小学生が人々の“想い”を考える

独立行政法人国際協力機構
東北支部(JICA 東北)
PRESS RELEASE
JICA 青森デスク
2016 年 10 月 20 日
ゴミから作られた楽器で音を奏でるカテウラ音楽団(パラグアイ)から
小学生が人々の“想い”を考える
階上町立道仏小学校
清野
人教諭実践授業
独立行政法人国際協力機構(JICA)では毎年、小・中学校・高等学校等の先生方を対象に、開発
途上国における国際協力の現場を視察し、その経験・素材等を活かした開発教育実践のための教師
海外研修を実施しています。本研修は開発教育に取り組まれている、これから取り組もうとしてい
る先生方を対象に、開発途上国の置かれている現状を知るとともに、日本との関係や国際協力への
理解を深め、その成果を、次代を担う児童・生徒の教育に役立てて頂くことを目的としており、研
修後は教育現場や地域において開発教育実践が行われています。
この度、本年度の教師海外研修へ参加し、7 月 23 日から 8 月 7 日の日程で南米・パラグアイを訪
問した階上町立道仏小学校清野 人(せいの ひとし)教諭の実践授業が 11 月 4 日(金)に同校
にて行われます。
今回の授業では、ゴミから作った楽器を演奏する「カテウラ・リサイクル・オーケストラ※1」
をテーマに、児童がパラグアイのゴミ処理の事情や貧富の差、さらに楽団結成のきっかけや楽団関
係者の想いを画像・映像を通して知り、自分の生き方を見つめ直すことをねらいとしています。
※1:パラグアイの首都アスンシオンの校外に位置するカテウラ地区で活動する音楽団。設立者はファビオ・チャベス氏(元
音楽教師)。同地区に運ばれてくるゴミから楽器を作り演奏活動を行うことで、貧困地域に暮らす子ども達へ希望をもた
らすことなどを目的としている。現在では国内、海外で演奏会が行われている。
当日は、貧困地域であるカテウラ地区のスラム街の様子やゴミ山の写真を通して、児童らが自分
達の暮らしとの違いに気付くと共に、清野教諭がパラグアイで撮影したカテウラ音楽団へのインタ
ビュー映像を流し、児童が楽団関係者の想いを知り、最後は自分達の身近な人々の存在に目を向け、
今後の生き方、人とのつながりについて考えます。
ぜひ取材していただき、広く青森県民へ道仏小学校の取り組みを紹介いただければ幸いです。
≪公開授業日程≫
題材
カテウラ音楽団に関わる人の想い
日時
11 月 4 日(金)15:10~15:55(対象:小学 6 年生 18 名)
場所
階上町立道仏小学校(青森県三戸郡階上町道仏字外窪 21−1)
※このプレスリリースは、青森県庁記者クラブで配布しています。
TEL:017-735-2249
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 青森デスク 大場 由太
FAX:017-735-2252
E-Mail: [email protected]