E Xスリーブ施工精度アップと現場施工手間の削減遮音と防振の性能はもちろんですが、この製品を使うメリットは施工精度の向上と現場施工の手間を省くことにあります。従来のダクト接続後にロックウールを詰め、場合によっては鉛板をその上に巻く方法では、その施工の均一性を保つことは難しくなります。万が一隙間あるいはダクトと壁の接触等が見過ごされた場合は、空調機が稼働する竣工間近に気がつくなどということになりかねません。また、現場での施工手間は大きく違います。基準階のようなダクトの数が多くなるとその違いはかなりのものになります。さらに、貫通部に接近して梁、スラブなどの構造体があり、従来の方法の施工が困難なケースもあります。事前に確かなものを確実な方法で施工して置けるメリットは決して小さくありません。遮音防振実管ダクトスリーブ遮音機械室内騒音などのダクト貫通部からの漏れを防ぎます。ボード壁、ＲＣ壁どちらの場合でもこの貫通部からの音が壁透過音に影響することはありません。NC20のホールからNC40の事務室まで問題なく使用できます。防振ダクト貫通部処理が不良でダクトの振動が壁に伝わり居室内の壁が揺れているといった経験はないでしょうか。この製品は外板(貫通部)とダクトの間は緩衝材のみで、ダクトの振動が壁に伝わることはありません。 EXスリーブ仕様外板：亜鉛鉄板0.8t （またはZAM鋼板0.8t）ダクト：亜鉛鉄板1.6t （またはZAM鋼板1.6t）充填材：ロックウール80k 壁 EXスリーブダクト壁 EXスリーブダクト AHU 防振！機械室内騒音遮音！機械室事務室内 EXスリーブとロックウール充填の比較 RW充填が正常施工の場合 75 0 65 RW充填+鉛0.5t EXスリーブ 60 音響透過損失[ dB ] TLD -60 TLD -50 伝達関数（dB） RW充填 70 55 -10 -20 -30 RW充填 EXスリーブ -40 50 TLD -40 -50 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 周波数（Hz） 45 40 0 TLD -30 伝達関数（dB） 35 30 25 -10 -20 -30 -40 15 -50 100 125 160 200 250 315 400 500 630 800 1K 1.25K 1.6K 2K 2.5K 3.15K 4K 5K 20 1/3オクターブバンド中心周波数[Hz] 20 ｜ Sil e n c e r & S o u n d p ro o ﬁn g G u i d e RW充填でダクトがボートに接触の場合 RW充填 EXスリーブ 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 周波数（Hz）これら遮音性能と振動性能の測定はアルク環境エンジニアリング音響実験室で測定をしています。また、振動の測定は株式会社アクト音響振動調査事務所が実施し、データ監修も同社が行っています。