文部科学大臣賞 三田市立武庫小学校(兵庫県) ニュータウンの中に出来た学校。東に雑木林が広がる が創立した10年前は生きものが少なかった。4年前から ビオトープを作り、生き物を呼ぶ工夫を続けてきた。 NPO、三田市職員からアドバイスで近くから様々な生 きものを学校へ連れてきた。1例でプールにめだかと水草を入れ増やした。 ビオトープコンクールでア ドバイスをもらい、2008 年から 様々な生きもの がやって来る様に新しい ビオトープを作ることにし た。 新しいビオトープについては、主旨を、下級生、全校そし て地域の方への説明を行なった。 カワバタモロコの繁殖への挑戦。地域の池でも 増やす取り組みを行なった。 外来種のウシガエルがビオトープに入り込ん だ。捕獲に成功した。どうしたらよいのか 県 立人と自然の博物館に話を聞きに行く。 すると、駆除の必要があるが人間が持ち込み、 ウシガエルは好んで来たのではないと分かる。 外来種でも命がある。人間が自分たちのため にいのちの操作をしてはいけないとアドバイス をもらった。 そこで、いのちを考える学習会を開催した。 審査員講評 ビオトープをつくり、さらに生きものを呼ぶために ビオトープを作ったことが素晴らしい。 池の水位を変えたり、色を変えたりするのは科学 的アプローチでよい。いのちの大切さを学んだこ と。 大変だったこと 外来種ウシガエルの問題 から 自分の無力さを知る。 嬉しかったこと 自分達が作ったビオトープにギ ンヤンマや他の生物が来た。 沢山の輝くいのちに出会ったビオトープ有難う。 環境大臣賞 岡崎市立秦梨小学校(愛知県) H12 年から ビオトープ活 動を始めた。 保護者、 地域の人たちに教えても らった。 フジバマカマ、ゲンジボタ ルが見られる場所がある。 その他色々な生きものが 生息している。 ハダナシの自然から学ぶ ニコニコ山 は児童にとっての格好の 活動、体験エリア。各学年での取り組み。 5年生 は餅米作り を体験している。 6年生 はビオトープを訪れるチョウの観察、調査をしている。 ア サギマダラはフジバカマに寄って来る。この蝶は、沖縄に渡りをす る事がわかり、数の変化を調べた。 里山 レスキュー活動は10年間続いている。 秦梨の自然 を守る。 65名の生徒に保護者地域の方が加わり154名の参加で活 動実施。 レスキューの自然を守る活動につづき、H12年からササユ リの数の調査実施。 2008年 鷹みの里小との交流に参加、 翌年 自分 達で企画して、近くの生原小学校と自然を通した交流 を実施した。交流会では、6年生が蝶の観察、調査の 発表、5年生もち米のはなしをした。 審査員講評 里地里山 日本の40%面積 昔ながらの里山をまもる 数が少なくなった生きものを守る活動を地域と協力して いるのが素晴らしい。 楽しいこと 自然の動物や植樹物と触れ合えたこと 里山に手をいれなければどのようになるか がら考えて欲しい。 対比しな 国土交通大臣賞 東海市立船島小学校(愛知県) 蛍が飛び、メダカが泳ぐ環境のビオトープ。 昭和50年代の自然復元を目指した。 ビオトープの名称は「船っ子ビオトープ」 マスコットも2人いる。フナビオとビオゾー。 学校の中だけでなく、地域の人たちとの交流 にも登場する人気もの。 「船っ子ビオトープ」には、3つのエリアがある。 水辺のビオトープ、原っぱのビオトープ、林の ビオトープ。 このビオトープを使い、各学年での授業としての 取り組みや様々な活動がある。 「フナビオとふれあう会」「フナビオウォークラリ ー」「フナビオ委員会」「フナビオレンジャー」 「フナビオとふれあう会」では各学年がそれぞれにテーマを持っ てふれあいをしている。 「フナビオ会」を開催し、保護者、卒業生や地域住民 の方々を招いて、 ネイチャゲームを体験したり、外来種 駆除について意見を交換したりした。 みんなの憧れ、フナビオレンジャーには試験に合格しな いとなれないが、 レンジャーになると、フナビオの管理や地域の方へのガ イド役になれるなど色々な活動をする事ができる。 地域には「新川会」と言う組織が あり、地域の自然を守る活動を 実践している。その一つに、学校 に流れこむ新川の整備があり、 この新川とフナビオとの連携を 「上野新川ふるさとの水辺基本構想」につなげて活動 を発展させたい。 心がけていること:船っ子ビオトープにとって大事なこ とは何か、どこが魅力かを回りに紹介すること。 船っ子ビオト-プをどのように考え、位置づけているの かを紹介すること。 苦労していること:水源の池に 鉄分を含んだ赤茶色 の物体発生。 酸素を吸収するのでろ過装置でろ過し ている。その整理に多く手がかかる。
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