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総合学科 3 年「地域振興」ジオパークを学ぼう!
その2
千酌海岸には、宮崎県青島海岸の“鬼の洗濯岩”のような美しい景観が広がる。これが、今から 1400 万年~
う しき
1500 万年前に日本海の深海に堆積した泥や砂が特徴の地層:牛切り層と呼ばれる地層である。
当時の海底で、砂泥を含んだ流れが高速で下り、安定した場所で堆積する。それが、何千と数え切れないくら
いの流れが発生した結果、膨大な枚数の地層が重なるようにできあがるメカニズムについて学びました。
また、泥岩層からは、深海生二枚貝や植物などの化石が観察できました。
こんだくりゅう
混 濁 流 :“水中土石流”とも呼ばれる。砂と泥の混
スランプ構造:斜面上で柔らかい地層がずり落ち波状
ざった水塊が、急速に斜面を下り、安定した場所に到
になる= 褶 曲 。あるいは、地層が崩れ地層の破片にな
達すると、勢いは弱くなり重い粗砂が先に堆積し、そ
る。
の後ゆっくりと軽い泥が沈んで上に堆積する様子を
しゅうきょく
かいしょくがい
はしょく だな
海 食 崖と波食棚:砂岩は硬く浸食に強い、泥岩は細
“エキジョッカー”でわかりやすく解説していただき
かく割れやすく浸食に弱い。波の浸食作用で形成された
ました。
地形でもある。
化石:植物や深海生二枚貝、ウニ、生物の巣穴も見
ることができました。
化石:全長 10~20mのクジラの脊椎