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第1章 大田区の人口
3
第1章
第1節
1
大田区の人口
人口動向分析
総人口の推移
平成 18 年以降、
大田区の人口は増加傾向にあり、
26 年には総人口 70 万人を超えました。
平成 27 年には、18 年と比較して 47,000 人以上増加し、1月1日現在の総人口は、
70 万 7,455 人となっています。
2 年齢 3 区分別人口の推移
(ア)年少人口
平成 23 年から 24 年にかけては減少が見られたものの、18 年から 27 年にかけて
は 3,601 人の増加となっており、毎年微増の傾向にあります。総人口に占める割合は
11%台と横ばいで推移しています。
(イ)生産年齢人口
平成 18 年から 24 年まで毎年微減の傾向にありましたが、24 年から 25 年にかけて
は、12,554 人の大幅な増加が見られました。その後、26 年にかけて減少が見られま
したが、27 年には再び増加に転じています。総人口に占める割合は、年々減少してお
り、18 年の 69.9%から、27 年には 66.5%となっています。
(ウ)老年人口
近年一貫して増加傾向にあり、平成 18 年から 27 年にかけては 35,136 人の増加と
なりました。27 年、総人口に占める割合(高齢化率)は 22%を超え、さらに年少人口
に対する割合(老年化指数)を見ても、ほぼ 2 倍(1.99 倍)に達しています。
<大田区の年齢3区分別人口の推移>
(人)
800,000
年少人口
生産年齢人口
700,000
660,161
664,660
668,423
671,891
674,527
674,920
676,359
600,000
122,917
127,054
131,031
135,172
138,620
140,054
142,254
69.9
500,000
69.5
69.0
68.5
(%)
老年人口
100
696,734
701,416
707,455
148,538
153,497
158,053
200,000
100,000
80
70
68.1
67.9
67.6
67.4
66.9
66.5
生産年齢人口比率
400,000
300,000
90
60
50
461,681
461,655
461,259
460,398
459,414
458,121
457,384
19.1
11.4
469,333
470,232
老年人口比率
年少人口比率
18.6
469,938
11.4
19.6
20.1
20.6
20.8
21.0
21.3
11.4
11.4
11.3
11.4
11.3
11.2
21.9
22.3
11.2
11.2
40
30
20
75,563
75,951
76,133
76,321
76,493
76,745
76,721
78,258
78,586
79,170
平成
18年
19
20
21
22
23
24
25
26
27
0
10
0
※住民基本台帳より作成(各年 1 月 1 日)。平成 25 年以降、外国人を含む。
4
第2節
1
将来人口の推計
総人口の将来推計
過去の人口推移の傾向などを基に、簡易な方法で大田区の将来人口を推計したところ、
今後、将来人口は平成 37(2025)年頃まで緩やかに増加し、その後は横ばいとなっていく
との結果となりました。
一方、東京都においても、平成 22 年の国勢調査を基に、各区の将来人口について予測し
ています。東京都による予測では、大田区の人口は今後緩やかに減少していくとされてお
り、区の推計とは異なる結果となっています。
※大田区における将来人口の展望について
この結果の差については、大田区は住民基本台帳登録人口、東京都は国勢調査人口という、異なる
基準人口を用いていることに加え、推計手法の違いなど様々な要因が考えられます。
推計の基準年とした平成 22 年以降の区の人口動態を鑑みると、将来的な人口は現在の大田区の
推計と東京都による推計値の間、もしくはそれを大きく上回らない範囲に収まるものと予測されますが、詳
細な分析については、より高精度な推計手法を用いた「大田区人口ビジョン」の中で示していく予定です。
※大田区による推計は住民基本台帳より作成
※東京都による推計は東京都ホームページ「東京都の統計」より作成
5
2 年齢 3 区分別人口の将来推計
年齢 3 区分別人口の構成比率について推計したところ、平成 52(2040)年まで、年少人
口比率はほぼ横ばいから微減、生産年齢人口比率は減少していくのに対し、老年人口比率は
増加していく結果となりました。
なお、東京都においても、各区の年齢 3 区分別人口の構成比率について、平成 22 年の国勢
調査を用いた独自の推計を行っていますが、結果は区の推計と同様の傾向となっています。
<大田区の年齢3区分別人口の構成比の推計(大田区推計)>
予測
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
平成22年
平成27年
平成32年
平成37年
平成42年
平成47年
平成52年
2010
2015
2020
2025
2030
2035
2040
年少人口
生産年齢人口
老年人口
※住民基本台帳より作成
<大田区の年齢3区分別人口の構成比の推計(東京都推計)>
予測
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
平成22年
平成27年
平成32年
平成37年
平成42年
平成47年
平成52年
2010
2015
2020
2025
2030
2035
2040
年少人口
生産年齢人口
老年人口
※東京都ホームページ「東京都の統計」により作成
6
大田区による推計においても、東京
都による推計においても、高齢化が
進み、生産年齢人口比率が減少す
るという結果となっている。