平成26年度修了式の話 桃栗三年 柿八年 270324;pdf

平成26年度修了式の話
桃栗三年
柿八年
270324
村松
きょうは朝会ではありません。平成26年度を修める式、修了式です。
きょうは「あゆみ」を担任の先生からいただきます。1年間または3学期でのがんばり
が書かれていることと思います。
ところでみなさんは、今の学年になっての1年間はどうでしたか。しっかり努力して結
果が出ましたか。努力をしたのでなわとびで難しい跳び方ができるようになったとか、毎
日宿題を忘れずにやったから勉強がわかるようになったとか、いい結果が出ている人が多
いと思います。
でも、努力をしたのにどうしてもできなかった、勉強もそんなにできるよ
うにはなっていない、そういう人もきっといるでしょう。努力をしてもだめ
だあ、努力を続けてもうまくいかない、そう思うときが必ずありますよね。
でも、こんなことわざがあるのです。「桃栗三年
柿八年」です。みんな
で言ってみましょう。
これは、桃や栗は、種をまき芽が出てからから実がなるまで3年かかりま
す。柿は8年もかかります。みんなが努力をしたことが結果として出るまで
には、長い年月がかかりますよ、ということわざです。長い年月がかかるか
ら、あきらめずに続けることでいい結果がでますよ、そういうことわざでも
あります。
努力は続けないといい結果が出ないのですね。途中であきらめたら、いい
結果はでません。
そうそう、これと似たことわざでこんなのがあります。私は
相撲をよく見るので、その相撲のことわざです。それは「三年
先の稽古」です。相撲では練習することを稽古と言います。いまがんばって
いる、稽古をしていることは3年先に結果として出ますよ、そういうことわ
ざです。今努力していることは、必ず3年後にいい結果が出るので、あきら
めてはダメなんですね。
きょうで今の学年は終わりますが、この春休みもあきらめずに努力を続け
てください。そうすれば必ずいい結果は出ます。十四小のみなさん、しっか
りと努力して次の学年になってくださいね。
これで修了式の話を終わります。
<裏面に「先生方へ」があります>
<先生方へ>
あす水曜日の卒業式1日を残していますが、きょうで平成26年度は一応終了となりま
す。
浅野副校長先生はじめ先生方、主事さん方には、1年間それぞれの立場で持てる力を十
分に発揮し、十四小を盛り上げていただきました。本当にありがとうございました。
今年度は、コミュニティ・スクールの研究発表会があり、2年間のコミュニティ・スク
ール研究のまとめをしました。六中、七小、学園東小、十四小の四校合同の研究発表会は、
それぞれが分担したことをしっかりとやりきり、自分で言うのもなんですが、いい研究発
表会になったと思います。さらに、研究発表会後の四校100名での反省会では、十四小
の団結力を示せました。素晴らしい職員に囲まれ、素直な子供たちがたくさんいる、いい
学校で働ける喜びを感じました。
さて、今年度も昨年度と同様に人物を多く取り上げました。ノーベル、ディズニー、ガ
リレオ、ノーベル賞受賞の3人の日本人です(卒業式の式辞はほとんど無名の、ある日本
人の生き方を通して話す予定です)。本物から生き方を学ぶこと、これが私は大事だと思
っています。
また今年度の朝会は、いくつかの「ことわざ」を取り上げました。言語能力向上拠点校
としての取組を意識してのことです。「朱に交われば赤くなる」「以心伝心」きょうの「桃
栗三年柿八年」「三年先の稽古」です。来年度
平成28年1月29日金曜日は、東京都
言語能力向上拠点校として、また小平市研究推進校として研究発表会を開きます。ことわ
ざなども日常的に取り上げて当日をむかえたいと思います。
ところで、今日の修了式で話した「桃栗三年柿八年」「三年先の稽古」ですが、努力の
継続が苦手な子、結果が出ていない子を意識して話しました。あゆみを渡すときなどに補
足説明などをしてくださいね。
最後に、年度末で多くのことがありますが、書類などの最後の仕上げを学年で協力して
実施してください。おわかりだと思いますが、後回しにすることなく、そのときにやって
しまいましょう。昨年も書きましたが、私は担任時代「明日できることは、きょうやらな
い」というタイプでした。ただ一度、突発的なことがあって対応できず、先生方に迷惑を
かけたことがあり、今ではできるだけすぐにやるようにしています。
加えて「釈迦に説法」かも知れませんが、机上整理、教室清掃などしっかりとやってく
ださい。よろしくお願いします。
1年間、本当にお疲れ様でした、ありがとうございました。26日からの春季休業日は、
休めるときにはしっかりと休んで、来年度に備えてくださいね。何事も気分転換とメリハ
リが大事です。1日くらいは頭と体を休めないと4月からいい仕事ができません。お互い
気をつけましょう。