
グ業務委託
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履行期間
平成28年4月1日から平成29年3月31日まで
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業務目的
江 東 区 ( 以 下 、「 区 」 と す る ) の 北 砂 6 、 北 砂 7 、 大 島 7 、 東 砂 5 、
亀 戸 3 、 亀 戸 5 丁 目 地 区 ( 以 下 、「 該 当 地 区 」) は 、 地 域 危 険 度 ( 地 震
に 関 す る 地 域 危 険 度 測 定 調 査 報 告 書( 第 7 回 )平 成 2 5 年 9 月 東 京 都 )
が高く、また自然更新のみでは平成32年度までに不燃領域率70%
の達成が困難な状況であり、予想される首都直下地震で建物の倒壊や
火災延焼の可能性が高い。被害を最小限に抑えるためには、多様な対
策を組み合わせ、地域住民と協働して地震や火災に強いまちづくりを
強力に推進していく必要がある。
江東区耐震改修促進計画(平成25年3月改定)では、区の住宅の
耐震化率を81%(平成25年度現状)から95%(平成32年度目
標)としており、また重点的に取り組むべき施策の中で不燃化特区以
外の木造住宅密集地域について事業展開を図ることが定められている。
よって区は今後該当地区において、東京都建築安全条例第7条の3第
1項の規定による区域指定(以下、「新防火規制」)、老朽建築物の
適正管理条例の制定、老朽建築物の除却助成、戸建て建替えの際の設
計・監理費の助成、戸別訪問他の事業化を予定している。
本業務は、計画的な耐震・不燃化の推進を図るため該当地区の状況
を調査・分析、実施に向け有効な施策の抽出及び制度の構築をし、整
備プログラムを作成するとともに、住民説明会の開催や区庁内及び東
京都との協議・調整支援を行い、耐震化率95%達成に寄与し、不燃
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領域率70%達成のための施策展開に向けた区の取り組みに関するコ
ンサルティングを行うものである。
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検討対象区域
北砂6丁目、北砂7丁目、大島7丁目、東砂5丁目、亀戸3丁目、
5 丁 目 ( 合 計 面 積 約 1 2 6 ha)
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委託内容
(1)
調査・分析
該当地区における下記の調査・分析を行う。
ア
調査・整理
(ア)
現況調査・整理
現況建物、未接道宅地、道路、公園等に関する現況について
江東区土地利用現況調査等のデータや区から提供される関連資
料、現地調査をもとに現況を調査、整理する。
(イ)
各種計画、整備の実施状況調査・整理
上位計画、関連計画や、これまでの整備実施状況を調査、整
理する。
(ウ)
権利調査・整理
登記情報等による土地・建物の権利調査を行い(法務局へは
公 用 交 付 請 求 )、 土 地 各 筆 調 書 、 建 物 調 査 簿 等 を 作 成 す る 。
(エ)
住民アンケート調査・集計
地区住民の耐震・不燃化やまちづくりに対する意向を把握す
るとともに、耐震・不燃化を推進するために重点的に取り組む
べき施策等を明確化させるためのアンケート調査表を設計・作
成し、配布、郵送回収し集計する。アンケートの対象は該当地
区を基本とし発送は3,500件程度とするが、区と協議して
定めるものとする。
イ
分析
(ア)
上 記( ア )~( ウ )の 調 査 結 果 を G I S 等 に よ り 図 表 化 、
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分 析 する と と も に 、耐震 化 率 及 び 不 燃領 域 率(平 成 2 8 年 4 月
現在)を算出し、課題等を整理する。
(イ)
(2)
ア
上記(エ)の調査結果を分析し、課題等を整理する。
コンサルティング
事業量及び費用対効果の算定
耐震化率向上に寄与し、不燃領域率70%以上を達成するため
の見通しを定量的に出すため、建築物の必要除却数、建替え必要
数、及び道路、公園等の必要整備量を算出し、事業に伴う必要費
用は6月末を目途に算定する。その際、建物の建替え誘導にあた
っては、そのために必要な施策の提案を地区特性に従い具体的に
行い事業量を算出するとともに、道路、公園の整備においては、
ヘドニック法等を用い、費用対効果の算定を行う。
イ
規制誘導方策の導入検討・調整
(ア)
規制誘導方策の導入検討
新防火規制及び地区計画の制度等についての導入について検
討(制度概要、規制範囲、適用課題等の整理)する。
(イ)
関係機関との協議支援
東京都等への協議に係る資料等の作成及び申請書類等の作成
支援を行う。
ウ
優先して事業を行う該当地区の選定
調査・分析結果と事業量等から、優先して事業を行う該当地区
を選定する。
エ
国庫補助金及び都の補助金導入検討・調整
(ア)
国庫補助金及び都の補助金導入検討
本事業に関わる適用が可能な国庫補助金や東京都補助金の導
入について検討する。
(イ)
関係機関との協議支援
国、東京都等への協議に係る資料等の作成及び申請書類等の
作成支援を行う。
オ
庁内検討会等の開催に係る支援業務
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区庁内で設置される検討会・ワーキングの開催に際して資料作
成、議事録作成等の支援業務を行う。
カ
地元対応に係る支援業務
耐震・不燃化への取組みを推進していくための地元の理解と
協力を得るため、住民説明会の開催支援業務を行う。説明会は
該当地区あたり3回程度を想定し、説明等に係る資料及び議事
録作成を行うこととするが、必要回数に至らない場合は、相当
の資料作成等を行う。
キ
整備プログラムの作成
上記ア~カの結果をもとに、整備プログラムを作成する。
(ア)
区域( 地 区名 、位置 、面 積、地 区 の 現 況・課 題、地 域 危
険 度 、現 況 耐 震 化 率 、現 況 不 燃 領 域 率 、上 位 計 画 、関 連 計 画 や 、
これまでの整備実施状況、区域図)
(イ)
整 備 目 標( 定 性 的 目 標 及 び 定 量 的 数 値 目 標 )及 び 整 備 方
針(目標達成の基本的考え方)
(ウ)
具体的取組内容の案(各種助成や戸別訪問等各種事業、
規 制 誘 導 策 、整 備 方 針 図 、整 備 ス ケ ジ ュ ー ル 等 区 と 調 整 の 上 記
載 す る 。)
ク
整備プログラムの説明資料作成
整備プログラムの作成に際して、検討した事項や根拠となった
データ・資料等を整理した説明資料を取りまとめる。
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遵守事項
業務の遂行にあたり、受託者は下記の事項を遵守すること。遵守
事項に違反したと判断した場合は、本契約を解除し、生じた損害に
ついて請求することがある。
(1)
個人情報の保護
次 に 掲 げ る 事 項 は 、従 事 者 に 対 し て 十 二 分 に 周 知 、教 育 す る こ と 。
ア
秘密の保持
イ
第三者への提供禁止
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ウ
目的外利用の禁止
エ
事故発生時の報告
オ
情報の管理方法の指定
カ
区職員の立入調査
キ
持込んだ情報機器の限定的使用
(2)
公平性の確保
業 務 の 履 行 に 関 し て は 、特 定 の 個 人 、団 体 へ の 便 宜 供 与 を 行 わ ず 、
またその行為が疑われることのないよう留意すること。
(3)
業務責任者の選任
業務の円滑な遂行のため、受託業務を総合的に管理監督する業務
責任者を1名選任し、区に届けること。なお、届け出の際は業務責
任者が有する資格を証明できる書類を添付すること。また、業務責
任者が交代する際も同様とする。
(4)
業務計画書等の提出
委 託 業 務 の 円 滑 な 遂 行 の た め 、業 務 責 任 者 を 通 じ 区 の 定 め る 期 日
ま で に 業 務 計 画 書・業 務 従 事 者 名 簿・業 務 報 告 書 等 を 提 出 す る こ と 。
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成果品
(1)
報 告 書 ( A4版 )
(2)
報告書資料編
(3)
報告書概要書(A3版)
(4)
事 前 申 請 図 書 (都 市 計 画 等 ) 製 本 5 部
(5)
補助金等申請資料
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製本5部、電子データ
製本5部
1式
電子データ1式
紙5枚、電子データ1式
電子データ
1式
1式
特記条項
個人情報については、江東区政策経営部広報広聴課が作成した「個
人情報の取扱いに関する特記条項」による。
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支払方法
業務完了後、履行内容を担当者が検査し合格後、一括で支払う。
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その他
(1)
受託者は、本業務に関し、受託者側の業務責任者と連絡先
を明確にすること。
(2)
受託者は、区担当者との打合せを密にし、業務の進捗に支
障のないように注意すること。
(3)
本事業に必要となる消耗品類は受託者の負担で用意するこ
と。
(4)
本仕様書に特に明記がないもの、本業務を進めるうえで当
然に必要となる資料やデータ等の作成は受託者の責任において行
うものとする。
(5)
この業務により完成した成果物の著作権等の権利は、すべ
て区に帰属するものとし、無断でほかの目的に使用してはならな
い。
(6)
この仕様書に定めのない事項または疑義のある場合、その
都度双方協議の上実施するものとする。
(7)
本 業 務 は 、『 地 方 公 共 団 体 の 適 正 な 請 負 ( 委 託 ) 事 業 推 進 の
た め の 手 引 き 』( 平 成 2 4 年 1 月 平 成 2 6 年 3 月 一 部 改 訂 、 内 閣 府
公共サービス改革推進室)の内容に充分留意して業務を実施する
こととする。
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担当
江東区都市整備部地域整備課不燃化推進係
連絡先:03-3647-9491
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藤原、八巻