大豆農家の開拓と森林破壊について考える

PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
東北支部(JICA 東北)
JICA 山形デスク
2016 年 11 月 14 日
パラグアイ日本人移住 80 周年を迎えた今日
大豆農家の開拓と森林破壊について考える
鶴岡東高等学校
竹島
勇太教諭実践授業
独立行政法人国際協力機構(JICA)では毎年、小・中学校・高等学校等の先生方を対象に、開発
途上国における国際協力の現場を視察し、その経験・素材等を活かした開発教育(国際理解教育)
実践のための教師海外研修を実施しています。本研修は開発教育(国際理解教育)に取り組まれて
いる、これから取り組もうとしている先生方を対象に、開発途上国の置かれている現状を知るとと
もに、日本との関係や国際協力への理解を深め、その成果を、次代を担う児童・生徒の教育に役立
てて頂くことを目的としており、研修後は教育現場や地域において開発教育実践が行われています。
この度、本年度の教師海外研修へ参加し、7 月 23 日から 8 月 7 日の日程で南米・パラグアイを訪問
した鶴岡東高等学校 竹島 勇太(たけしま ゆうた)教諭の実践授業が 11 月 24 日(木)に同校
にて行われます。
授業では、我々の生活に欠かすことが出来ない“大豆”を切り口に、パラグアイの更なる発展の
為に大豆生産を促進するべきか、大豆栽培によって失われていく森林(自然)を守るべきか討論を
し、同国が直面している課題に目をむけます。
今から80 年前、パラグアイの未開の地で一から土地を開墾するところから始めた日系移民の人々。
様々な苦悩を経て大豆の栽培に成功し、現在では大豆生産量世界第4位、輸出量第6位を誇るまでと
なりました。一方で、農地開拓による森林減少に伴い、荒廃した土地で暮らす貧困層の人々は収入
を得るために森林伐採の仕事に従事するという悪循環も起きています。
同国が経済発展を遂げる為にどのような選択があるか考える授業を通し、世界全体にとって望まし
い発展とは何か、そのために自分達に何ができるか考えを深めます。
以下、公開授業日程を記載いたします。ぜひ、取材して頂き、広く山形県民へ鶴岡東高校の取組
み並びに本研修を紹介いただければ幸いです。
≪公開授業日程≫
題材
大豆と森林破壊
日時
11 月 24 日(木)14:20~15:10
場所
学校法人齋藤学園
TEL:023-646-6267
鶴岡東高等学校(山形県鶴岡市切添町 22-30)
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 山形デスク 三澤香織
FAX:023-646-8860 E-Mail:[email protected]
※このプレスリリースは、山形県庁記者クラブで配布しています。