まとめ 地球磁気圏境界面は太陽風の動圧によって4~12 変化 する。 地球磁気圏境界面は経度方向より緯度方向に大きく変化 する。 金星・火星電離圏では静水圧平衡により求めた温度は実際 の温度より小さい。これは太陽風の圧縮が原因のひとつに 考えられる。 金星電離圏の温度を実際の観測データの値を用い計算す ると、境界面は実際の観測データと等しい変化となる。 火星電離圏においては電離圏側の圧力が静圧のみならば 645K、磁気圧を考えた場合、静圧を静水圧平衡から求めた 403Kを用いたときに磁場強度が29nTあれば境界面を形成 する。 木星磁気圏は磁場の力のみでは実際の境界面ほどの距離 にならずプラズマの運動による力が関係してくる。 木星磁気圏の密度を観測データから仮定し、境界面を55 とすると、動圧を仮定するとプラズマの速度が489km/s、静 圧を仮定するとプラズマの温度が Kであればよい。 太陽風と惑星磁気・電離圏は境界面で圧力バランスが成り 立っている。 Spreiter, 1970の計算方法による数値計算の結果は実際の 観測値とよく合っている。 まとめ 地球 磁気圧が太陽風の動圧と圧力バランス 緯度方向の境界面変化が経度方向より 大きい 金星 プラズマの静圧が太陽風の動圧と圧力 バランス 静水圧平衡は成り立たない. 太陽風に よる圧縮が原因 火星 プラズマの静圧、磁場の圧力が太陽風 の動圧と圧力バランス 木星 プラズマの動圧、静圧が太陽風の動圧 と圧力バランス
© Copyright 2024 ExpyDoc