eGuide: 針を探し出す

IT MANAGEMENT MADE SIMPLE
針を探し出す
ネットワークの干し草の山から
根本原因を解明してネットワーク、
アプリケーション、サーバーの稼働状況と可用性を
向上させるための6つのヒント
目を凝らしてしっかり探しなさい
— そうすれば問題の根本原因を見つける
ことができるかもしれません。けれど見
つけられないかもしれません。 ネットワークの問題をもっと容易に解明できなかったら、
IT管理者も会社も苦しい立場に追い込まれます。
ネットワーク上のどこかに問題があります。納屋の庭の干し草の山に針があります。探し出し
やすいのはどちらでしょうか?
IT管理者にとって、システムに遅延が生じたりダウンしたり、断続的なパフォーマンス問題が
生じたりしたとき、正確な障害の発生場所を素早く解明しようとする努力は、ときとして悪夢
のようにもなりかねません。
そのまま使える監視ソリューションをいくつか組み合わせて使っているような場合は、複合化
され、相互依存しているネットワーク、アプリケーション、サーバーを一目で見渡すことができ
ません。突然の中断や散発的なパフォーマンス問題の根本原因を確信を持って速やかに究明
することができず、時間ばかりかかってなかなか原因を見出すことができない苦しい作業に
なります。
そうなると、ユーザーは反応があまりにも遅過ぎたり、システムが使えなくなってしまったりと
いった状況に長時間さらされることになり、我慢の限界がやってきます。生産性は低下し、苦
情がどんどん押し寄せます。やがては管理責任者も苛立ちを募らせ、介入が始まるでしょう。
この大混乱は、例えばルーターへの電源といった小さな問題がIT上で伝播して主要問題に発
展したせいで起きたのかも知れません。または解決済みと思い込んでいた問題に関連してい
るのかも知れません。
もちろんIT管理者は問題が発生したら即座に警告を受け取ることもできるでしょう。それが問
題なのではありません。問題が発生し警告が出ました、了解。ですが、監視ソリューションが
ネットワークの依存関係を検出できなかったら、問題を起こしているルーターの下流にあるあ
らゆるスイッチから警告が怒涛のようになだれ込むのを呆然と受け取るしかありません。
根本原因を解明するための6つのヒント
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勢いを増した警告の嵐が昼夜を問わずIT管理者を追い
まわします。
確かに障害は一箇所なのです。ところが誤検出による警告が大量に出され、あわてたユーザ
ーからも電話やメールがIT担当者に舞い込み、本当の障害と依存関係にあるほかのデバイス
からの誤認障害とを識別することができなくなってしまいます。
ITチームはすべてのレポートとエラーメッセージを整理しようとするでしょうが、イベント・ロ
グを分析したり、テスト・スクリプトを作成したりしてもどうにもなりません。何日も、あるいは
数週間も経過してから出た唯一の結論は何でしょう。ITチームの誰も問題の根本原因を迅速
に、簡単に、自信を持って解明できなかった、ということです。ただ困惑するだけだったり、解
決したはずの問題が再出現して診断が誤りだったと気づかされたりします。 生産性は落ち込
み、サービスレベルアグリーメントを満たせない可能性が出てきます。あの手この手を尽くし
た後に、根幹治療が必要と言われるような脱力感に襲われます。
さらに困るのは、この一連の事象が何度も繰り返されることです。現在使っているシステムで
は、この恐怖のシナリオを阻止する手段がありません。
依存関係を自動的に検出でき、迅速にディスカバリとマ
ッピングができるソリューションがなければ、干し草の
山をあきらめる(別の言い方をすれば、障害の正確な箇
所を発見できないソリューションで苦労し続ける)しか
ありません。
問題の根本原因を迅速かつ効率的に解明するには、今使用中の「パフォーマンス」監視ソリュ
ーションが提供するよりも格段に良い可視機能が必要です。ほんの数年前のものであっても
ITの視点からは「遠い昔」に設計されたソリューションとみなされるものが多いのです。
これらのソリューションは、今日のどんどん複雑化し相互依存関係も複合化しているシステム
を監視するようには設計されていません。ネットワーク上のすべてのデバイスを検出し、デバイ
ス間のすべての依存関係を検出することが不可能なので、定常的に警告の嵐が押し寄せ続け
ます。
もちろんIT管理者がネットワークを可視化するために手作業でネットワークをマッピングして
いくことは可能です。それぞれの依存関係について、個々に、1つずつ作成していくのも不可
能なことではありません。ただ、そのようないつ終わるとも知れない手作業は、実用的ではな
く、時宜にかなってもおらず、拡張性もないソリューションと言わざるを得ません。
根本原因を解明するための6つのヒント
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解決策は完全なネットワーク可視性です
- それは今入手可能です。
IT管理者が「針を探し出す」ことができるのを保証し、
さらにもっとたくさんのことができるための6つのヒント
ヒント その1:
生活上の多様性は素晴らしいことです、ですがパフォーマンス監視ソリューションの多様性は歓
唯一の真実を見る。
迎できるものではありません。よく見られる複数の異種システムを組み合わせて使っているケー
スでは、それぞれのシステムがIT管理者に別々のレポートを提出するので、根本原因が何なの
か、あるいはエラーも含み得る他の事象について判定をするためには、個々のレポートを比較対
照しなければならず非常に骨が折れます。最初にすべきことは、有線であれ無線であれ、物理的
であれ仮想的であれ、ネットワーク上のすべてをくまなく監視できる、単一の統合された監視シ
ステムを見つけることです。そうすれば、ネットワーク全体のすべてを包括された単一のビューで
チェックでき、
「唯一の真実」を手に入れられます。
ドリルダウン・ダッシュボードと履歴ダッシュボードも重要です。これらのツールを使うとユーザ
ーが悪影響を受ける前に問題を予測して解決でき、問題になる前に根本原因を探し当てることも
できるので、IT管理者は常に先手を打てる状況に立てるようになり、大変貴重な機能です。
ヒント その2:
ネットワーク全体の可視化は欠かすことができませんが、ネットワーク・マップを手作業で作成し
完全な視覚化のためにレイヤ2と3
ようとしたら何時間もあるいは何日もかかります。ネットワーク全体の可視化を達成するもっと
の自動ディスカバリとマッピングを
簡単な方法があります。ネットワーク・マップ作成のプロセス全体を自動化し、IT管理者がネット
活用する。
ワーク上のすべてを見落としなく見渡すようにできるようにする高度で使いやすいソリューション
を使うことです。ネットワーク上のすべてのデバイスを速やかにディスカバー、
マッピングするソリ
ューションは、根本原因を解明し、その正確な場所をつきとめるための重要な前提条件です。
ヒント その3:
ネットワーク上のすべてのデバイスを可視化するだけではなく、デバイス間の相互接続性と依存
依存関係を検出できる監視ソリュー
関係を認識する必要があります。IT担当者が計り知れない時間をかけて個々の依存関係を1つ
ションにまかせる。
ずつ作成するのは非効率的なので、依存関係も自動検出できる手段が求められます。依存関係
を自動的に検出できるソリューションを使えば、障害を起こしたデバイスからだけ警告を受け取
り、それに依存する(自身は正常に稼動している)デバイスすべてから警告を受け取ることがない
ので、IT担当者は止まない警告の嵐に時間を無駄にしないですみます。
根本原因を解明するための6つのヒント
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ヒント その4:
デバイス・ベースのライセンス料体系とポート・ベースのライセンス料体系との違いは明白です。
明瞭なデバイス・ベースのライセンス
ポート・ベースのライセンス料体系では、デバイス上の個々のポートごとに、例えば1つのスイッ
料体系で総所有コストを下げる。
チに48ポートがあれば48のポートごとに、課金されます。デバイス・ベースのライセンス料体
系であれば1つのスイッチにだけ課金されるので、ほとんどの場合はポートごとの料金の合計額
よりずっと経済的です。料金体系を比較する場合には、同じ前提条件で比較することを忘れな
いでください。評価期間にフルの設定がなされており、後からチャージされる隠れたコストがな
いことを確認することも大切です。
ヒント その5:
ソリューションを導入しても、稼動までに時間がかかるようでは困ります。そのソリューション
問題を悪化させない。本格的な監視
が、ネットワーク上のすべてのデバイスを自動的にディスカバーし、すべての依存関係を検出して
を速やかに開始する ー ほんの1時
マッピングし、警告ポリシーを作成し、警告しきい値を設定し、複数のダッシュボードを生成す
間で。
る、といったすべてのことを典型的には1時間で完了できるかどうかチェックしてください。もし
導入を検討しているプロバイダがそれはできないと言ったら、あるいはできると言っても検証で
きるデータや明確な証拠を示すことができなかったら、1時間で本格的な監視を開始するソリュ
ーションを提供できるプロバイダを探してください。
ヒント その6:
ここに挙げたすべてのヒントは、イプスイッチのWhatsUp Goldにつながります。WhatsUp
成長は続きます。大企業向け並みの
Goldは、ここに記述された「必要事項」のすべてを提供します ー IT部門に立ちはだかる、とら
機能があり中小企業でも使用できる
えどころのない根本原因の迅速で容易な解明、という大きな課題への解決法を含んで。成長を
よう設計された拡張可能な監視ソリ
続ける中小企業が低予算でも購入可能な、大企業向け並みの機能を備えたパフォーマンス監視
ューションを使いましょう。
ツールを提供できるのはイプスイッチのWhatsUp Goldだけです。
WhatsUp Goldは理にかなったライセンス料体系による高い拡張性を持っているので、現在のネットワークが25デバイスであって
も、25,000デバイスのネットワークであっても、あるいは将来25,000デバイスのレベルに拡張する見込みであっても、組織の規
模や発展に柔軟に対応できます。組織変更があるたびに手作業でネットワークを再マッピングする必要はありません。急速な発展
ゆえの不確実さや成長に伴う痛みも、ネットワーク監視に関してはありません。WhatsUp Goldはあらかじめそのような必要性に
対応できるよう設計されています。
WhatsUp Goldの評価版をお試しください。
無料の評価版をダウンロードしてください。
根本原因を解明するための6つのヒント
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イプスイッチ社について
イプスイッチ社は、
複雑なIT問題を解決するシンプルなソリューションを提供します。
システム・関連会社・顧客との間でファイ
ルを転送したり、
ネットワーク・アプリケーション・サーバーなどを監視したりするのに使われるソフトウェア製品群は、世界中
の何百万というお客様から信頼を得ています。1991年に創立され、米国マサチューセッツ州レキシントン
(ボストン郊外)
に
本社を置きます。米国内数ヶ所とヨーロッパ、
アジアに拠点があります。詳しくは、www.ipswitch.com をご覧ください。
WhatsUp Gold その他についての日本語によるお問い合わせは、
[email protected]までお願い致します。
また、製品に関する詳細な情報は、www.whatsupgold.com/jp/ でもご覧いただけます。
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