Kobe University Repository : Kernel

 Kobe
University Repository : Kernel
Title
アンモニア及び硝酸態窒素栄養下に於ける禾本科作物の
窒素同化生物産に関する研究 (第2報) : 小麦幼植物にお
ける窒素同化生産物とくにアマイドの生成について
Author(s)
伊沢, 悟郎
Citation
兵庫農科大學研究報告. 農芸化学編 , 5(1): 39-42
Issue date
1961-12
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81008213
Create Date: 2015-02-01
アンモニア及び硝酸態窒素栄養下に於ける
禾本科作物の窒素同化生物産に関する研究
(
第2報〉小麦幼植物における窒素同化生産物
とくにアマイドの生成について
f
五 郎
伊 沢
Studieson the Assimi
1
ated NitrogenCompounds in Cereal
Plant under Ammonia-and Nitrate-Nitrogen Nutrition
(
P
a
r
t
2
) Nitogencompounds
,especiallyamideformationinwheatseedlings.
Goro IZAwA
器中で 7
0
'
Cの温度で急速に乾燥し,粉砕后,分析に供した.
緒
ー
=
子
i3
(
3
)
著者は前報に於て,夏作である水稲を用いて高濃度の
5
1祈 方 法 分 析 法 は 第 1報に用いた方法と同じで
ある.但し N03
-Nの定量を追加し常法によって行った.
NH.-N及び NO,
-Nの給与が水稲茎業部及ひ::1艮部におけ
2 結果及び議論
る各種形態窒素の生成特にアマイド生成に及ぼす影響に
ついて研究したが刊本節に於ては,冬作で;t:,る小麦幼
小麦幼植物の NH
,
-N区及びN03区の生育は,外見的に
植物を用いて,その植物体各部の窒素組成特にアマイド
殆んど同様であり,大きな差異は見られなかった.小麦
および NO
,
-Nの消長を追求した.
幼植物の発芽後4週間目及び6週間自の各部分の各種形態
別 N 合有率は第2
表に示す通りであって,前報1) の水
1.実験方法
反
(
品δ
)
は)栽培方法:小麦(中江)を用い, 5
万分の 1
稲の場合とは相当に異った様相を示した.小麦ば畑作物
1
!
j
(
、
と
し
て
は !
¥
0
3
N を NH,
-N よりも多く
であって Ni
Wagnerp
o
tを用いて水耕を行った.発芽率の高い種子を
選粒し,ウスプルン 1
0
0
0倍液に約2
時間浸潰し消毒した後,
吸収同化していると言うのが自然状態での姿であると考
充分に洗線し,上記ポットの上にピニール網を置いてそ
の水稲と本質的に呉った対応を示す可能性が考えられる.
えられ,この NO
,
-Nの吸収同化過程に於て夏作水田作
の上に種子を 6
0
粒を適当な間隔において,涯紙で覆って
第一に今迄行った水耕栽培では水稲の生育は M H
,
-N
発芽させる.発芽後は第 1表に示すような培養液を用い
区に著しく良好な生育を示したが,小麦については
,
-N 区には (NH山 SO,を
て水耕栽培を行った. NH
NO,
-N区には NaNO,を用い, 更に各種必要な養素を
,
-N区の pHは 6
.
0,NO,-N 区の pHは
添加し, NH
5
.
0
に毎日調節し,培養液は 5日毎に更新した.この培養
液にはアマイドの生成を多くする意味で低濃度の K,
O
が用いられた.この栽培は 2
月1
5日に 2
0
'
Cの恒温箱で発
第 1表 培 養 液 の 組 成
芽させ, 4日後即ち 2月 19日より第 1表に示す培養液を用
いて,温度目。C~200C ,
素
用いた塩類
濃度 ppm
NH,
-N
NO,
-N
P,
0
5
K,
O
CaO
MgO
Mn,
0
3
0
3
Fe,
Mo
B
Zn
Cu
SO,
(
N
H
.
),
NaN03
PO,
NaH,
K,
S
O
.
C
a
C
!
'
.
2
H,
O
・
,7H
,
O
MgSO
4H,
0
MnSO.・
F
e
C
i
t
r
a
t
e
Na,
MoO.・
2H,
O
Hs
BO,
・
,ηむO
ZnSO
5H
,
O
CuSO.・
3
0
3
0
1
0
0
5
7
5
7
5
2
.
5
2
.
5
0
.
0
0
1
2
.
5
1
.0
0
.
1
要
1日9
時間の一定照度(約2
5
0
0ル
ックス)の栽培箱の中で,培養液に適当な通気を行い乍
ら生育させた.この栽培法は小麦に低照明の条件を与え,
出来るだけ冬作としての自然の栽培条件に合致させたの
でおる.
(
2
) 試料調製:小麦は発芽後4
週間及び6
週間目の幼植
物を採取し,水道水で根部を充分に洗燃した后,業(葉
身のみ)茎(葉給及び茎) ,根の三部に分離し,熱風乾燥
39
第5
巻 第1
号
兵庫農科大学研究報告
第2
表
小麦幼植物各種形態窒素合有率(乾物 N%)
生
4
蛋
可
白
肯
邑
溶
肯
也
旨、
期
時
6
週 (
2
8日)
週 (
4
2日)
NH
,
N
N
0
3
N
3
.
2
8
3
.
2
6
3
.
5
9
3
.
6
4
3
.
1
2
3
.
1
8
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.
3
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3
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1
.7
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.
0
1
業
1
.9
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2
.
0
6
2
.
1
9
2
.
2
1
茎
1
.8
9
2
.
0
1
2
.
0
5
2
.
0
4
中
良
1
.0
7
1
.0
8
1
.2
5
1
.2
6
葉
1
.3
1
1
.2
0
1
.
4
0
1
.4
3
茎
1
.2
3
1
.
1
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1
.3
1
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.2
7
根
O
.7
2
0
.
6
8
O
.7
3
O
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.
0
4
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.
0
1
0
0
.
0
5
5
0
.
0
1
5
葉
0
.
0
1
6
0
.
0
1
5
0
.
0
2
1
0
.
0
2
0
茎
0
.
0
2
8
0
.
0
2
5
0
.
0
2
7
0
.
0
3
1
干
艮
0
.
0
2
1
0
.
0
0
4
0
.
0
2
4
0
.
0
0
4
葉
3
9
3
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1
3
8
茎
3
7
3
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30
4
2
キ
良
4
2
4
2
4
3
2
6
一
会
育
アマイ
N
H
.
N
N
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.
N
,
ー
アスパラギfン ~X1回~
ク レ タ ミ ン -N
K
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.
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1
2
0
.
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.
1
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.
1
4
2
根│
NH
,
N
葉
0
.
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0
茎
0
.
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1
9
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.
0
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良
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4
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0
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2
0
.
0
3
6
0
.
0
1
3
4
0
XII,1
9
6
1
農 芸 化 学 編
区では根には NO,
-Nの合有率に比し,極めて微量のア
NO,
-N区も NH.-Nに比して劣らない生育を示した
ことである. これは N源として用いる塩類の種類によ
マイドが見出されるのみであるからである.即ち NO,-
っても異なるものであるが, 小麦の水耕栽培に於ては
N区では NO,-N の多い根の部分にはアマイドが少なく,
KO,-N も良好な N源であることは確かであり,水稲と
逆にアマイドの多い葉や茎には NO
,
-Nが少ないと言う
異なる点と言う事が出来る.或は水稲の汁液が酸性であ
関係にある.この事は水稲についても,他の作物につい
りNH.-Nの同化に都合がよいとすれば,
ても,ー般的な傾向として認められる事である.
小麦の汁液は
-Nの同化に都合がよいとも
水稲よりも pHが高く NO,
(
5
) 然らば上述のアマイドは,小麦幼植物に於てグル
言えよう.勿論 (NH.),
SO. は生理的酸性肥料で,水耕
タミン及びアスパラギンの両アマイドの中何れが多いの
中に培養液 pHのが酸性に傾き. 対酸性の強い水稲に
であろうか,水稲の場合も,小麦幼植物もアスパラギン
比して,対酸性の弱い麦類に不利であると言う,栽培上
に比してグルタミンが多量に見出された事は同じでらる
の問題も為る.又生理的塩基性肥料でおる NaNO,を用
が,今その割合を検討して見ると,水稲に於てアスパラ
いての水耕栽培でも,この送が言える.土援を用いての
ギン -N/グノレタミンー Nx100の値が 20%前后で. NH.
栽培では緩衝作用も大きいので,水耕裁培の推論をその
-N区でも NO.-N区でも,
億適用すぎ事は出来ないから,更に詳細な検討が必要で
に反して小麦の場合には両区共30-40%の値を示し,グ
あろう.
ルタミンに比しアスパラギンが多〈なった.この小麦の
l
第二に小麦は水稲と異なり,日本では冬期設培作物で
アマイドにアパラギンが多く見出されたと言う事実は,
生育の初期には低温且つ低照度の時に生育する作物であ
り,光合成を初め解糖作用,
m
a同じ位の値が示されたの
寡照,高温と言う条件下で
TCA
ーサイクル等植物体内
C
.の化合物が多く生成され,
アスパラギンの生成を増すと言う S
tewardめの見解に
に於ける諸反応の様式及びその反応速度等に於ても夏作
一致する.又 NH.-N 区のみでな<, KO,
-N 栄養の場
である水稲とは異なるものがあると考えられる.
合でもアスパラギン Nとグルタミン Nの割合は相似たイ直
先ず小麦の初植物の含有 Nを窒素言語分別に考察すると,
を示した.これはアスパラギンは KO.-Nでも NH.-N
(
1
) 全 Nについては NH.-N及び NO,
-Nの両区の聞
の場合と同様に, NO,
-Nが還元されさえすれば, C
.の
2
8日幼植物と 4
2日幼植物
化合物と反応して生成することを示し, NH.-N栄養
と全 N合有率を比較すると後者は少し培加の傾向を示し
であるとか NO,
-N栄養であるとか言う窒素栄養の形態
に殆んど差異は見出されない
た.全 Nも葉に最も高く,茎これに次ぎ,根に最も少な
よりも,炭素栄養である炭水化物がふであるか, c.,で
かった.
、麦の幼植
あるかと言うことに起因するものであろう.ノj
(
2
) 蛋白態 Nは小麦幼植物の何れの部分に於ても NO,
-N 区が少し高く,
物が本実験に於けるような安培条件下では,光合成と同
逆に可溶性窒素は NH-N区の何れ
時に,之と平行して呼吸を伴う体内の分解的代謝作用も,
の部分に於ても僅かに高い.この事は水稲についても同
E盛に行われる可能性が考えられ
様な傾向であったが麦幼植物の可溶性 Nは水稲よりも著
くじの化合物の多量の出現の可能性を示し,加うるに
しく多い.
S
t
e
w
a
r
d の言う如
NH.-N の吸収過剰下に於てアスパラギンが比較的多量
(
3
) NO
,
-Nが NO.-N 区にのみ見出されているのは
に出現したのであろう.
前の実験から明らかであるが2,
3
),NO
,
-Nは根に最も多
古 <Schwab氏は禾本植物ではグルタミンが主として
く,茎これに次 1
1
,葉 J
こ於ては最も少ない.この事は前
出現し,生育条件によってアスパラギンが多くなること
にも述べたように,根から吸収された NO,-N は大部分
ばないと言っているがめ,このことは普通のち培条件下
が NO,-N の形で植物体中を上昇し,その移行の途中に
でアスパラギンの量がグル空ミンの量を上廻ることはな
於て NH.-Nに還元され,同化される事を示すものであ
いにしても,グルタミンに対しアスパラギンの割合の増
る.
減する事は,当然あり得る事と思われる.作物が蛋白質
(
4
) アマイド - Nに就いて見ると NH.-N区
, NO,
-N
を合成する時に,炭酸同化作用による炭素の供給が少
NH.-N の供給が著しく多いと言う栽培条件下
区,共に茎葉に多量に見出された.これは NH.-N区で
なく,
は根から吸収された NH.-Nが,根に於てアマイド迄同
に於て,アスパラギンの出現量が増加し,
NH.-Nの解
NO
,
-N区では大部分が茎
毒と Nの貯蔵と言う意味で,グルタミンとアスパラギン
葉部迄 NO,-N の形で移行し,そこで還元同化されてア
の割合が或る範囲内で変動を来たす事は,植物生理学的
マイドとなったものである.その理由としては NH.-N
に見ても,極めて自然な植物の NH.-Nに対する対応と
化されて移行しているのに,
区では根に多量のアマイドを合有するに反し,
NO,-N
見る事が出来ょう.
4
1
第5
巻 第1
号
兵庫農科大学研究報告
り
,
又この意味から夏作物の水稲が,長日多照の条件下で
合成的代謝生産物である
C
.の化合物が多量に生成じ,
NO.-Nが茎葉を移動中に還元されて,急速に同化
される事を証するものである.
'NH
・
,N の多量の供給の下に, 多くのグルタミンが生成
(
3
) ;:.のような短目,雲照の下で,多量の Nの給与の
N/グルタミン Nの割合を低下せしめ
条件ではアマイドとして,アスパラギンの生成割合が多
し
,
アスパラギン
たと言う可能性が考えられ,水稲での NH.-Nの同化は
くなりアスパラギン N/グルタミン Nx100
の指数で3
0
乃
グルタミンの生成を通じて行なわれていると言う事も強
至4
0の値を与え,水稲の如く,長日多照の下で生成さ
ち無理な推論ではないであろう.最近 S
ingh等1
;
1
:
.6
.7
)
大
れるアマイドが著しくグルタミンが多い事と対照的であ
麦を用いて詳細にアスパラギンの生成につき研究し,目
る.これは合成的代謝作用が低下して,分解的代謝作用
NH,
-N も NO,
-N も土耕下では同様にアスパラギンの
が優勢になった時に見られる現象で,暗処理によるアマ
,
-N%の低い処で
生成を行うものであり,植物体で NO
6
.
イドの消長と対比して興味深い的. (肥料学講座昭 3
はアユパラギンが多く含まれ,この 2つの窒素は逆の関
8
.
3
0
受理)
係にある事を認めている.
E 要
文 献
約
1
) 伊沢:兵庫農大研報 5,農化編 3
0
3
9(
1
9
6
1
)
.
2
) 佐伯・伊沢:日土肥, 22,2
臼ー2
6
7(
1
9
5
1
)
.
ー小麦(中江)を NH
,
-N" NO,
-N,,
30ppmを合む培養
液上に, 1日9
時間, 2
5
0
0ルックスの照明を与え,低加里
7
6
8
0
(
1
9
5
4
)
.
3
) 伊沢・名武:兵庫農大研報 1,(農イヒ編)
,供与の条件下に生育せしめた幼植物中における NO
,
-N
.
C
.e
t
.a
,
.
l:
U
t
i
l
i
z
a
t
i
o
no
fN
i
t
r
o
g
e
n
4
) STEWARD,F
及びアマイドの合有率を中心として N分割の分析を行い
回
次の如き結果を得た.
(
1
) NH.-N も NO
a
-N の給与も小麦幼植物の葉及ひ.
.
.
e
t
.
a
l
,・ :
S
o
i
landP
l
a
n
tF
o
o
d
.6,3
0
3
4
6
) SINGH,M
印).
(
1
9
筆中のアマイドの生成に対しては,何れも有効であるこ
‘
とが示された.但し根におけるアマイドの合有率は NH
甲
di
t
sCompoundsbyP
l
a
n
t
s,
1
4
8
1
7
6(
1
9
5
9
),
5
) 坂村徹:植物生理学,上巻 4
4
7(
1
9
5
0
)
7
) SINGH,M
.
.
e
t
.
a
,
.
l:
S
o
i
landP
l
a
n
tF
o
o
d
.5,1
0
1
1
0
9(
1
9
5
9
)
.
N 区が著しく多く NO,
-N区には少ない.
8
) 伊沢,名武:兵庫農大研報 2,(農化編) 54-57
(
1
9
5
4
)
(
2
) 之に反して NO
,
-Nは NO.-N区に於てのみ見出
7
されt 根に最も多く茎これに次ぎ,葉に最も少ない.こ
れは先に述べたアマイドの合有率とは全く逆の関係にあ
Summary
Thea
u
t
h
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ri
n
v
e
s
t
i
g
a
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dt
h
en
i
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NH.-N and NO.-N r
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-
i
I
lumination f
o
r 9 hours aday,andt
h
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sweredrawn:
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ncompounds.
(
3
) Thewheats
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swhichwerec
u
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du
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-
(
1
) BothNH
,
-NandNO.-N were e
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1
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h
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famidesi
nNH.-Nn
u
.
a
s
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