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2015 早稲田大学 商学部 数学 解答例
1
(1) (ア) −n
(2) (イ) −
11
2
(3) (ウ) 14
(4) (エ) 6
2
(1) 三角形 OAB と三角形 PQR は合同であるので,そ
の共通部分が六角形となるとき,右図のようになる.
ここで,共通部分が六角形となるための条件は
3
P について,直線 AB : y = − x + 3 の上部にある
4
Q について,x 座標が負となる
R について,y 座標が負となる
である.これらの条件より
3
3b > − ·4a+3
4
かつ
4a−4 < 0
かつ
3b−3 < 0
すなわち
a+b>1
かつ
a < 1 かつ
b<1
······°
1
である.
図のように点 S,T,U,V をとる.
2 つの斜線部分は合同な三角形であり,点 S の y 座標は 3(a + b − 1) であり,点 T の x 座標は 4(a + b − 1)
である.よって六角形の面積は,長方形 OUPV の面積から直角三角形 OST の面積の 2 倍を引いたものであ
るから
1
· 4(a + b − 1) · 3(a + b − 1)
2
= 12(−a2 − b2 + 2a + 2b − ab − 1)
S = 4a · 3b − 2 ·
::::::::::::::::::::::::::::::
となる.
(2) °
1 の範囲で考える.
(1) より
}
{(
)2
(
)2
2
b−2
3
1
b−
S = −12
a+
+
−
2
4
3
3
となるから,a =
2−b
2
2
かつ b = ,すなわち a = b = のとき(これは°
1 を満たす),S は最大となる.こ
2
3
3:
のとき,S の最大値は
)
(
1
= :4
−12 · −
3
である.
3
(1) (ii) において n = 2015 とすると
f (f (2015) + 4) = 2015
(i) より
f (4) = 2015
::::
となる.
(2) まず
\ n2 ならば f (n1 ) =
\ f (n2 )
2 整数 n1 ,n2 について,n1 =
を示す.
相異なる 2 つの整数 n1 ,n2 について
f (n1 ) = f (n2 ) = m
が成立すると仮定すると,(ii) で n = n1 ,n2 として
n1 = f (f (n1 ) + 4) = f (m + 4)
n2 = f (f (n2 ) + 4) = f (m + 4)
\ n2 なので f (m + 4) =
\ f (m + 4) となり矛盾.
n1 =
したがって,⃝
1 は示された.
(ii) より
f (f (f (n)) + 4) = f (n)
となり,⃝
1 の対偶を用いると
f (f (n)) + 4 = n
f (f (n)) = n − 4
······⃝
2
となる.(ii) より
f (f (n − 4) + 4) = n − 4
······⃝
3
となるから,⃝
2 ,⃝
3 および ⃝
1 の対偶を用いると
f (n) = f (n − 4) + 4
となる.これをくり返し用いると
f (4n) = f (0) + 4n
f (4n + 1) = f (1) + 4n
f (4n + 2) = f (2) + 4n
f (4n + 3) = f (3) + 4n
······⃝
1
が成立する.(1) より
f (0) = 2011, f (4) = 2015
······⃝
4
となる.また,(iii) より
f (4n) < f (4n + 2) < f (4n + 4)
であるから
f (0) < f (2) < f (4)
が成立する.⃝
4 もあわせると
f (2) = 2012
または
2013
または
2014
となる.
f (2) = 2012 とすると,(ii) で n = 2 とすると
f (2016) = 2
となるが,⃝
4 より f (4n) = 2011 + 4n と偶奇が異なるので矛盾.
f (2) = 2014 とすると,(ii) で n = 2 とすると
f (2018) = 2
となるが,f (4 · 504 + 2) = f (2) + 4 · 502 = 2014 + 4 · 502 に矛盾.
よって,f (2) = 2013 となる.(ii) で n = 2 とすると
f (2017) = 2
f (1) + 504 · 4 = 2
f (1) = −2014
f (4n + 1) = 4n
− 2014
::::::::
となる.