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インドネシア:3 月に採炭ロイヤリティ倍増の可能性
2 月 25 日付け地元報道によると、政府は 3 月より石炭鉱業界への監督強化に加え、ロイ
ヤリティの倍増を計画している。ロイヤリティの引き上げにより石炭・鉱業界からの税外収
入は 2014 年度の 35 兆 4 千億ルピアが 52 兆 2 千億ルピア(40 億 5 千$)に上がる見込み。引
上げ提案は鉱業事業許可(IUP)保有者に対し適用される。
エネルギー鉱物資源省(MEMR)鉱物石炭総局の R. Sukhyar 総局長は、低カロリー炭企業
に対して大きな影響があると述べた。3,000Kca/kg 以下の低カロリー炭はインドネシアの石
炭生産量の約 30%を占める。
一方、業界は、ロイヤリティの引き上げは低品位炭を生産する小規模および新規参入企業
に影響を及ぼすと懸念している。インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)は、石炭価格が現在の
72 US$/トンが 80 US$/トン以上になるまで、ロイヤルティ引き上げ時期を延期するよう政府に
要請している。
2010 年から 2011 年にかけて、多くの企業がインドネシア石炭採掘業界に参入し石炭ビジ
ネス投資のために資本を借入したが、世界経済の低迷のため、小規模採炭企業は未だ借入金
の返済を終えていない。
また、R. Sukhyar 総局長によると、MEMR は 2019 年までに年間の石炭生産量を 4 億トン
にまで減少させ、一方で国内消費を 2015 年度の 9 千億トンを 1 億 9 千万トンにまで押し上げた
い考えである。
(石炭開発部
辻
誠)
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