2015 年 3 月 6 日 日本銀行帯広事務所 十 勝 の 金 融 経 済 概 況 1.全体感 十勝の景気は、持ち直している。 すなわち、公共投資は、緩やかに減少している。設備投資は、持ち直している。 住宅投資は、緩やかに減少している。個人消費は、天候不順による影響がみられる ものの、総じてみると、横ばい圏内の動きとなっている。雇用情勢は改善している。 また、生産は、緩やかに増加している。 先行きについては、燃料価格などの各種コストの動向に加え、為替・金融市場の 影響などに注視していく必要がある。 2.最終需要の動向 公共投資は、緩やかに減少している。 2 月の公共工事請負金額は、前年を下回った。 設備投資は、持ち直している。 主要企業の設備投資について、14 年度をみると、工場の新設や生産設備増設な どの能力増強投資などが計画されており、大幅な増加が見込まれている。 また、1 月の建築物着工床面積は、前年を下回った。 住宅投資は、緩やかに減少している。 1 月の新設住宅着工戸数は、持家が 11 か月連続で前年を下回ったほか、貸家も 前年を下回ったことから、全体でも前年を下回った。 個人消費は、天候不順による影響がみられるものの、総じてみると、横ばい圏 内の動きとなっている。 主要小売店の売上高(1 月)は、食料品などが底堅く推移しているものの、冬 物衣料などの動きが引き続き鈍いほか、天候不順などの影響もあって前年を下 回った。耐久消費財をみると、自動車販売(乗用車新車登録届出台数、2 月)は、 引き続き消費増税に伴う駆け込み需要がみられた前年を下回った。家電販売は、 パソコンなどを中心に弱めの動きとなっている。一方、白物家電は堅調に推移し 1 ているほか、テレビも持ち直しつつある。 この間、旅行・観光関連をみると、とかち帯広空港の乗降客数(1 月)は、天 候不順などの影響から前年を下回った。市内ホテルの宿泊人数(1 月)は、スポー ツイベント開催のため高水準だった前年を下回った。一方、主要温泉地の宿泊人 数(1 月)は、道内客の増加などから前年を上回った。 3.生産・雇用・企業倒産の動向 生産は、緩やかに増加している。 生乳生産量(1 月)は、前年を上回った。乳製品(1 月)も、ヨーグルト、ク リーム需要が引き続き旺盛なことなどを受けて、前年を上回る生産となった。産 糖量(1 月)は、原料の糖度が前年を上回ったことから、前年を上回った。 製材品生産量(1 月)は、梱包用資材を中心に前年を上回った。 雇用情勢は、改善している。 1 月の有効求人倍率(常用)は、新規求人数が減少したものの、新規求職申込 件数も減少したことから、前年を上回った。 企業倒産は、概ね落ち着いた動きを示している。 2 月の企業倒産(負債額 10 百万円以上)は、件数、金額ともに前年を下回った。 4.金融情勢 帯広市内金融機関の実質預金残高(1 月末)は、流動性預金を中心に増加して いる。 貸出残高(1 月末)は、前年を上回った。 貸出約定平均金利(1 月末、総合)は、銀行は僅かに低下した一方、信金は幾 分上昇した。 以 2 上
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