平成25年度 未来へつながる学校づくり推進事業のまとめ 確かな学力と豊かな心を育むための指導のあり方と教育環境の整備 小田原市立泉中学校 1 事業の目的 (1)学級・学年における、よりよい集団づくりや教育相談体制の整備を推進し、豊か な心の育成とともに、いじめや不登校の未然防止を図る。 (2)校内研究による学習指導法の工夫・改善を推進し、確かな学力の向上を図る。 (3)教育環境整備による衛生的で彩り豊かな学校づくりを推進し、子どもの心の安定 と良好な人間関係づくりを図る。 2 事業の内容 (1)よりよい集団づくりや教育相談体制の整備を推進する ①「ハイパーQUアンケート」を全校で年2回実施し、集計結果を基に各学年で結果 の分析を行い、集団作りの手立てを工夫し、より良い集団づくりに役立てている。 〔QUアンケート〕 〔結果の分析〕 〔集団づくりの手立て〕 (2)学習指導法の工夫・改善を推進する ①「校内授業研究全体会」日常の授業研究を中心に全職員で研究をすすめ、小集団活動を 取り入れた「伝え合い、学び合い、認め合う」学習活動を工夫して、授業改善をめざす。 〔研究授業の様子〕 〔授業後の分科会〕 〔全体会〕 ②「校内研究研修会」毎年、夏休みを利用して、授業づくりの工夫について全教員で 話し合い、研究を深めている。有元典文先生をお招きして、講話を開催している。 〔教科グループで話合い〕 〔有元先生も加わって〕 〔有元先生の講話〕 (3)衛生的で彩り豊かな学校づくりを推進する ①「草花栽培事業」毎年、6月と10月に育成会やPTAの方々とともに校内の花植 え作業を行っている。花の苗を県立吉田島総合高等学校から購入して、生徒会美化 委員会の生徒を中心に地域の青少年育成会やPTAの方々とともに玄関や正門横の花 壇を花いっぱいにしている。 ②きれいな学校をめざし、保護者とともに玄関、トイレ清掃、天井修繕などを行う。また、 数年前から、トイレの壁等の色を明るく塗り直し、装飾するなどの工夫をしてきた。 〔正門前の花〕 〔教職員も作業に参加〕 〔3年生昇降口の花〕 〔作業終了のあいさつ〕 〔青少年育成会の方々〕 〔トイレの装飾〕 3 事業の成果 事業の主な内容は、「ハイパーQUアンケート」の活用、授業改善の推進、安心で安全 な教育環境づくりの三項目であるが、これらは別々な実践ではなく、それぞれが関連し ているものであるととらえているので、事業の成果としてはまとめて述べることとする。 学校は、まず、生徒にとって安心・安全・安定した場でなくてはならないので、花植え 作業を通して生徒の心の安定が図れたと考える。作業後に花が荒らされる事は一切ない。 また、学年毎の、ハイパーQUの結果分析を生かした集団づくりの工夫の検討は、学 級担任にとって、学級経営の指針のひとつとして役立ったといえる。 生徒の環境が調えられ、その中で授業改善等の教育実践がなされることによって、さ らに充実感のある安心で安定した学校づくりへとつながっていったととらえている。 4 実施後の感想等 今年度も、生徒とPTA・地域の方々の参加による教育環境整備を実施できたことが 大きな進歩である。学校・保護者・地域が一体となって、子どもを育てていこうという 雰囲気ができつつある。これらの活動を継続することによって、活動の輪がさらに広が り、より高い成果へとつながっていくであろう。
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