海洋再生可能エネルギー関連産業雇用創出事業実施要領 (目的) 第1条 この要領は、海洋再生可能エネルギー関連産業雇用創出事業の実施に関し必要な事項について 定めるものとする。 (定義) 第2条 この要領において海洋再生可能エネルギー関連産業雇用創出事業(以下「事業」という。)と は、今後実用化が見込まれる海洋再生可能エネルギー関連事業のうち既に実証段階での地元企業の参 入実績があり、実用化においても参入の可能性が期待できるメンテナンス分野に係るものとする。 (委託事業の実施方法) 第3条 委託事業の委託先は、次の各号に揚げるもののうち、当該委託事業を的確に遂行する能力を有 し、総勘定元帳及び現金出納簿等の会計関係帳簿類並びに労働者名簿、出勤簿及び賃金台帳等の労働 関係帳簿を整備しているものとする。ただし、宗教活動若しくは政治活動を主たる目的とする団体、 暴力団又は暴力団員の統制の下にある団体は除く。 (1)民間企業 (2)特定非営利活動促進法(平成 10 年法律第7号)に基づく特定非営利活動法人 (3)その他の法人 (4)法人以外の団体等 (事業の範囲) 第4条 事業は、海洋再生可能エネルギー関連産業のメンテナンス分野の事業であって、次に掲げる要 件の全てを満たすものとする。 (1)対象となる事業 (ア)建設・土木事業でないこと。 (イ)雇用・就業機会を創出する効果が高い事業であること。 (ウ)地域の産業・雇用振興策に寄与し、地域に根ざした事業を委託することにより、新規雇用者の継 続が期待される事業であること。 (エ)五島市内に所在する民間企業等に委託して実施するものであること。 (オ)委託先の選定に当たり、有識者の意見を聴取した事業であること。 (2)事業費に占める新規雇用者に向けられる人件費の割合が3分の2以上であること。また、事業にお ける人件費等の経費については、労働条件、市場実勢等を踏まえ、適切な水準を設定すること。 (3)新規雇用する予定の労働者の募集に当たっては、公共職業安定所等への求人申込みのほか、文書に よる募集等においても募集の公開を図るものであること。 (4)事業の実施に当たり、当該委託費を充当できる新規雇用者の雇用・就業期間については6か月以内 とし、提案事業の実施期間は平成 28 年度末までとする。 (5)労働者を新規雇用する際には、本人の雇用開始の確認(雇用保険受給資格者証、履歴書、職務経歴 書その他証明できるものの提示を求めること等)を行うものであること。 (委託契約等) 第5条 委託事業に係る委託契約の際しては、五島市財務務規則(平成 16 年五島市規則第 43 号)に基 づくほか、次の事項を加えることとする。 (1)委託事業の予定期間及び終了予定期日 (2)予定される事業費及び人件費 (3)委託事業に従事する予定の全労働者数及びそのうち新規雇用する予定者の数 (4)委託事業で新規雇用する予定の労働者の雇用・就業期間 (5)委託事業で新規雇用する予定の労働者の募集方法 (6)受託者は、労働者を新規雇用する際に、雇用開始日を確認する義務を負うものであること。 (7)前条の規定に違反した場合は、委託契約の一部若しくは全部を解除し、委託料を支払わない、又は 既に支払った委託料の一部又は全部を返還させる旨の事項 (8)委託事業が終了したときは、第1号から第5号までの事項を内容に含む実績報告を作成し、提出し なければならないこと。 (事業の事業計画等) 第6条 2 事業の実施に当たっては、事業計画書(別記第1号様式)を市長に提出するものとする。 前項の計画を変更しようとする場合には、事業変更計画書を市長に提出するものとする。 (事業の経理) 第7条 事業の経理については、会計帳簿を備え、他の経理と明確に区分しておかなければならない。 (事業の実績報告) 第8条 実績報告は、補助事業が完了した日(補助事業の廃止の承認を受けた日を含む。)から起算し て1月を経過した日又は補助事業が完了した日の属する市の会計年度の翌年度の4月 10 日のいずれ か早い期日までに事業実績報告書(別記第2号様式)を作成し、再生可能エネルギー推進室長に提出 するものとする。 (財産の取得制限) 第9条 事業を実施する場合に必要となり取得する財産は、取得価格又は効用の増加価格が 50 万円未 満のものとし、50 万円以上の財産の取得は認めないものとする。 (実施の細目) 第 10 条 この要領に定めるもののほか、事業に関し必要な事項は、市長が別に定める。 (その他の注意事項) 第 11 条 事業の実施に当たっては、次の事項に注意しなければならない。 (1)契約に当たっては、委託先に、新たな期間雇用の求人を地域の職業安定所を通じて行う等、幅広く 求人活動を行うよう指導すること。 (2)事業の実施に伴う新規の雇用は、一定の期間を定めた期間雇用であり、日雇雇用(日々事業主と雇 用契約を結ぶ日々雇用)は認められないこと。 附則 この要領は、平成28年 5月13日から施行する。
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