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熱中症
応急手当
熱中症とは、暑さや熱によって体に障害が起こることをいいます。
炎天下で無理な運動や作業をしたときだけでなく、特に乳児や高齢者はクーラーの
ない室内や車の中に長時間いるだけでも熱中症になります。
症状
熱中症は、軽症の熱けいれん、中等症の熱疲労、重症の熱射病の3つに分類されます。
・熱けいれん
手足の筋肉の痛みや筋肉が勝手に硬直する(こむら返り)など。
・熱疲労
脱水が主体で、頭痛や吐き気など
・熱射病
40℃を超える発熱や意識がなくなるなど
応急処置
・休息
体を冷却しやすいように衣服をゆるめ、安静にします。
・冷却
風通しのよい日陰、クーラーの効いた涼しい場所に移動し、休ませます。
また、氷嚢、保冷剤などで脇の下、首まわり、脚の付け根などを冷やし、体温を
下げます。
・水分補給
意識がはっきりしていれば、スポーツドリンク等で水分補給を行います。
注意
・意識障害や吐き気がある場合は、医療機関での輸液が必要ですので、すぐに医療
機関で診察を受けましょう。