Title 英語の会話におけるイントネーションの役割 Author(s) 澤村, 香代子

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Title
Author(s)
Citation
英語の会話におけるイントネーションの役割
澤村, 香代子, Sawamura, Kayoko
神奈川大学大学院言語と文化論集, 11: 27-48
Date
2004-12
Type
Departmental Bulletin Paper
Rights
publisher
KANAGAWA University Repository
英語の会話におけるイントネーションの役割
27
英語の会話におけるイントネーションの役割
津村香代子
1
. 序論
英語のイントネーション(以下:イントネーション)の重要性は以前か
ら認められてきてはいるが,イントネーション研究のアプローチは研究者
によって分かれている。
イギリスにおける伝統的な研究では,心的態度機能が重要視されてきた。
これは,話者と聞き手とのやりとりの中で,心的態度が知覚されやすいも
ConnorandA
r
n
o
l
d(
1
9
7
3)はこの機能を重要視してお
のだからである。 O’
り,音調の種類を細かく分け,分けた音調それぞれについて文タイプごと
i
k
e(
1
9
4
5)や C
r
y
s
t
a
l(
1
9
6
9)もこの機
に考察し,心的態度を明示している。 P
能を重要視している。
しかし最近では,心的態度が任意のものとして捉えられるようになって
a
l
l
i
d
a
y(
1
9
6
7
)
, Brown(
1
9
9
0
)
, Ladd(
1
9
8
0
)
, Tench(
1
9
9
6
)などは,
きた。 H
情報を伝えることがイントネーションの働きの中心であるとし,心的態度
は必要な時に付加されるものであると捉えている。この中で注目すべきこ
a
l
l
i
d
a
y(
1
9
6
7)はイントネーションが発話の意味に関わるものであ
とは, H
a
l
l
i
d
a
yは発話の意味を変えるものとして, t
o
n
a
l
i
t
y
るとしたことである。 H
(以下:トナリテイ) ,t
o
n
i
c
i
t
y (以下:トニシティ) ,t
o
n
e
s (以下:トーン
ズ)の 3つのカテゴリーをあげた。トナリティは音調群の境界をどこに設
定するかということ, トニシティは核音節をどこにするかということ,
ト
2
8
言語と文化論集 No.11
一ンズはどういう核音調を選択するかということである。こうしたアプロ
ーチは,発話の意味に関わるという点で,心的態度中心のアプローチより
も明確であるといえる。
本稿では,後者のアプローチをもとに,発話を分析し,実際の発話では
どのような現象が起き,話者がどのような意図でそういった発話をしてい
るのかを Tench(
1
9
9
6
)の理論をもとに解釈しながら見ていく。解釈するこ
とにより,会話の中でのイントネーションの役割に関する一考察を示した
1
9
9
6
)の理論を簡単に示しておく。
い。次に,分析で使用する Tench(
2
. Tenchの理論
Tench(
1
9
9
6
)は H
a
l
l
i
d
a
y(
1
9
6
7
)のアプローチをもとにさらに研究を進め
た。トナリテイ,
トニシティ, トーンズが発話の意味にどのように関わっ
ているのかということを述べ,
トーンズでは話者と聞き手の関係性を表す
音調として下降調と上昇調をあげた。下降調は話者主体の音調であり,上
昇調は開き手主体の音調であるというものである。この話者主体の音調を
dominance (以下:ドミナンス)とし,聞き手主体の音調を d
e
f
e
r
e
n
c
巴(以
下:デファランス)とした。以下で Tench(
1
9
9
6
)の理論を紹介する。
2
.
1 音調群
音調群(i
n
t
o
n
a
t
i
o
nu
n
i
t)とは前頭部(p
r
e
h
e
a
d),頭部(h
e
a
d),核.(
t
o
n
i
c
,
a
i
l)から成る。前頭部は発話の最初の無強勢音節をいう。
n
u
c
l
e
u
s),尾部(t
頭部は発話の最初に位置する強勢音節のことをいう。核は強勢音節ととも
に音調の変化が起こる音節のことで,尾部は核に続く音節のことをいう。
発話によっては,前頭部,頭部,尾部はないこともある
i
o
尚,音調群は,ポーズで区切られたり,多くが文や節と一致したりする
ため,境界を知ることは比較的容易で、はあるが,くだけた,速い発話では
英語の会話におけるイントネーションの役割
2
9
その境界を知ることは難しい。そうした場合には,発話の内容を手がかり
に見つけることもある。
2
.
2 トナリティによる情報の操作
トナリティは音調群の境界を設定する働きがある。 Tenchは音調群のこ
とをイントネーション単位(i
n
t
o
n
a
t
i
o
nu
n
i
t
)と呼んで、いる。以下では音調群
のことをイントネーション単位と呼ぶことにする。イントネーション単位
が多くある発話は,話者が情報を多く伝えたい場合であり,少ない場合に
は話者の伝えたい情報が少ないということができる。通常, lつのイント
ネーション単位の中に lつの情報が含まれているとされ,多くのイントネ
ーション単位は文レベルの節と一致するとされている。一致するものをニ
ュートラルトナリテイ(n
e
u
t
r
a
lt
o
n
a
l
i
t
y
)i といい,一致しないものをマーク
トトナリテイ(markedt
o
n
a
l
i
t
y
)山という。また, トナリテイによって発話の
意味が変わってしまうこともある。次の発話を見てみる。
(
l
a
)Themanandt
h
ewomand
r
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s
s
e
di
n説
話
主
[(
t
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ns
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p
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旦[ andt
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益
主
[(
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p
)
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)The旦
(
l
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)Themana
n
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s
s
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di
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l
辿[ (thenstoodup)
9
9
6
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1
)
(
T
e
n
c
h
,1
3つの発話は同じ語順であるが, トナリテイによって 3通りの発話とな
a)は「黒い洋服を着たその男の人と女の人が(他の人は黒い
っている。( l
服を着ていない)」という意味で,( l
b
)
,(
l
e
)は 2つのイントネーション単
位からなるが,( lb)は「その男の人と,黒い洋服を着た女の人が(男の人
e
)の発話は「その男の人と女の人ね,黒
のほうはわからない)」となり,( l
い洋服を着ていたのだけどJといったような意味になる。このようにトナ
リテイによって情報が操作され,同じ語順の発話でも意味の違いがもたら
されることもある。
3
0
言語と文化論集 No.11
2
.
3 卜ニシティによる情報の操作
トニシティは核をどこにするかということにより発話のポイントを示す
ものである。核は通常,イントネーション単位の最後のレキシカルアイテ
l
e
x
i
c
a
li
t
e
m
)i
v に置かれる。これをニュートラルトニシティ
ム(
V
というカえ
最後のレキシカルアイテムに核が置かれないものをマークトトニシティ
v
i
という。話者は,発話のどの部分を特に伝えたいのかということにより,
核の位置を決定している。次の発話を見てみる。
(
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)Ih
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v
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)
(
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e
n
c
h
,1
(
2
a)はニュートラルトニシティで,意味は「私は年齢を訊いていたんで
す」となる。このとき,この発話はまったく新しい,新情報である可能性
が高い。(2
b
)
,(
2
c)はともにグラマテイカルアイテム
v
i
i に核が置かれたマ
ークトトニシティである。こうした場合,核以外の情報は既に話題になっ
e
n
'
tではなく h
a
v
eであると言い
た,旧情報であることが多い。(2b)はねv
たいために haveに核が置かれたもので,意味は,「私は年齢を(訊かなか
ったのではなく)訊いていたんです」となる。年齢については既に話題に
なった上で,訊いたのか,訊かなかったのかということを話者は伝えよう
としている発話であることがわかる。(2c
)は b
e
e
nに核を置くことによって
時制を強調した発話になっている。意味は,「私は年齢を(今ではなく過去
において)訊いていたんです」となる。年齢を訊いたことは既に話題にな
った上で,いつ訊いたのかを伝えようとした発話になっている。このよう
に,話者は核の場所を変えることによって,情報の操作をする。
英語の会話におけるイントネーシヨンの役割
引
2
.
4 トーンズによって表される情報
1
9
9
6)は
トーンズはどういう音調を使うのかということである。 Tench(
音調の種類をまず大きく第一次音調と第二次音調とに分けている。第一次
r
i
m
a
r
yt
o
n
e
s)は核音節で起こるもので,下降調,上昇調,下降上昇
音調(p
調の 3つであるとしている。これら 3つの音調は,発話の意味に関わるも
e
c
o
n
d
a
r
yt
o
n
e
s)は,音
のであるとされている。それに対し,第二次音調(s
調の変化の度合いや,核音節以外(前頭部,頭部)での音調の変化である
としている。例えば,低下降調,高下降調などは第二次音調となる。第二
次音調には音調の変化の度合いを変えることによって,心的態度を示す機
能があるとされている。平坦調に関してはその音調の存在を認めてはいる
ものの,意味は上昇調と変わらないということから,上昇調の一変種とし
て捉えている。本稿では,第一次音調のみを扱うこととする。
Tench(
1
9
9
6)は第一次音調である 3つの音調が現れる位置によって,そ
の音調がどういった情報を示すのかということを述べている。下降調は主
情報(majori
n
f
o
r
m
a
t
i
o
n)であるとしている。上昇調は発話の途中に現れた
場合には,未完 (incomplete),発話の最後の場合には副情報( minor
i
n
f
o
r
m
a
t
i
o
n)であるとしている。下降上昇調は発話の途中で現れた場合には
テーマを目立たせ(themeh
i
g
h
l
i
g
h
t
e
d
),発話の最後では含み(i
m
p
l
i
c
a
t
i
o
n
)
と
いう位置付けをしている。([\]は下降調,[/]は上昇調,[〉]は下降上昇
調を示す)
major:"
minor:/(
i
nf
i
n
a
lp
o
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)
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n
c
h
,1
9
9
6
:
8
6
)
3
2
言語と文化論集 No.11
下降上昇調に関して,発話の最後では含みの意味があるということであ
るが,この含みという言葉はかなり広い意味で使用されている o H
a
l
l
i
d
a
y
(
1
9
6
7)はこの音調について保留(r
e
s
e
r
v
a
t
i
o
n),対照( c
o
n
t
r
a
s
t),聞き手に考
えを求める個人的意見( p
e
r
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o
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lo
p
i
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i
o
no
f
f
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r
e
df
o
rc
o
n
s
i
d
e
r
a
t
i
o
n),譲歩
(
c
o
n
c
e
s
s
i
o
n)といった意味も含むとしている。
2
.
5 トーンズによって表されるドミナンス・デファランス
トーンズは情報を表すだけでなく,話者が開き手に対して,何かを述べ
ているのか,訊ねているのか,依頼しているのかというようなことも表し
ている。下降調は話者が何かを知っている時や,何かを述べている時や,
自分の感じたことを話す時に使われる。上昇調は話者が知らない,確信が
ないので聞きたい場合に使用される音調である。この際,話者は聞き手に
対して何らかの決定をゆだねている時で,聞き手主体の音調であるといえ
る。それに対して下降調は話者主体の音調であるといえる。このようなこ
とから, Tench(
1
9
9
6
)は下降調を支配,優位,話者主体を示すドミナンス
(domina
n
c
e
)の音調,上昇調を服従,敬意,聞き手主体を示すデファランス
(
d
e
f
e
r
e
n
c
e
)の音調であるとした。
3
. 分析・解釈
3
.
1 分析・解釈の方法
分析する音声はイギリス英会話の教材からとったものを使用する。分析
する会話は, 1
∼2分程度のもので,会話の種類はインタビュー,議論,道
を尋ねるもの,友人同士の会話の 4つである。分析の手順としては,上記
で述べた Tench(
1
9
9
6
)の理論に沿い, トナリテイ, トニシティ,
トーンズ
を中心とする。 2
.
1に従って音調群の境界を定め,核の位置を見つけ,その
英語の会話におけるイントネーションの役割
3
3
核音節で音調が下降か,上昇か,下降上昇かを聴き取る。音調に関しては,
意味の違いが明確である第一次音調までの分析にとどめておく。平坦調が
現れた場合には,[一]の記号を使用し,上昇調の一変種として解釈するこ
ととする。また核音節以外で、音調変化が現れた場合には,記録として音調
の記号を該当の音節の前に記しておき,アンダーラインは引かずに核音節
と区別する。分析後,現れた現象に関して Tench(
1
9
9
6
)の理論に沿って解
釈をし,会話の中で話者がどのように情報の処理をしているのかを見てい
く。分析結果は資料として最後に添付しておく。
3
.
2 解釈
ここでは分析結果をもとに,解釈をしていく。それぞれの会話において,
とくにイントネーションによる情報の操作が見られたところの解釈を示す。
解釈しきれなかったものについても最後に示しておく。
3
.
2
.
1 インタビュー
この会話は図書館員にインタビ、ユーしているものである。以下に,一部
解釈したものを示す。
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まずインタピ、ユアーが「ここで,ずっと働いているのですか。」と質問し,
図書館員が答えているところである。図書館員が S
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.を下降調で発話し
i
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b
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ていることから,断定的な, ドミナンスの発話をしていることがわかる。
3
4
言語と文化論集 No.11
また,図書館員は a
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u
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e
rに核を置き,下
降上昇調を使用することによってこの発話に何らかの含みをもたせている。
図書館員は図書館の大きさを意識していることがうかがえる。
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o
p
l
eで manyに核を置
き,下降上昇調で発話している。発話の途中での下降上昇調であることか
ら,「多くの人は」というテーマを示したものと考えられる。後半の 3つの
イントネーション単位では列挙が見られた。それに対して図書館員は,
Maybei
ti
sl
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k
et
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a
ti
nal
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eb
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b
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ワ
'
・
を 2つのイントネーション単位で発話し
tb を下降調で発話し,インタピュアーの意見を認め, l
i
k
e
ている。 Maybei
a
r
g
eに核を置き,下降上昇調で発話することで含み
t
h
a
ti
nal
a
r
g
el
i
b
r
a
r
yの l
を持たせている。「大きな図書館ではそうでしょう(でもここは違うのよ)」
といった意味になるだろう。その後の B
uty
o
us
e
e
,i
nas
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l
ll
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b
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r
yでは
s
m
a
l
lに核が置かれており,前のイントネーション単位での l
a
r
g
eと対にな
っているものと思われる。その後の音調はほとんどが下降調であり,図書
館員が自分主体のドミナンスの発話をしている。最後から 2つ目の And
a
l
s
o
,での下降上昇調は発話の途中であるため,テーマであろう。
この会話はインタビューであるため,知らない人同士によるものであっ
た。この中で,インタピューを受ける側の図書館員にはドミナンスの発話
が多くあった。言葉からも怒っているような発言や,自分が小さな図書館
で働いていることに誇りをもっている発言があった。また,
トニシティに
英語の会話におけるイントネーシヨンの役割
3
5
より,図書館の大きさに焦点が当てられるところもいくつかあり,図書館
の大きさを意識していることがうかがえた。
3
.
2
.
2 議論
この会話は友人同士が言い合いをしているものである。一部解釈したと
ころを見ていく。
A
:
IThat’
snotwhat戸 us
a
i
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t/ 旦 盟 配 I
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且s
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B
:
I"'邑区 lynot!IIdon’
tremember/出m
;
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A
:
IWellVldo. Quite\ 生l!.dy.I
J
初めの A の発話での 2つ自のイントネーション単位では防u に核が置か
れ,下降上昇調で発話されていた。 Youを際立たせ,下降上昇調を使用す
ることでテーマを示し,「(まぎれもなく)あなたが言ったのは」といった
u
r
e
l
yn
o
t
!を下降調で
内容を伝えているものと思われる。それに対し, Bは S
発話し, ドミナンスとなっている。その後の Id
o
n
'
tr
e
m
e
m
b
e
rt
h
a
t
.では上昇
調が使用されている。ここでどう解釈するかであるが,発話の最後の上昇
調は副情報ともいえるが,この発話は,前の強い否定から見ても, A に対
する反駁のデファランスの発話と見たほうがよいだろう川。 Bの反論を受
e
l
lId
o
.という発話で Iに核を置き,下降上昇調で発話してい
けて, Aは W
る
。 A は Iを際立たせ,含みをもたせることで,「(あなたは覚えでなくて
も)わたしは覚えているわよ」といった内容を Bに伝えている。そのあと
「かなりはっきりとね」という発話を付加している。この続きが次の会話で
ある。
B
:I
WellImusth
a
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eb
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b
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u
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tbada
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6
言語と文化論集 No.11
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初めの話者 Bの「僕は,語学が苦手なんだと思うよ。」という発話を受け
て,話者 A は u
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u
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s
. と発話している。話者 A は u
pを際立たせ,含
みをもたせることで,「あなたは多分,(語学が苦手というのではなく)続
けることが苦手なのよね。」という内容を伝え,さらに次のイントネーショ
ン単位で「それもすごく苦手なのよ。 j と付加し,反論しているのである。
ut
その後, Bは「多分ね。」と認めながら,次のイントネーション単位で B
i
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.を meに核を置き,下降上昇調で含みをもたせて反
論している。「でもそれは僕に限ったことじゃないだろう(だって…)。」と
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sにそれぞれはっきりとした
音調の変化が生じていた。核といえるのは,最後のレキシカルアイテムで
a
n
g
u
a
g
e
sであろう。こうした音調変化を Tench(
1
9
9
6
)
あり,下降調でもある l
は第二次音調として捉えており,本稿で扱う範囲外の内容であるため,こ
こでの解釈は避ける。次の会話ではドミナンスが多く見られた。
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英語の会話におけるイントネーションの役割
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話者 Bの「イギリス人は語学が苦手なのさ。そして僕はイギリス人なん
だ。だから僕は語学を習おうとして時間を無駄にしていたんだよ。 j という
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eに核を置き,下降調で A
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発言に対して,話者 Aは A
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tt
o
.を発話した oA
n
y
o
n
eを際立たせて,「(イギリス人でも)誰でも,
やりたければ習えるわよ j という意味の発言をしている。その後のイント
,「何時聞かやるのよ」ドミ
ネーシヨン単位で「続けなければいけないわJ
ナンスの発話を続け,最後に含みの下降上昇調を使用していた。これは
H
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l
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1
9
6
7)のいう聞き手に考えを求める個人的意見という意味である
と解釈できる。この A の発言を受けて, B は y
o
uに核を置いて W
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る
r
y
o
ut
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a
y
.と発言した。話者 Bはy
o
uを際立たせることにより,その
E
引
発話に,「君が言うのは簡単だろうさ(僕じゃないんだから) Jといった意
味を持たせている。そして,「じゃあ君は,どの言葉を話すのさ」と Aに訊
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d
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a
st
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n
gt
ol
e
a
r
n
.の 2つ
いている。それに対して Aは最後に Id
目の Iに核を置いて下降上昇調で発話した。この場合の下降上昇調はここ
を際立たせることにより,「わたしは(あなたと違って)習おうなんでいっ
てないわJという意味の発言をしている。ここでの発話の多くは下降調で
あった。 A も B もドミナンスの発話をすることで,自分の考えを言い合っ
ていた。
この会話では,全体的にマークトトニシティが多く,話者は自分の伝え
たい情報に焦点を当てていた。音調に関しては,下降調が多く,自分を主
体として話す, ドミナンスの発話がお互いに多く見られた。
3
.
2
.
3 道を尋ねる
この会話は,通りがかりの人に,博物館までの道のりを尋ねる,知らな
い人同士の会話である。
38
言語と文化論集 N
o.11
A
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A の初めのイントネーシヨン単位での下降上昇調は相手の注意を引くた
めの含みの一種であるといわれているものである
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x。「博物館を探している」
という A に対して, B は Im
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.の m
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g
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tに核を置き,下降上昇
, mなかに核を置くことで,「多分」ということを
調で発話している。 Bは
強調し,さらに下降上昇調を使うことによって含みをもたせている。「多分
できると思いますが(でも…)。 Jといった意味になるだろう。そして,そ
の理由となるであろう,次の「どの博物館かによりますね。あなたの行き
たいのが。」という発話につながっている。
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fを 2つのイントネーシヨン単位で発
話しているものである。「少なくとも 3つあるんですJということと,「私
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の知っている限りでは」という 2つの情報を伝えている。 7
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r
e
eに核があり下降調で発話している。この場合の下降調は主
t
h
r
e
eでは, t
情報と捉えてよいだろう。その次の t
h
a
tIknowo
fでは, Iに核があり,下
降上昇調の発話になっている。 Iに核を置き,下降上昇調で話すことで,「私
の知る限りでは(他の人は知らないが)… j といった意味を持たせている
ものと解釈できる。次の 2つのイントネーション単位では h
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l
eそ
れぞれに下降上昇調が現れている。これらの下降上昇調は対照であると考
えられる。
英語の会話におけるイントネーションの役割
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A の「わたしが探しているのは C
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eMuseumです。」という発話を受け
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て Bが発話している場面である。ここで, Bは T
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伊叫んに焦点を当て「ここからだと少し難しいですね。」と言った後,
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l
e
.
, OK, Rさかの 3つのイントネーション単位を下降調,上昇調,
下降調と交互に発話している。このことにより, Bが
, T
h
eC
a
s
t
l
eでは「城」
ということを自分の中で確認し, OKではまだ考えをまとめており, R
i
g
h
t
で考えがまとまったのだと解釈できる。考えがまとまり,「LondonH
o
t
e
l
の場所は知っていますか。」と A に訊いている。それに対する Aの答えは 4
つのイントネーション単位から成り,すべて下降調である。 I
初s
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r
r
y
,Id
o
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'
t
.
を 2つのイントネーション単位で発話することで,謝罪の意と,知らない
という 2つの情報を B に伝えているものと解釈できる。その後, Id
o
n
'
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knowa
n
y
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h
i
n
gh
e
r
ea
ta
l
l
.を 2つのイントネーション単位で発話している。 2
つの情報として発話することで, B に対し,この辺の地理についてまった
く知らないということを述べている。この発話を受けて, Bが Is
e
e
.を上昇
調で発話している。これも前の発話の OKと同様に考えをまとめていると
ころであると解釈できる。 A
l
lr
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g
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.で考えがまとまったものと見てよ
いだろう。おus
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eで下降上昇調を使用し
ている。ここは,前に述べた, H
a
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1
9
6
7)の下降上昇調の意味の lつ
である譲歩であると解釈できる a A の「この辺のことは何も知らないんで
す。」という発言に対して,「これならわかるだろう j という譲歩したかた
ちの発話であると解釈できる。「(じゃあ)あそこの坂になった道ならわか
りますか。」といった意味になるだろう。それに対して Aが続きを促すデ
4
0
言語と文化論集 No.11
ファランスで刀'S
. と発話している。
この後の発話では, Aが続きを促すデファランスの発話以外,すべて下
降調で発話されていた。最後の A の発話は次のようなもので,マークトト
ニシティであった。
A
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盟 h
e
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e
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tと v
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ワに焦点を移すことにより, Bに対して深い感謝の意を表
しているのだと角平手足できょう。
3
.
2
.
4 友人同士の会話
この会話は,話者 A がリラックスできるいい公闘がないか話者 B に尋ね
るものである。友人同士の会話である。
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リラックスできる公園を探している jに
, A が「どんなふうにリラック
スしたいの。」と訊いたことに対する]の発話で, J
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ン単位で発話し, g
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kを平坦調で, p
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c
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e
e
rを上昇調で発話して
いる。平坦調は上昇調の一変穏であると考えると,この発話は列挙である
と考えることができる。最後の b
e
e
r
・は後に,発話が続いていることから,
未完の上昇調であると解釈できる。この発話に対する Aの答えでも, I
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英語の会話におけるイントネーションの役割
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.で平坦調と上昇調の
a
k
eに上
列挙が見られた。これは 3つのイントネーション単佐から成り, l
昇調, a
r
e
aに平坦調, t
r
e
eに下降調が生じている。ここのかe
eはマークトト
'
ニシティであるが,この会話が公園でリラックスするというトピックであ
るため,木といえば日陰ということが当たり前のようになっていることか
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r
e
eに核が置かれたものであると解釈できる x。これに対し, bs
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u
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o
u
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なに核を置いて下降上昇調で発話している。「それはよさそう
n
i
c
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.を s
だね。(でも…) Jというように含みのある発話になっている。その後,公
園の場所や行き方を訊く発話につながっている。
4
. 結論
今回,会話を分析し,話者同士のやりとりの中でイントネーションの現
象を見ながら解釈してきた。
トナリティに関しては,話者が相手に情報を一つひとつわかりやすく伝
えるためにイシトネーション単位を区切り,伝えたい情報を処理していた。
列挙の発話の時には,イントネーション単位を列挙される項目ごとに細か
く分け,情報をわかりやすくしていた。また,情報の新旧にも関わること
があり, 1つのイントネーション単位の中に 2つ以上の節があるマークト
で九あった。
トナリテイでは, lつの節が新情報であり,あとの節は旧情幸R
これは,通常, Iつのイントネーション単位に lつの情報が含まれるとい
1
9
9
6
)の理論のとおりであり,伝えたい情報を分けることにトナ
う Tench(
リティカf関わっているということカfわかった。
トニシティは,イントネーション単位内での情報の処理に深く関わって
いた。どの会話でも会話が進むにつれてマークトトニシティが増えた。こ
れは会話が進むことで旧情報が増えたことが原因であろう。また,インタ
ビューでの図書館員の発話のように,一定の長さの会話の中で,話者がど
のようなことを意識して発話しているのかということが,
トニシティによ
42
言語と文化論集 No.11
ってわかる例もあった。
トーンズにおいては,
ドミナンス,デファランスの音調がよく現れた。
特に,議論では, ドミナンスと解釈できる音調が多くあった。お互いの意
見を言い合う場面が中心であるためであろう。また,道を訊ねる会話や,
友人同士の会話では,内容が,道 J
l
i
買に関するものであったため,主情報と
しての下降調が多く見られた。
会話の中で,イントネーションは話者が伝えたい情報を処理するという
大切な役割があるということがわかった。さらに, トーンズは話者間のや
りとりの中では,含みを持たせたり, ドミナンスやデファランスなどの意
思伝達に関してとても重要な役割を担っているということがわかった。
今回の分析では,平坦調が多く見られた。この平坦調に関しては Tench
(
1
9
9
6)では上昇調と文法的な意味の違いはないとして,本稿においても上
昇調の一変種であるとしていたが,今回の分析ではかなり多くの平坦調が
2
0
0
0)は音調の種類を下降調,上昇調,下降上昇調,
現れていた。 Roach(
1
9
9
6
)の場合には文
平坦調,上昇下降調の 5っとしている。ただ, Tench(
法的意味の違いがあるということに基づいて音調の種類を決定しているが,
Roachは心的態度も考慮に入れているということで音調を分ける方法が異
2
0
0
0)の挙げた 5つの音調は,未だ体系付けられてい
なっている。 Roach(
ない心的態度を考慮、に入れている分,微妙な部分があるといえる。しかし,
今回,解釈の際に上昇調と捉えて問題はなかったが,実際に多くの平坦調
が確認された。今後,心的態度に関する音調の体系化が進んだ際には,平
坦調も独立した音調として捉えられるかもしれない。また,発話の最後の
下降上昇調に関しては,含みといってもかなり広い意味があり,解釈の際
a
l
l
i
d
a
y(
1
9
6
7
)が含みの中に入れている,保留,
にも困難なことがあった。 H
対照,聞き手に考えを求める個人的意見,譲歩という意味は含みとひとこ
とでいうには広すぎるように思える。この下降上昇調という現象に関しで
も,今後あらたなアプローチや,意味付けがなされるのではないだろうか。
英語の会話におけるイントネーションの役割
4
3
注
Tench は音調群について次の 4つの発話例をもとに表で説明している。下線
は核音節を,単語の左についている[ I]は強勢を,[|]は音調群の境界を示
している。
saIman’
slbesr1立
主
旦4
1
.A Idogi
2
.IDogsa
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eImen’
s1b
e
s
t|金主且金
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. 1~are1 m
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yI盤 I
I
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旬
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I.
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勾E
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I主
主
主
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Il
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l
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3
I.
!
!
!
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盟
江
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9
6
:1
4
)
(
T
e
n
c
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,1
1
1
ニュートラルトナリティのニュートラル( n
e
u
t
r
a
l)という言葉はここでは「普
通jのという意味で使用している。マークト(marked
)と対立する言葉である。
トニシティでも同様。
1
l
l
マークト(m
a
r
l
王e
d
)とは「有標」のことである。本稿ではニュートラルと対立
させて使用している。トニシティでも同様。
IV
レキシカルアイテム (
l
e
x
i
c
a
li
t
e
m)は「語葉項目」のことをいうが, H
a
l
l
i
d
a
y
(
1
9
6
7)は語義項目について y
e
s
t
e
r
d
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y
/t
o
d
a
y
I
t
o
n
i
g
h
t等を語義項目には含めずに,
r
a
m
m
a
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t等はグラマテイカルアイテムに含めるこ
とにする。そのため,本稿では語義項目という訳語を使用せずに,カタカナ
表記を使用することとする。
v 注 i参照。
注i
i
i参照。
vu 注 i
vでも触れているが,ここでは y
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アイテムに含まれるため,一般的な文法項目と区別するためにカタカナ表記
を使用している。
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)は,反駁を次の発話を例に説明している。
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聞き手に訴えかける発話になっている。相手に考え直してほしいという願い
が含まれた発話なので,デフアランスであるといえるとしている。
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x Tench(
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)は日常的に使われる例として次のような発話を挙げている。
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この発話では,呼んだ医者が来るのは予測できることであるため, comingは
重要視されていないのである。
分析資料
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