松江農林高校ってどんな学校？本校では本日（8 月 20 日）中学生を対象に体験入学を実施しました。この体験入学は、明日も実施します。松江市、安来市、雲南市、出雲市などの中学校から２日間で延べ８５０人を超える中学生が参加してくれます。本校の教育活動に少なからず興味・関心を持っている中学生がこれほどいてくれるとはありがたいことです。１ポスターセッション～私たちの思い～今年は各学科、コース、系列の体験実習の他に、ポスターセッションを実施しました。「私たちの思い」というタイトルで、生物生産科、環境土木科の各コース、総合学科の各系列で学ぶ生徒が、自分の将来に夢や希望を抱き、その実現を目指して本校でどのような学びを行っているかなど、高校生各自の思いを中学生に対して熱く語る時間をとりました。中学生は１１あるブースの中から２つ興味・関心のあるものを選び、高校生の話を聞きました。高校生からのメッセージは発表者分だけありますが、ここでは４人の発表者のメッセージをご紹介します。発表した生徒たちは、自分の思いを中学生に伝えようと実物を持ってきたり、紙芝居をしたりなど工夫しながら精一杯発表してくれました。 ■生物生産科植物バイオコースの発表者より私たちは、生物工学とは何か初めは全く分からず、理科等の実験が好きで興味本位で本コースを選択しました。実際に学習してみると植物には様々な培養方法があることを知り、充実した施設の下、日々実験等を行っています。播種して数か月で花が咲くという草花とは違い、播種しても培養するのに最低５年の歳月を要してすぐに結果の出ない実験等もありますが、とてもやりがいのあるコースだと思います。 ■環境土木科土木コースの発表者より土木コースでは道路や橋、ダムなどの土木構造物の建設に必要な測量・設計・施工に関する知識や技術を学びます。私たちが安全で快適な生活を送るために土木事業は重要な役割を果たしています。将来は土木事業に携わる職場に就き、やりがいと誇りをもって仕事に取り組みたいと思います。 ■総合学科食品科学系列の発表者より私たちの食品科学系列では、旬の野菜や果物を使ってたくさんの加工品を製造しています。この製造実習では、食品加工の知識や技術のみだけでなく、社会人として必要なマナーやコミュニケーション力を学んでいます。私たちは高校卒業後、就職をしますが、ここで学んだことを皆さんに伝えたいと思います。 ■総合学科地域クリエイト系列の発表者より中学時代に来た体験入学で、普通科高校から本校へ志望変更。入学時は、理学療法士を目指していましたが、今では、農業高校教師を将来像として考えています。地域クリエイト系列の学習内容と野球部、生徒会執行部での役割と活動を伝えたいと思います。２体験実習各学科で様々な授業や実習を行っています。前にも書きましたが農林高校の授業の特徴の一つに実習があります。「為すことにより学ぶ」わけですが、今日はその実習の一端を体験していただきました。バックホー運転実習沐浴実習バイオテクノロジー実習食品検査食事介助水質検査（中学生の感想より）・自分の知らないことがたくさん学べたのでとてもいい体験入学になりました。いろいろ参考になったので良かったです。・教えてくださる先生や先輩がとても優しくわかりやすく教えてくださったので、とても分かった。・先輩方がとても親切でした。話がとても面白く楽しかったです。実習がたくさんあって面白そうだなと感じました。・島根のために頑張っていることもあったから、すごいなと思った。先輩方がとてもイキイキしていた。松江農林高校は、一般的な教養を高めながら農業、園芸、農業土木、造園、食品、福祉などの専門的な教育活動を行い、人間性豊かで将来の地域産業を支える人材を育成することが使命であると考えています。この２日間本校の体験入学に参加してくれた中学生の皆さんのうち、一人でも多くの生徒が、将来の島根県のそれぞれの地域での担い手として育ってくれることを願っています。