スーパーグローバル大学等事業 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援 中間評価結果 大 学 名 国際教養大学 申請区分 タイプA:全学推進型 ◇経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援プログラム委員会における評価(公表用) (総括評価) A これまでの取り組みを継続することによって、事業目的を達成することが 可能と判断される。 (コメント) 本事業は、国内のみならず海外の大学院へ進学する卒業生を増やし、 「国際教養」教育と大学 院での専門教育を受けたグローバル社会の将来を担うべき有能なグローバル・リーダーの育成 に寄与することを目的として、教育力と学修支援の更なる強化を行う取組である。 目標の達成状況において、卒業時の外国語力スタンダードを高めに設定しているにもかかわ らず、それを満たした学生数が数値目標を上回っている点や外国人留学生についても多様な出 身国・地域から受入を行い、かつ数値目標を達成している点は評価できる。 従来からのグローバルな教育実践に加え、本事業において、国際教養教育推進センターのメ ンバーを中心に学習成果測定ワーキンググループを組織し、学習成果ルーブリックを試作する など、全体として課題に積極的に取り組んでいる姿勢が見られる。しかし、現状では、それら がまだ企画・準備・予定・試行の段階にとどまっており、電子ポートフォリオの活用や学習成 果測定の方法等、具体的な部分に関しては本格的導入や実施にやや遅れが見られるため、今後 の本格的な実施に期待したい。 一方で、出口の多様化を目指して大学院への進学を推進している点に関しては、その趣旨は 十分に理解できるものの、卒業時に学生が修得すべきとした具体的能力を達成した学生数の測 定指標・達成水準として大学院進学率25%と定めたことでかえって事業の展開を柔軟性のな いものにしている傾向が見受けられる。多様でグローバルな能力の涵養、多岐にわたるキャリ アパスの開拓のために、 「大学院に進学することも可能な」人材の育成について検討する必要が ある。
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