スーパーグローバル大学等事業 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援 中間評価結果 大 学 名 東京工業大学 申請区分 タイプＢ：特色型 ◇経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援プログラム委員会における評価（公表用） （総括評価） A これまでの取り組みを継続することによって、事業目的を達成することが 可能と判断される。 （コメント） 本事業は「新興国の科学技術の発展に貢献する人材の育成」という特色ある目標を掲げ、そ の実現に必要な教育課程を新しく体系化して実施しており、今後の日本の発展に寄与する取組 と言える。また、計画全体に無理がなく、上手に学生のモチベーションを向上させている。英 語力の向上に関しては、グローバル理工人育成コースの４つのプログラムにおいて多くの科目 を設置し、カリキュラム整備を推進したことは評価できる。 また、設定した卒業時の外国語力スタンダードを満たした学生数及び卒業時に学生が修得す べきとした具体的能力を達成した学生数において、数値目標が達成されていることも高く評価 できる。更に、日本人学生の海外留学者数も数値目標を上回るなど、全般的に構想実現のた めの取組が着実になされ、成果として表れていると言える。 一方、改善点として国内理系トップレベルの大学の一つである貴学の学生には大きな可能性 があると思われるが、その可能性がまだ十分に引き出されていないように見受けられる。学生 の海外留学支援について更に強化しつつ、他の取組においても一層の努力を重ね、理工系大学 における国際化の模範となることを期待する。また、外国人留学生の受入は全国的に低迷して いるが、世界の理系学生のモビリティは高まっており、率先してその拡大にも努めていただき たい。更に、当初計画されていた「海外留学コンシェルジュ」が未設置である点については、 今後の対応に期待したい。また、英語で日本のことについて情報発信できるようにする科目群 の整備を期待する。 以上、全体的に計画された事業が着実に実施されている。改善点に取り組みつつ、事業目的 の達成に向けて従来の取組を継続していただきたい。
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