この春始める「欲張らない投資」;pdf

2015年
3月25日号
Vol.213
この春始める「欲張らない投資」
 預金か?高リスク資産か?
足元では日経平均株価が上昇し、2万円も
間近となってきています。そうしたなか、投資
を検討される方も増えているのではないでし
ょうか。
投資先を検討する際に、売れ筋から選ぶと
いう方法をとる方も多いかと思います。しか
し、昨年の「売れ筋ファンド」の上位には、価
格変動幅が大きくなりがちな株式やリートが
占め、特に投資初心者には手を出しにくいラ
インナップとなっています。
そのため、投資に対して二の足を踏んでしま
い、資産の大半を、金利が低くても預金など
に預け入れ、一部の余裕資金でリスクが高
い資産に投資をしてしまう方も少なくありま
せん。しかし、物価が上昇し始めた今、預金
と高リスク資産だけでよいのでしょうか?
 預金を含む資産全体で
変化する世の中に対応するためには、預金
を含めた資産全体を考える必要があります。
1 預金でなければならない資金
いつでも使えるよう預金におくべき資金。
2 欲張らない投資
預金の一歩先という位置付けで、リターンの
目標はインフレ率程度、リスクは分散投資を
基本に低く抑えた投資。
3 育てる投資
中リスク中リターンで運用し、資産の成長を
引っ張る部分。一例は多くの国に分散投資
する株式ファンドや一般的なバランスファンド
など。
4 スパイス的な投資
市場の動きとタイミングを見ながらリターン
を追求する投資。一例としては、単一国の
株式ファンドやテーマ型ファンド、リートやハ
イイールド債券ファンドなど。
 ハラハラを抑えて欲張らず
この4つの資産の中で特に「欲張らない投
資」と「育てる投資」は資産の核(コア)として
重要な部分となります。
特に「欲張らない投資」は日々の値動きでハ
ラハラドキドキするような投資ではなく、毎日
その値動きを見る必要がないくらいのリスク
度合いが理想です。また、競争相手はインフ
レ率ですから、様々な資産に分散投資し、市
場変化に対応することができ、リスクを低く
抑えたバランスファンドなどが合っています。
この春、リスクを抑えた「欲張らない投資」を
考えてみませんか?
預金でなければ
ならない資金
欲張らない
投資
育てる
投資
スパイス的な投資
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