ベトナム:持続的な発展へのエネルギー開発

ベトナム:持続的な発展へのエネルギー開発
2016 年 9 月 8 日掲載
8 月 30 日付けの地元報道によると、専門家は、ベトナムには、長期の持続的な発展を追及するならば、
社会・経済的な開発に向けた十分なるエネルギー供給のため、多くの解決すべき問題があるとした。
商工省(MOIT)のエネルギー副部長は、Vietnam Energy Forum 2016(8 月 25 日ハノイにて開催)にて、
エネルギー産業の開発とエネルギー計画の戦略改善が必要だとした。また、効率的で有効な電力消費の促
進はもちろん、クリーン、再生可能エネルギーの比率を高める必要があるともした。
MOIT のエネルギー計画副部長は、再生可能エネルギーの安価な開発戦略を策定したとした。開発戦略
では、再生可能エネルギーの工程表を作成し、その比率を増加させ、エネルギー安全保障の確立、気候変
動の軽減、環境保護、持続可能な社会経済発展の追求のため、化石燃料への依存度を軽減するとした。大
部分の家庭を国家送電網に接続する戦略目標では、持続可能なエネルギーを 2030 年までに安価な料金で
供給するとした。
国家目標は、温室効果ガスを 2000 年までに 5%削減、2050 年までに 45%削減となっている。また、家
庭での太陽光エネルギーは、現状 4.3%を、2050 年までに 50%に拡大するとなっている。
MOIT のエネルギー副部長は、電力需要伸び率は 2006-2010 年 13.07%/年、これに対して 2011-2015 年
11%/年であったとした。
(石炭開発部 辻
誠)
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