首都大学東京 情報倫理講習会 本学のコンピュータ・ネットワークを 利用する為の基本的な心構え 守る必要がある倫理規定 情報倫理講習会 1 インターネットの特徴 • • • • • 強大で素早い情報発信力 不特定多数性(誰でも発信者, 受信者) 時間的・地理的に無制限(国境なし) 匿名性(なりすましが容易) 無保証性(偽情報も多い) 情報倫理講習会 2 インターネットが内包する問題 • • • • • 個人情報の漏洩 ⇒ 保護の必要性 情報操作が可能 ⇒ 情報収集発信の責任 著作権の侵害 ⇒ 著作権法による保護 現実性喪失と情報依存 ⇒ 直接の体験 ハイテク犯罪 ⇒ セキュリティとモラル それでも多くの人がインターネットを利用する! 情報倫理講習会 3 ハイテク「犯罪」 • ネット詐欺 – 架空請求詐欺 (身に覚えがない!) – オークション詐欺(物が届かない!) – フィッシング(phishing)詐欺 (パスワードが盗まれた!) – ワンクリック詐欺 (クリックしたら会費請求された!) 情報倫理講習会 4 ハイテク「犯罪」 • 不正アクセス, サイト攻撃, Web 書き換え • わいせつ画面, 画像販売, 児童ポ ルノなど • 違法コピー, 著作権違反(ファイ ル共有ソフトなど) • 違法販売, 出資法違反, 賭博など 情報倫理講習会 5 ハイテク「犯罪」 • 個人情報の意図的な流出 • 名誉毀損, 個人攻撃, いやがらせ, 脅迫など • ストーカーメール, ウイルスメール, チェーンメール, スパム(迷惑)メー ル, ジャンクメール • 出会い系サイトなどにからむ犯罪 情報倫理講習会 6 加害者・被害者にならないために • パスワード管理(人に教えない, 推測されない, 定期的に変更) • メディアリテラシー(メディアを社会的文脈で 批判的に分析, 評価し, 流れる情報を取捨選 択して活用する能力) • 情報モラル(ネチケット=net+etiquette) • プライバシー・個人情報の管理 • 著作権・肖像権など知的財産権の保護(無断 転載は原則違法, 引用にも注意) 情報倫理講習会 7 学内の情報環境について • ネットワークシステムにより学内どこ でも共通の環境を提供 • 基礎情報科目教室(授業,開放) – 1号館 320 ・330・340・350 番 • ラップトップ(ノート)PC貸し出し – AV棟事務室(当日返却) – 附属図書館(館内利用) • 開放端末室 – 情報処理施設115 番 情報倫理講習会 8 開放教室・端末室利用マナー • • • • • • • • 入室時は学生証と顔写真を明示する 傘・雨具の持込は濡れてなくても一切禁止 ガム飴含め飲食禁止. 携帯飲食物は鞄内に ゲームなど学習研究に無縁の利用は禁止 私語・携帯電話利用など迷惑行為は禁止 用紙持込・大量印刷や複数端末占有は禁止 空調含め端末以外の室内機器操作は禁止 チュータ(開放立会相談員)の指示を守る 情報倫理講習会 9 後で熟読す 情報システム倫理規程<第10条別表> る事 利用の際の義務及び禁止事項 • 1 利用権を取得した後はすべての利用行為につい て責任を負わなければならない • 2 虚偽又は規定等に定められた以外の利用権を申 請してはならない • 3 他の利用者と利用権を共有してはならない. た だし, 正当な理由をもってグループの利用申請を しようとする場合には, その旨管理者の許諾を得 なければならない • 4 事前の同意なしに, 他の利用者が保有するファ イル又はデータを削除し, 複製し, 改変してはなら ない 情報倫理講習会 10 情報システム倫理規程<第10条別表> • 5 各システムのリソース(計算時間, ハードディスク 使用量, 通信時間等)を, 大量に消費し続けることによ り, 他の利用者の利用を妨害してはならない • 6 各システム又はサービスを営利目的に使用しては ならない • 7 各システムを損壊し, 混乱させ, 性能を変更し, 故障 の原因となるような行為をしてはならない • 8 第三者の著作物であるファイルやデータの引用・参 照をするときは, 著作権法の規定及び公正な慣行に従 わなければならない 情報倫理講習会 11 情報システム倫理規程<第10条別表> • 9 発信した電子メールは, その発信者がすべての責 任を負う • 10 電子メールを偽造し, 又は偽造しようと試みて はならない • 11 他の利用者の電子メールを許可なく読み, 削除, 複製, 変造又は公開してはならない. • 12 ウェッブページ(リンクを含む.), 掲示板, 電子メ ール等により, 嫌がらせや公序良俗に反する内容, 脅迫的な内容, 誤解を生じさせることを意図した内 容, 人権侵害的な内容, 名誉毀損的な内容の情報を 発信してはならない. 情報倫理講習会 12 情報システム倫理規程<第10条別表> • 13 リモートシステムへの権限外のアクセスを試 みるために各システムを利用してはならない. • 14 他人のパスワードの解読を試みてはならない. • 15 第三者のソフトウェアなど著作物を, 許可なく 破壊, 改変, 複製してはならない. • 16 ネットワークを含む各システムを破壊若しく は改変してはならない • 17 正規の手続きによらずに, 許可された以外の利 用権を入手しようと試みてはならない. 情報倫理講習会 13 情報システム倫理規程<第10条別表> • 18 コンピュータ・ウィルス等, 各システムの混乱 の原因となる有害プログラム又はデータを, 各シ ステム内に持ち込んではならない. • 19 機密ファイルに, アクセスしてはならない. ア クセス後当該ファイルが機密ファイルであること を認識した場合には, 直ちにアクセスを中止しな ければならない. • 20 その他法令に違反し, 又は違反する恐れのある 行為をしてはならない. 情報倫理講習会 14 (利用の停止) 第10条 利用者が, この規程又はこの 規程に基づく定めに違反した場合, その 他教育研究システムの運営に重大な支 障を生ぜしめた場合には, 管理者は, 一 定期間教育研究システムの利用を停止 させることができる. 情報システム利用規程 情報倫理講習会 15
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