3 提案仕様書

川西町6次産業化拠点施設POSシステム導入業務提案仕様書
1.目的
川西町が6次産業化拠点施設として整備する「かわにし森のマルシェ」の円滑な運営
を図るため、農産物等納入の効率化、在庫管理の徹底、会計処理の迅速化を図るための
POSシステムと、食品の安全性や品質等に関する消費者への情報提供に資するトレー
サビリティシステムを構築する。
2.業務内容
運営システムを構築するとともに、機器・システムの動作状況を確認するため、機器
の納入、システムの導入、試験運用期間中及び稼働日以降5年間の保守を行う。
3.業務の範囲
(1)機器の納入
納入機器については、別紙「調達機器一覧」のとおりとする。
(2)システムの構築
①POSシステム
②販売管理システム
③顧客管理システム
④財務会計システム
⑤給与システム
(3)システムの運用に必要な基本データの作成・入力
基本的データには、ロゴ、イラスト等のレイアウト構成上必要な画像データ等を含む
ものとする。
(データの作成上必要な出荷者や出荷品等の情報収集は発注者が行う。)
(4)システムの導入に関するサポート
①システムに関するマニュアルの作成
②施設管理者に対する運用方法の説明
③出荷者等利用者に対する運用方法の説明
4.システムの基本要件
(1)使用するPCは省スペースタイプの機器であること。
(2)ハードウェア及びソフトウェアの提供が可能であり、営業窓口と保守サポート窓口
を統一すること。
(3)原則として365日のサポート体制が可能であること。
(4)PC、レジスタには停電対策を施すこと。
(5)障害発生時、速やかにデータの復元が可能なものとし、業務に支障をきたさない機
器であること。
(6)データについてはCSV等の汎用性のある形式にて容易に出力が可能であること。
(7)データの更新が容易なこと。また、将来的に機能の追加を行う場合に、カスタマイ
ズが容易で安価に行えるなど、拡張性に優れていること。
(8)システムの全体構成は、利用者が必要な情報を容易に得やすいよう工夫すること。
(9)システム上必要な基礎データ等について、容易に入力が可能であること。
(10)利用者が、必要な情報をパソコンのプリンター等により適宜出力が可能であること。
(11)高齢者に配慮し、操作性やレイアウトを工夫すること。
(12)システムの構築に当たり、第三者が所有する素材やプログラム等を用いる場合は、
著作権の確認など適正な処理を行うこと。
(13)原則として外字・特殊文字などを使用しないこと。
(14)システム全体として、不正アクセス対策、ウイルス対策、個人情報等の情報漏洩対
策などのセキュリティ対策やシステム障害対策などを十分講じること。
(15)システムの運用に当たり、業務の種類や管理権限に応じた操作権限を設定し、ID
番号やパスワードによる職員の業務権限の管理が行えること。
(16)本システムにより情報の登録・発信・受信を行う出荷者等の利用者登録が行えるこ
と。利用者登録を行う際には、ID番号及びパスワード等による管理を行うこと。
(17)携帯電話用サイトとシステムとの情報の連携を考慮すること。
(18)川西町個人情報保護条例に準じて、十分な個人情報の保護の対策を講じること。
5.システムの基本性能
システムの基本性能は、次のとおりとする。なお、基本性能で示す機能に加えて、シ
ステムの利便性や効果を高めるための機能を追加すること。
(1)POSレジスタ(レーンタイプ2台、卓上無線POS1台)
①見やすく操作性に優れた大型タッチパネル液晶、スキャナー(レーンタイプ:タワ
ー型)等による基本的な販売機能を有し、業務の円滑な遂行を補助する機能を有す
ること。
②生産者毎、仕入商品の単品管理が可能であること。
③クレジットカード、電子マネー等の利用が可能であること。
④産直売所(レーンタイプ)で使用するレジスタは、釣銭釣札機接続とする。
⑤移動可能な無線POS(催事用POSS)を 1 台設置すること。
⑥顧客管理 ポイント発行機能 オーナーズカード:500枚
⑦商品情報、顧客へのポップアップメッセージ機能
(商品・顧客の付加情報をPOSで確認できる機能)
⑧各レジへの連携機能
⑨電子ジャーナル 文字検索・当日ジャーナル閲覧機能を有すること。
(2)釣銭釣札機(2台)
①入金確定方式であること。
②金庫内自動計算機能を有すること。
(3)ハンディターミナル(1台)
①販売・仕入れ・棚卸用。
(4)産直ラベルプリンター(2台)
①大型液晶タッチパネル、音声案内機能等により、利用者が容易にラベル発行可能で
あること。
②学習機能(発行履歴)による生産者が簡単にラベル発行できる機能を有すること。
③会員証による登録番号呼出機能
④ラベル発行制限(栽培履歴管理)機能
⑤生産者毎のラベル発行実績(精算処理と連携)
⑥ラベルサイズの自由設定が可能なこと(新食品表示対応)
(5)ライナーレス計量値付器(1台)
(6)値引バーコード発行プリンター(1台)
(7)タッチパネル式発券機(1台)
①販売管理システムへ券売機販売実績取込が可能であること。
②1万円札の利用が可能であること。
(8)産直管理
①手数料換算 生産者、商品毎に変更が可能であること。
②精算処理機能(期間指定)
③ファームバンキングデータ連動機能
④販売実績速報メール配信機能
⑥案内メール(農産物補充、会議等)配信機能
(9)販売管理
①産直、デリカキッチン、レストランの売上の一元管理が可能であること。
②仕入、販売、棚卸実績データが会計システムへ円滑に受渡が可能であること。
③必要な集計・分析と帳票、データ(CSV)が出力可能であること。
(10)給与管理
①マイナンバー制度に対応可能なシステムであること。
(11)会計管理
①会計機能を有し、操作が容易であること。
(12)栽培管理
①出荷者から提出された栽培履歴を画像として登録し、登録された栽培履歴をPCで
検索・表示できること。
6.ハードウェア等
(1)システムの構築に当たり必要となる機器、OS、ソフトウェアは、受託者が用意す
ること。また、用意する機器は全て新品であり、最新の機種であること。
(2)システムを導入するハードウェア
本業務で構築したシステムを運用するために必要となるハードウェアは受託者が用
意すること。
7.システムの試験運用及びその期間の保守
(1)受託者は、構築したシステムの動作環境を確認するため、6.で用意するハードウ
ェア等でシステムの適用を行い、システムの動作状況の確認を行うこと。また、シ
ステム動作に不具合が生じた場合は、業務履行期間中に当該不具合の修正を行うこ
と。
(2)受託者は、システムの導入後の試験運用及びその期間の保守を適正に行うこと。
8.構築後の保守について
稼働日以降5年間のハードウェア及びソフトウェア等システムの保守を行うものとし、
見積金額は保守費用を含むものとする。
ハードウェアについては納入された機器を対象とする。
ソフトウェアについては、施設管理者からのサポート要求に対し出張保守を基本とし、
納入後のシステムの改造要求についての費用は施設管理者と別途協議を行うこととする。
9.システムの導入に関するサポート
(1)システムに関するマニュアルの作成
施設管理者及び出荷者等利用者がシステムの運用を適切に行うことができるよう基
本的な操作方法等をまとめたマニュアルを作成すること。
(2)施設管理者に対する運用方法の説明
システムの運用に当たり、施設管理者に対し運用方法等の説明を行うこと。
(3)出荷者等利用者に対する運用方法の説明
システムの運用に当たり、出荷者等利用者に対し運用方法等の説明を行うこととし、
必要に応じ説明会を開催すること。なお、説明会を開催する場合、発注者が設定し、
機器等については受託者が用意し操作方法等の説明を行うこと。
10.その他
(1)業務完了の報告
業務が完了したときは、直ちに文章により業務完了報告書を提出すること。
(2)再委託等の禁止
この仕様書で示す業務の全部を一括してまたは指定した部分を第三者に委託しては
ならない。
この仕様書で示す業務の一部を第三者に委託しようとするときは、あらかじめ書面
により発注者の承諾を得なければならない。
(3)業務実施時の留意事項
本仕様書に疑義のあるときは、速やかに担当職員の指示を受けなければならない。
契約書に記載された事項は本仕様書に優先し、契約書及び仕様書で定めのない事項
については担当職員の指示を受けなければならない。本業務を遂行する上で知り得
た情報については、秘密の保持に留意し、漏洩防止に努めること。
(4)業務完了後
本システムは平成28年5月より稼働予定であり、業務完了後、受注者に対し発注
者からの改善要求等があるときは、誠意をもってその要請に応えなければならない
別紙
調達機器一覧
機器
台数
機能
店舗管理用クライアントPC
1
産地直売所システム(販売・仕入棚卸・精
算・メール配信)
店舗管理用クライアントPC無停電電源装置
1
POSレジスタ(タワータイプ)
2
高速処理タイプ
無線POSレジスタ(卓上タイプ)
1
イベント用移動レジ
POSレジスタ用無停電電源装置
3
自動釣銭機
2
自動釣札機
2
ハンディターミナル(販売・仕入・棚卸)
1
移動販売車用
Bluetooth携帯プリンター
1
移動販売車用
産直ラベルプリンター
2
値引きバーコード発行機
1
惣菜向計量値付機
1
ライナーレス仕様
券売機(グローリー製 VT-T10M)
1
タッチパネル式万件対応
給与ソフト
1
会計ソフト
1
セキュリティー
2