基本ディジタルシステムの特性 • ここでは実際にいくつかのシステムの構成や、 その特性を見ていく。 移動平均システム • ここでは2点の移動平均を行うシステムにつ いて見てみる。 0.5 X(z) + -1 z 0.5 Y(z) • 入力x[n]に0.5がかけられた信号と、z-1を通っ て一つ時間遅れとなったx[n-1]に0.5がかけら れた信号が加算機により加えられて出力され る。 • 例題 このシステムを線形差分方程式で表しなさい。 • 例題 このシステムの伝達関数を求めなさい。 • 例題 インパルス応答を求めなさい。 • 例題 このシステムの周波数応答を求めなさい。 • 例題 周波数応答をグラフにしなさい • このシステムの周波数応答の特性 • いまサンプリング周波数を100Hzとして (T=1/100=0.01)グラフを描くと以下のように なる。 1.2 1 0.6 0.4 0.2 周波数[Hz] 48 44 40 36 32 28 24 20 16 12 8 4 0 0 ¦H(ω)¦ 0.8 • グラフから、周波数が0Hzの場合すべてのパ ワーが通過し、高周波に行くほど通過できな くなっていることが分かる。よってこのシステ ムは低域(通過)フィルタであるということが言 える。 2点移動差 • 例題 次のブロック図で示されるシステムの線形差 分方程式、伝達関数、インパルス応答、周波 数応答を求め、周波数応答の絶対値につい てはグラフにして特性を示しなさい。 0.5 X(z) + Y(z) -1 z -0.5 2点移動平均とは この部分が異なる • いまサンプリング周波数を100Hzとして (T=1/100=0.01)グラフを描くと以下のようになる。 1.2 1 ¦H(ω)¦ 0.8 0.6 0.4 0.2 48 44 40 36 32 28 24 20 16 12 8 4 0 0 周波数[Hz] 周波数が0Hzの場合すべてのパワーが通過できず、 高周波に行くほど通過できるようになっていることが 分かる。よってこのシステムは高域(通過)フィルタ であるということが言える。 2点移動平均システムの従属結合 • 例題 次のシステムの線形差分方程式、伝達関数、 インパルス応答、周波数応答を求めなさい。 0.5 X(z) 0.5 + -1 W(z) + -1 z z 0.5 0.5 Y(z) • 例題 このシステムの周波数応答の絶対値(振幅 特性)を求めなさい。
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