山元発電所向け石炭のロイヤリティに対し反発

インドネシア:山元発電所向け石炭のロイヤリティに対し反発
3 月 9 日付け地元紙によると、業界専門家は、新政府が課した山元発電所に対する石炭価
格式の高額なロイヤリティに関し、疑問を呈するとともに反対した。
エネルギー鉱物資源省(MEMR)鉱物石炭総局は、最近、生産コストに 25%のマージンを乗
せた価格式を定めた新法令を発布した。本法令はまた、20.3%のロイヤリティを含み、生産
コストの内訳も示している。
インドネシア石炭供給者協会(Aspebindo)の幹部は、現規制での鉱業事業許可(IUP)保有採
炭業者に対するロイヤリティが炭質により 3.5%又は 7%であること考えると、政府がなぜ高
いロイヤリティを設定するに至ったのか疑問だとしている。石炭鉱業事業契約 (PKP2B)保有
採炭企業に対するロイヤリティは一律 13.5%である。
インドネシア鉱山専門員会(Perhapi)の幹部は、山元発電所向けに高い石炭ロイヤリティを
課すということは、石炭の国内利用促進に対する 政府の半端な姿勢の表れであり、政府の関
心は石炭からいかに多くの歳入を得るかだと指摘した。
(石炭開発部
辻
誠)
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