第42号 2月 4日 ただいま発表会のまっさかり

ただいま発表会のまっさかり
福祉を学ぶ生徒の体験発表・生徒交流会
2 月 2 日に益田翔陽高等学校を会場に、島根県で福祉を学ぶ高校生の体験発表会と交流会が開催さ
れました。本県で福祉を学ぶことができる学校は、出雲西高等学校、邇摩高等学校、明誠高等学校、
益田翔陽高等学校と本校の 5 校です。生徒体験発表に本校からは、総合学科 2 年生の勝部愛梨紗さ
んが『「なりたい」のではなく「なる」ために』というテーマで、介護福祉士に「なる」という夢と
その夢に向けて努力していくことを堂々と発表してくれました。
午後からは、生徒交流会として介護事例実践課題をそれぞれの学校の生徒 2 名が実践し、専門の
方から指導講評をいただくという勉強会が行われました。この勉強会は、昨年岡山県で「第 1 回中
国地区高校生介護技術コンテスト」が行われたことを受け、本県でも福祉を学ぶ高校生が日頃の授業
や実習で身につけた介護技術を発表し、その技術の高さや専門性を競うことにより、介護技術の向上
を図るとともに、多くの皆さんに対し、介護への理解を深めることを目的として、島根県大会を実施
しようという気運が高まっている状況の中で実施されました。高校生介護技術コンテストの全国大会
は今年度で第 3 回目という、歴史の浅い大会のようですが、近年、福祉や介護の技能の向上や人材
の育成が求められていることもあり、このようなコンテストが行われるようになっているのでしょう。
本校からは、
総合学科 2 年古賀 江梨香さんと畑 友恵さんが実際に介助の実演を行いました。
『要
介護 3、脳梗塞による右上下肢麻痺などの健康状態、心身機能、身体状況等が示され、自室の椅子に
座っているこの女性に、上に羽織るカーディガンを着てもらい、線に沿ってリハビリ室まで歩行介助
し、その後リハビリ室の椅子に腰掛け、趣味の絵手紙や習字ができるように準備し、用具を持つまで
の介助を行う』というものでした。その後、2 人の介助者(生徒)が工夫したところや、この場面で
このように実践したことの意図を説明するものでした。5 校の高校生がそれぞれ工夫しながら実践し
たのですが、同じものはなく、どの学校も所々異なった工夫や意図が見られ、感心しました。介護の
現場では、介護における幅広い知識と技量・技能と、相手の立場に立った考え方と、個人の尊厳を守
ることなど、多くの備えるべき能力が必要であると改めて感じました。
福祉系列の授業の様子
体験発表
生徒交流会
環境土木科 課題研究発表会
2 月 1 日環境土木科は 3 年生の課題研究発表会を行いました。本校の果樹園で過繁茂状態の竹を有
効活用する研究、憩いの場や景観に配慮した土木施工、整備に関する研究、庭園の作成に関する研究
など 12 の発表がありました。
本年度、環境土木科の課題研究の実施で次の場所が変わりました。
⑴ふれあい広場(バス停の東側)の景観が整備された
⑵第 1 記念館前にモルタル舗装を施し、不便さや危険が解消された
⑶環境実習棟北側が舗装され、利用する生徒の利便性が向上した
⑷造園棟西側の荒れ地が整備され、庭園が完成した
⑸環境土木科職員室前の花壇が新しく作成された
⑹校内の樹木が定期的に管理され、景観をよくしている
これも、
「貢献」の一つなのでしょう。
3 年生は最後まで責任をもって仕上げています。
総合学科 1 年必修科目「産業社会と人間」発表会
2 月 3 日と 4 日の 2 日間、本校総合学科 1 年生は産業社会と人間の授業で「ライフプラン発表会」
を行っています。
ライフプランは、自分の将来の生き方や進路についての考察で
す。産業社会における自己の在り方や生き方を自分で考えること
で、キャリアプランニング能力を高めようとするものです。これは、
総合学科の特徴の一つで、全国の全ての総合学科の生徒が、キャリ
アプランやライフプランを作成し、発表をしています。
発表テーマは「過去・現在・未来の自分」
「私の進む道」
「心の成
長」
「人生設計」
「スタートから見た人生」など工夫したタイトルも
あり、6 分にまとめて発表していました。
代表生徒 4 名は松農発表会(2 月 15 日)でも発表します。