徳島市建物立地調査業務 1 特記仕様書 委託業務名称 徳島市建物立地調査業務 2 業務目的 本委託業務は、徳島市全域において都市機能施設及び空家等の立地状況について調査するもの。 3 業務範囲 徳島市全域 4 提出書類 受託者は、本業務の実施にあたって契約日から一週間後以内に下記⑴⑵⑶を、成果品納入時に下記 ⑷⑸の書類を委託者に提出し、承諾を得るものとする。 ⑵ 委託業務工程表 ⑷ 委託業務完了届 ⑸ 納品書 5 ⑴ 委託業務着手届 ⑶ 委託業務実施計画書 業務内容 ⑴ 都市機能施設等立地調査 1) 都市機能施設の情報取得 徳島市全域において、公表されている情報等を基に本市の指定する都市機能施設に該当する施 設を分類したうえで、施設ごとの情報を取得する。 都市機能施設 分類項目 医療施設 診療科目 社会福祉施設 徳島県社会福祉施設等名簿(H27.7.1 現在)の施設種別 介護サービス事業所 介護保険法における指定事業所一覧(H28.4.1 現在)のサービス種類 学校教育施設 幼稚園、小中高等学校、高等専門学校、大学・短期大学、盲・養護・ろう学 校 金融機関 銀行、信用金庫、労働金庫、郵便局 行政機関 国・県・市の機関、警察、消防 教育・文化機関 図書館、博物館、美術館 スーパーマーケット、デパート、ディスカウントショップ、コンビニエ 商業施設等 ンスストア、薬局・薬店、書店、クリーニング店、理容店、美容店、パ ン屋、学習塾・予備校 等 駅及びバス停留所 2) 路線 内町・新町地区における空き地の情報取得 徳島市の内町・新町地区において、住宅地図(最新)などの情報を基に空き地(平面駐車場を 含む)を抽出し情報を取得する。 3) 取得する情報 ・都市機能施設 種類、建物名称など建物を識別する情報、所在地(ビルの場合階数を含む) 、位置座標(世界 測地系、平面直角座標系) ・内町・新町地区の空き地(以下、「空き地」という。 ) 所在地、位置座標(世界測地系、平面直角座標系) 4) データ及び立地図等の作成 ① 1)、 2)及び 3)で収集した情報を基に、都市機能施設データ及び空き地データを作成する。 ※ 各データについては、管理コード等を付与する。 また、各データは CSV 形式又は、Shape 形式で作成し、徳島市統合型 GIS システム上に取 り込める形式とする。 ② 都市機能施設立地図及び空き地分布図を紙ベースで作成する。 (縮尺 1/2500 程度)なお、こ れらは本市都市計画図又は本市が使用・複製承認した地図を使用するものとし、都市機能施設 又は空き地の場所が機能ごとに着色されたものとする。 ③ 調査結果については一覧表を作成する。なお、様式等については、委託者と受託者の協議に より決定する。 ⑵ 空家等立地調査 1) 空家等の調査 ① 本調査における空家等の定義は、 「空家等対策の推進に関する特別措置法第2条第1項」の空 家等の定義と同様のものとする。 ② 徳島市全域の全ての家屋に対し外観目視による現地調査を実施し、空家等を特定する。空家 等の判定基準は下表に基づくものとし、これらの基準をもとに総合的に判断し空家等の特定を 行う。また、現地調査における調査仕様マニュアルを作成し、委託者と内容の確認を行い、下 表以外にも受託者において必要と思われる判定基準があれば、委託者と協議後、適宜追加する ものとする。 なお、契約日より一年前以内に同様の手法により特定した空家等のデータを保有している場 合は、そのデータを利用することを妨げない。 ・郵便受けにチラシや郵便物等が大量に溜まっている。 ・窓ガラスが割れたままになっている。 ・カーテンや家具がない。 ・門から玄関まで雑草の繁茂や放置物があるなど、出入りしている様子がない。 ・売却や賃貸物件の表示がある。 ・表札がない。 ・敷地内にごみ等の不法投棄がみられる。 ・電気メータが動いていない。 ③ 空家等として特定されたものについては、下表の情報について取得するものとする。 所在地 情報 所在地、位置座標(世界測地系、平面直角座標系) 建物情報 建物名称(建物を識別する情報)、建物用途(戸建住宅、長屋住宅、併用住宅、共同 住宅、店舗・事務所 等) 、建物階数 外観情報 ・工作物の程度 門・塀の状態 ・衛生上の問題 汚物の流出又は臭気の発生、ごみ等の放置又は不法投棄による臭気・害虫等の発生 ・景観上の問題 窓ガラス等の破損、立木の繁茂、ごみ等の散乱・山積、屋根・外壁等の汚れ・落書き ・周辺環境への悪影響 立木の状態、小動物の住家、害虫等の発生、不適切な管理 その他 ④ 写真データ(近景・遠景)各1枚以上 ②で空家等と特定されたものは、国土交通省作成の「外観目視による住宅の不良度判定の手 引き(案) 」 (平成 23 年 12 月 国土交通省 住宅局 住環境整備室 作成)を基にした空家等 の不良度判定に加え、空家等の周囲に及ぼす危険度判定を行い、空家等の老朽度・危険度につ いて総合的な評価を行う。 2) 空家等データ及び空家等立地図などの作成 ① 1)の調査結果を基に、空家等データを作成する。 ※ 空家等データについては、管理コード等を付与する。 また、写真データは JPEG 等の一般的な画像ファイル形式、それ以外のデータは CSV 形式又 は、Shape 形式で作成する。これは徳島市において空家等の分析等に活用できる形式であ るとともに、徳島市統合型 GIS システム上に取り込める形式とする。 ② 空家等立地図を紙ベースで作成する。 (縮尺 1/2500 程度)なお、これらは本市都市計画図又 は本市が使用・複製承認した地図を使用するものとし、空家等の場所が判定結果ごとに着色さ れたものとする。 ③ 調査結果については、台帳(カルテ)及び一覧表を作成する。なお、様式等については、委 託者と受託者の協議により決定する。 3) 空家等立地調査結果の報告書作成 2)の空家等データをもとに、以下の内容を記載した報告書を作成する。報告内容の詳細仕様に ついては、委託者と受託者の協議により決定する。 ・空家等戸数(全体、町名別、行政地区別) ・不良度別空家等件数(全体、町名別、行政地区別) ・空家等率(全体、町名別、行政地区別) ・不良度の高い空家等の密集度(行政地区別) 等の結果をわかりやすくまとめた資料(マップ、グラフ等)を報告書として作成する。 6 履行期間 本委託業務の履行期間は、契約日の翌日から平成29年3月24日(金)までとする。 7 納期及び納入場所 ⑴ 納 ⑵ 納入場所:徳島市都市政策課 8 期:委託期間内に納品すること。 成果品 ⑴ 本業務の成果品は次のとおりとする。なお、成果品の詳細仕様については、委託者と受託者の協 議により決定する。 1) 都 市 機 能 施 設 デ ー タ:電子データ(CSV 形式又は Shape 形式) 2) 都 市 機 能 施 設 立 地 図:カラー出力図 1部 3) 都 市 機 能 施 設 一 覧 表:電子データ(Excel 形式) 4) 空 き 地 デ ー タ:電子データ(CSV 形式又は Shape 形式) 5) 空 き 地 分 布 図:カラー出力図 1部 6) 空 き 地 一 覧 表:電子データ(Excel 形式) 7) 空 家 等 デ ー タ:電子データ(CSV 形式又は Shape 形式) 写 真 画 像 デ ー タ:電子データ(JPEG 形式) 8) 空 家 等 立 地 図:カラー出力図 1部 9) 空 家 等 台 帳 (カ ル テ ):電子データ(PDF 形式) 10) 空 家 等 情 報 一 覧 表:電子データ(Excel 形式) 11) 空家等調査結果報告書:A4 版カラー出力 5 部、電子データ(PDF 形式) ⑵ 受託者は、本業務完了後といえども瑕疵又疎漏に起因する不良が発見された場合は、速やかに成 果品の改善をすること。また、これに要する費用は受託者の負担とする。 ⑶ 委託者は、提出された成果品について自由に加工し、端末等の台数を問わず利活用できるものと する。 9 その他 ⑴ 本委託業務の協議については、3回程度とする。 ⑵ 受託者は、本業務について疑義を生じた場合には、速やかに委託者に報告し、協議を行いその指 示を受けるものとする。 ⑶ 徳島市で保有するデータの提供については、各所管部署と協議の上決定する。 ⑷ 受託者は、委託者から業務の進捗状況等について報告を求められた時は、関係資料等を速やかに 作成し、委託者に報告しなければならない。 ⑸ 受託者は、重要と認める事項については、委託者と予め文書で協議し、承認を得なければならな い。 ⑹ 本仕様書に定めのない事項については、必要に応じて委託者と受託者が協議して定めるものとす る。 以 上
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