「金融経済月報」における 需要項目別の判断の推移

日本銀行「金融経済月報」における現状判断と見通しの推移(2015 年 12 月)
【 景気の現状判断と今後の見通し 】
上田八木短資株式会社
2015/8 月
景 気 全 体
現
輸
わが国の景気は、緩やかな回復を続けてい
る。
状
設 備 投 資 も、先進国を中心に回復している。そうした
もとで、輸出や鉱工業生産は、振れを伴いつ
判
個 人 消 費
つも、持ち直している。設備投資は、企業収
断
住 宅 投 資 る。雇用・所得環境の着実な改善を背景に、
個人消費は底堅く推移しているほか、住宅投
益が改善するなかで、緩やかな増加基調にあ
公 共 投 資 資も持ち直している。この間、公共投資は、
高水準ながら緩やかな減少傾向に転じてい
産
10 月
11 月
12 月
わが国の景気は、輸出・生産面に新興国経済
わが国の景気は、輸出・生産面に新興国経
わが国の景気は、輸出・生産面に新興国経
わが国の景気は、輸出・生産面に新興国経済の減速
の減速の影響がみられるものの、緩やかな回
済の減速の影響がみられるものの、緩やか
済の減速の影響がみられるものの、緩やか
の影響がみられるものの、緩やかな回復を続けてい
復を続けている。
な回復を続けている。
な回復を続けている。
る。
海外経済は、新興国が減速しているが、先
出
海外経済は、一部になお緩慢さを残しつつ
生
9月
る。
海外経済は、新興国が減速しているが、先進
進国を中心とした緩やかな成長が続いて
海外経済は、新興国が減速しているが、先
国を中心とした緩やかな成長が続いている。
いる。輸出や鉱工業生産は、新興国経済の
進国を中心とした緩やかな成長が続いて
輸出や鉱工業生産は、新興国経済の減速の影
減速の影響などから、このところ横ばい圏
いる。輸出や鉱工業生産は、新興国経済の
響などから、このところ横ばい圏内の動きと
内の動きとなっている。一方、国内需要の
減速の影響などから、このところ横ばい圏
なっている。一方、国内需要の面では、設備
面では、設備投資は、企業収益が明確な改
内の動きとなっている。一方、国内需要の
投資は、企業収益が明確な改善を続けるなか
善を続けるなかで、緩やかな増加基調にあ
面では、設備投資は、企業収益が明確な改
で、緩やかな増加基調にある。また、雇用・
る。また、雇用・所得環境の着実な改善を
善を続けるなかで、緩やかな増加基調にあ
所得環境の着実な改善を背景に、個人消費は
背景に、個人消費は底堅く推移しているほ
る。また、雇用・所得環境の着実な改善を
底堅く推移しているほか、住宅投資も持ち直
か、住宅投資も持ち直している。公共投資
背景に、個人消費は底堅く推移しているほ
している。この間、公共投資は、高水準なが
は、高水準ながら緩やかな減少傾向に転じ
か、住宅投資も持ち直している。公共投資
ら緩やかな減少傾向に転じている。
ている。この間、企業の業況感は、一部に
は、高水準ながら緩やかな減少傾向に転じ
やや慎重な動きもみられるが、総じて良好
ている。
雇用・所得環
境等
今後の
景気見通
し
海外経済は、新興国が減速しているが、先進国を中
心とした緩やかな成長が続いている。そうしたもと
で、輸出は、一部に鈍さを残しつつも、持ち直して
いる。国内需要の面では、設備投資は、企業収益が
明確な改善を続けるなかで、緩やかな増加基調にあ
る。また、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、
個人消費は底堅く推移しているほか、住宅投資も持
ち直している。公共投資は、高水準ながら緩やかな
減少傾向にある。鉱工業生産は、横ばい圏内の動き
が続いている。この間、企業の業況感は、一部にや
や慎重な動きもみられるが、総じて良好な水準を維
持している。
な水準を維持している。
先行きについても、
景気は緩やかな回復を続けて
先行きについても、
景気は緩やかな回復を続けて
先行きについても、景気は緩やかな回復を続
先行きについても、景気は緩やかな回復を続
先行きについても、景気は緩やかな回復を続けていくと
いくとみられる。
いくとみられる。
けていくとみられる。
けていくとみられる。
みられる。
輸出は、振れを伴いつつも、海外経済の回復など
輸出は、
当面横ばい圏内の動きを続けるとみられ
輸出は、当面横ばい圏内の動きを続けるとみ
輸出は、当面横ばい圏内の動きを続けるとみ
輸出は、新興国経済が減速した状態から脱していくにつ
を背景に緩やかに増加していくと考えられる。
国
るが、その後は、新興国経済が減速した状態から
られるが、その後は、新興国経済が減速した
られるが、その後は、新興国経済が減速した
れて、緩やかに増加していくと考えられる。国内需要に
内需要については、公共投資は、高めの水準を維
脱していくにつれて、
緩やかに増加していくと考
状態から脱していくにつれて、緩やかに増加
状態から脱していくにつれて、緩やかに増加
ついては、公共投資は、高めの水準を維持しつつも、緩
持しつつも、
緩やかな減少傾向を続けるとみられ
えられる。国内需要については、公共投資は、高
していくと考えられる。国内需要については、 していくと考えられる。国内需要については、 やかな減少傾向を続けるとみられる。設備投資は、企業
る。設備投資は、企業収益が改善傾向をたどるな
めの水準を維持しつつも、
緩やかな減少傾向を続
公共投資は、高めの水準を維持しつつも、緩
公共投資は、高めの水準を維持しつつも、緩
収益が明確な改善傾向をたどるなかで、緩やかな増加を
かで、緩やかな増加を続けると予想される。個人
けるとみられる。設備投資は、企業収益が明確な
やかな減少傾向を続けるとみられる。設備投
やかな減少傾向を続けるとみられる。設備投
続けると予想される。個人消費は、雇用・所得環境の着
消費は、雇用・所得環境の着実な改善が続くもと
改善傾向をたどるなかで、
緩やかな増加を続ける
資は、企業収益が明確な改善傾向をたどるな
資は、企業収益が明確な改善傾向をたどるな
実な改善が続くもとで、引き続き底堅く推移するとみら
で、引き続き底堅く推移するとみられる。住宅投
と予想される。個人消費は、雇用・所得環境の着
かで、緩やかな増加を続けると予想される。
かで、緩やかな増加を続けると予想される。
れる。住宅投資は、持ち直しを続けると予想される。以
資は、持ち直しを続けると予想される。以上の内
実な改善が続くもとで、
引き続き底堅く推移する
個人消費は、雇用・所得環境の着実な改善が
個人消費は、雇用・所得環境の着実な改善が
上の内外需要を反映して、鉱工業生産は、当面横ばい圏
外需要を反映して、鉱工業生産は、振れを伴いつ
とみられる。住宅投資は、持ち直しを続けると予
続くもとで、引き続き底堅く推移するとみら
続くもとで、引き続き底堅く推移するとみら
内の動きを続けるとみられるが、その後は、緩やかに増
つも、緩やかに増加していくと考えられる。
想される。以上の内外需要を反映して、鉱工業生
れる。住宅投資は、持ち直しを続けると予想
れる。住宅投資は、持ち直しを続けると予想
加していくと考えられる。
この間、リスク要因としては、新興国・資源国経
産は、
当面横ばい圏内の動きを続けるとみられる
される。以上の内外需要を反映して、鉱工業
される。以上の内外需要を反映して、鉱工業
この間、リスク要因としては、新興国・資源国経済の動
済の動向、欧州における債務問題の展開や景気・ が、その後は、緩やかに増加していくと考えられ
生産は、当面横ばい圏内の動きを続けるとみ
生産は、当面横ばい圏内の動きを続けるとみ
向、欧州における債務問題の展開や景気・物価のモメン
物価のモメンタム、
米国経済の回復ペースなどが
る。
られるが、その後は、緩やかに増加していく
られるが、その後は、緩やかに増加していく
タム、米国経済の回復ペースなどが挙げられる。
挙げられる。
この間、リスク要因としては、新興国・資源国経
と考えられる。
と考えられる。
済の動向、欧州における債務問題の展開や景気・ この間、リスク要因としては、新興国・資源
この間、リスク要因としては、新興国・資源
物価のモメンタム、
米国経済の回復ペースなどが
国経済の動向、欧州における債務問題の展開
国経済の動向、欧州における債務問題の展開
挙げられる。
や景気・物価のモメンタム、米国経済の回復
や景気・物価のモメンタム、米国経済の回復
ペースなどが挙げられる。
ペースなどが挙げられる。
【 物価の現状判断と今後の見通し 】
2015/8 月
現
状
輸入物
価
今後の物
価見通し
10 月
11 月
12 月
3か月前比でみると、国際商品市況や
為替相場の動きを反映して、横ばい圏内
の動きとなっている
3か月前比でみると、国際商品市況や
為替相場の動きを反映して、横ばい圏内
の動きとなっている
3か月前比でみると、
国際商品市況や為
替相場の動きを反映して、
横ばい圏内の動
きとなっている
3か月前比でみると、国際商品市況や為替
相場の動きを反映して下落している
3か月前比でみると、国際商品市況や為替相
場の動きを反映して下落している
国内企業物価を3か月前比で
国内企業物価は、国際商品市況
国内企業物価は、国際商品市況
国内企業物価は、国際商品市況の
国内企業物価は、国際商品市況の
国内企業 みると、国際商品市況の動きを の下落を主因に、3か月前比で の下落を主因に、3か月前比で 下落を主因に、3か月前比でみて 下落を主因に、3か月前比でみて下
物価
反映して、横ばい圏内の動きと みて下落している。
みて下落している。
下落している。
落している
なっている。
判
断
9月
消費者
物価
消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、0%
消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、0%
0%程度となっている。予想物価上昇率
0%程度となっている。予想物価上昇率
0%程度となっている。予想物価上昇率
程度となっている。予想物価上昇率は、この
程度となっている。予想物価上昇率は、このと
は、やや長い目でみれば、全体として上
は、やや長い目でみれば、全体として上
は、やや長い目でみれば、全体として上昇
ところ弱めの指標もみられているが、やや長
ころ弱めの指標もみられているが、やや長い目
昇しているとみられる。
昇しているとみられる。
しているとみられる。
い目でみれば、全体として上昇しているとみ
でみれば、全体として上昇しているとみられ
られる。
る。
国内企業物価は、国際商品市
国内企業物価は、国際商品市況
国内企業物価は、国際商品市況
国内企業物価は、国際商品市況の 国内企業物価は、国際商品市況の
国内企業 況の動きを反映して、当面、横 の動きを反映して、当面下落を の動きを反映して、当面下落を 動きを反映して、当面下落を続け 動きを反映して、当面下落を続ける
物価
ばい圏内で推移するとみられ 続けるとみられる。
続けるとみられる。
るとみられる。
とみられる
る。
消費者物価の前年比は、エネ 消費者物価の前年比は、エネ 消費者物価の前年比は、エネ 消費者物価の前年比は、エネル 消費者物価の前年比は、エネルギ
ルギー価格下落の影響から、 ルギー価格下落の影響から、 ルギー価格下落の影響から、当 ギー価格下落の影響から、当面 ー価格下落の影響から、当面0%
当面0%程度で推移するとみ 当面0%程度で推移するとみ 面0%程度で推移するとみら 0%程度で推移するとみられる。 程度で推移するとみられる
消 費 者 られる。
られる。
れる。
物価