授業改善書 科目名 子ども演劇 担当者 中野 正昭

授業改善書
科目名
子ども演劇
担当者
中野 正昭
授業の概要
子ども演劇を「子どもを観客とする演劇」
「子どもが演者となる演劇」の二つに大別し、
歴史と実践の両面から講義した。内容としては、日本における子ども演劇の歴史、海外
における子ども演劇、幼稚園・保育園等の幼児教育における演劇の意義と実践、小中学
校における発表会、公共劇場や児童館における子ども演劇、テレビを使った演劇的効果
等々の多岐にわたる事項を具体例を踏まえて解説し、授業後半では履修生とのディスカ
ッションの時間を設けた。
授業の問題点
次の項目で「4
.5
」の評価が出た。これらの他はすべて「5
.0
」を獲得した。
1)出席はしましたか。
2)授業外学習(予習や復習など)をしましたか。
3)ノートを取りましたか。
授業改善の課題・方策
上記「授業の問題点」の評価に従い、それぞれの改善を以下に記す。
1)履修生の出席率はいずれも 8割を超えている。しかし、全出席の者がいるため、履
修生には出席率をあげる努力をするよう指導した。こうした指導が、8割以上の出席で
ありながらも、自分の出席率を低いと見なす学生の意識に結びついたと思われる。次年
度でもひきつづき、全出席の指導をつづけるものとする。
2
)宿題として学期中に1度のレポートを課した。内容は授業で扱った「日本の子ども
演劇の歴史」のまとめとその考察である。授業内容の定着と学習到達度の確認を目的と
したレポートだったが、やや簡単だったと思われる。次年度では授業内での小テスト設
けることで、履修生に予習と復習への意欲を促すものとする。
3
)授業では特定の教科書を使用しないかわりに、毎回、穴埋め形式のノート・プリン
トと資料を配付している。ノート・プリントは板書と解説を基に空欄を埋め、全授業回
数分を集めるとそれで一冊の教科書となるように工夫してある。しかし、今回のアンケ
ートの結果を見る限り、このノート・プリントが逆に履修生の“ノートを取ることで授
業に能動的に参加する”という姿勢を逆に減退させた可能性がうかがえる。次年度では、
ノート・プリントとは別に、ディスカッション内容を各自のノートに取らせるなどさせ
ることで、履修生の満足度をさらに高めたいと思う。
その他