第14号 5月11日 松農高の読書活動

校長だより第 14 号
平成 28 年 5 月 11 日
松農高の読書活動
本校は平成 11 年 1 月より全校で朝読書を行っています。始まったときは朝の 5 分間を朝読書の時
間に充てていたようですが、平成 15 年からは 10 分間となり、今も続いているようです。みんなで
やる、毎日やる、(漫画・雑誌以外の)好きな本を読む、ただ読むだけ、といった約束のもと実施し
ています。
昨年度末、読書についてアンケートを行いました。
「読書は好きですか」
「1 ヶ月に何冊の本を読み
ますか」
「朝読書の取り組みはどうですか」などについて生徒を対象に実施したものです。本を読む
ことが好きだと答えた生徒が 72.4%で、逆に約 30%がどちらかというと嫌い、嫌い又は関心がない
という回答です。また、1 ヶ月に何冊の本を読むかという問に対しては、1 冊と回答した生徒が最も
多く 37.6%で、2~3 冊を含めると 73.5%。1 冊も読まない生徒が 14.1%あり、この 14%の生徒は
朝読書の時間に何をしていたのかを問われる結果となりました。ただ、総合的に判断すると一昨年度
に比べて本を読む生徒が増え、一人の生徒が多くの本を読むようになり、本を読むことが好きである
と答える生徒の割合が高くなっているという結果です。
朝読書を行うことで様々な効果があるといわれていますが、一般的には次のような効果が期待され
るようです。
①大脳が活性化され、ストレス解消になる。
②毎日習慣づけて行うことで、集中力が向上する。
③読書によって他者への共感性が高まり、いじめ減少にもつながる。
④読み書きの能力が培われ学力も上がる。
⑤語彙力の増加で、コミュニケーション力も向上する。
また、アルツハイマー病の予防になるとまでいわれているようです。毎日短時間でも続けることに
意義がある朝読書です。
「朝読書に取り組んでから自身に変化はありましたか?」という問に対して
は、もっといろいろな本を読みたいと思うようになった、語学力がついた、文章を読むスピードが速
くなった、心が穏やかになったなど多くの肯定的な記述がありました。
1 日 10 分、1 週間で 50 分、1 ヶ月で約 200 分(約 3 時間)
、1 年で授業日が 200 日あるとすると、
年間 2000 分(これは約 30 時間)。これだけあれば何冊の本が読めるのでしょう。
上記のような効果があることが分かっているのなら、明らかに読まないより読んだほうがいい。朝
読書を続けることで、今までの自分とは違う自分を発見することができるかもしれません。
読書をする楽しみを全ての生徒に感じてほしいと願っています
環境土木科 2 年
生物生産科 2 年
第 2 学年の朝読書の様子
総合学科 2 年 1 組
総合学科 2 年 2 組