自分から「先に挨拶」

H28 全校朝会の話
No.14
自分か ら「先 に挨拶 」
2016.9.12
校長
西谷
秀幸
パラリンピックの話。
さて、今週は2年生が中心となって挨拶運動をしてくれています。
このあと挨拶目標を紹介してくれますが、目標の中に「スッキリする
ような挨拶」という言葉があります。今までの挨拶目標で聞いたこともない言葉だったの
で、とても気に入りました。「スッキリするような挨拶」をぜひやってみましょう。
ところで、校長先生は毎朝、正門か西門で皆さんと挨拶をしていますね。廊下で会った
りしたときにも挨拶をするようにしています。
実は、校長先生は、皆さんに会ったときに、挨拶でこれだけは負けないぞ…と思ってい
ることがあるのです。それは、次のうちどれでしょう。
①元気よく挨拶をすること
②先に挨拶をすること
③立ち止まって挨拶をすること
正解は②の、皆さんより「先に挨拶をすること」です。
だから、板八小のみんなが、校長先生よりも「先に挨拶」をしてくれるとすごく嬉しく
な り ま す 。し か し 、 同 時に 、 す ご く悔 し い に なり ま す 。 そ して 、「 明 日か ら は そ の子 より
も先に挨拶をするぞ」と心に強く思います。
皆さんはどうですか。この2学期は、校長先生よりも先に挨拶ができていますか。
校長先生だけでなく、先生たち、主事さんたち、そして、友達にも自分から挨拶ができ
ていますか。
先に挨拶をする人は、友達にもやさしいです。だから、友達もたくさんできます。
板八小には、気持ちの良い挨拶をしてくれる人がたくさんいます。その中でも、今週は
「自分から先に挨拶」そして、2年生が考えた「スッキリするような挨拶」を意識して、
学校中に響き渡らせましょう。
もちろん、校長先生は皆さんに負けませよ。
これで朝会の話を終わります。
(裏面に「先生方へ」があります)
〈先生方へ〉
先日は、授業研究、お疲れさまでした。日々、私たちが授業実践していることに、
あとプラス1の問いかけ、問い返しをすることで、社会科として「深い学び」になる
こ と を 示 し て く れ た 授 業 で し た 。 そ こ に は 、「 す わ る 」「 聞 く 」 な ど 、 学 習 に お け る
土台(=授業規律)がしっかりしているからこそ、効果があるのだとも言えます。
3年生の石原先生、中学年分科会の先生方、お疲れさまでした。
さて、2学期も気が付けば3週目に入ります。挨拶については年間を通して話して
いますが、この時期にありがちは個人差も出てきましたし、そろそろ全体での話が必
要だと思っていたので、挨拶週間に合わせてすることにしました。
夏休み明けのこの時期は、基本的な生活習慣、特に挨拶が二極化します。自分から
挨 拶 を し て く れ る 子 が い る 反 面 、 残 念 な が ら 、「 お は よ う ご ざ い ま す 」 と 言 っ て も 、
目を合わせてくれない子や、口は動いているけど、私の耳まではっきりとした声が聞
こえてこない子もいます。
上学年だからできる、下学年だからできない…という問題ではありません。学年に
関係なく、できる子はどんな状況でもできるし、できない子はできないのです。
そこで、今回は「自分から先に挨拶をする」ことを話題にしました。さらに、校長
にだけ自分から挨拶をするのではなく、先生方、主事さん方、友達にも自分から挨拶
ができるようになってほしいと思います。
なお、我々から子供たちへの挨拶ですが、教師が先に挨拶をして見本を見せていき
たいですね。その際「○○さん、おはようございます」など、名前を加えて挨拶した
り 、「 ○ ○ さ ん 、 元 気 で す か 」 な ど と 一 言 添 え た り す る の も 効 果 が あ り ま す 。 ぜ ひ 、
実践していきましょう。
ま た 、 挨 拶 に つ い て は 、「 挨 拶 を し な い 子 を 叱 る 」 の で は な く 、「 挨 拶 が で き る 子
をほめる」…これを続けていけば効果が出てきます。実態に合わせて工夫して、うま
く進めていただけると助かります。
ち な み に 、 挨 拶 に は ど ん な 言 葉 が あ る か を 改 め て 考 え さ せ る の も い い で す ね 。「 お
は よ う ご ざ い ま す 」「 こ ん に ち は 」 だ け で な く 、「 お 願 い し ま す 」「 あ り が と う ご ざ い
ま す 」「 す み ま せ ん で し た 」「 失 礼 し ま す 」「 大 丈 夫 で す か 」 な ど の 様 々 な 挨 拶 が あ る
ことについても話題にしてみてください。よろしくお願いします。
今週は、土曜授業、一斉A部会などもあります。よろしくお願いします。
〈資料〉 接遇について
マナー講師として、テレビでもおなじみの「平林都さん」は、あいさつを基本とする
「接遇」について、次のように書いている。
◎
◎
◎
◎
◎
笑顔を見せるときには、声を出さずに歯を見せます。
気持ちのいい「はい」が言えない人は、何ごとに対しても腰が重いです。
仕事場は、あなたの舞台です。
お客様が二度と来ないお店には、理由があります。
とっつきやすい人は、一生得をします。
私は、どんなことにもできるだけ「はい」と言えるように努力していますが、
なかなか難しいですね。がんばらないといけません。
【おまけ】 デール・カーネギー (「人を動かす」というミリオンセラーの著者 )の言葉
人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすい
コミュニケーション方法はない。