前立腺肥大症に対する経尿道的切除術標本よりの前立腺偶発癌の診断法

KURENAI : Kyoto University Research Information Repository
Title
前立腺肥大症に対する経尿道的切除術標本よりの前立腺
偶発癌の診断法
Author(s)
村上, 信乃; 五十嵐, 辰男; 山城, 豊; 藤田, 良一; 布施, 秀樹;
島崎, 淳; 松嵜, 理
Citation
Issue Date
URL
泌尿器科紀要 (1988), 34(2): 287-290
1988-02
http://hdl.handle.net/2433/119467
Right
Type
Textversion
Departmental Bulletin Paper
publisher
Kyoto University
287
泌 尿 紀 要34:287-290,1988
前立 腺肥 大症 に対 す る経尿道 的切除術標 本 よりの
前立腺偶発癌 の診断法
旭中央病院泌尿器科(部 長:村 上信乃)
村上
信 乃,五 十 嵐 辰 男,山 城
豊,藤 田
千葉大学 医学部泌尿器科学教室(主 任;島 崎
布施
秀 樹,島 崎
良一
淳教授)
淳
帝京大学市原病院病理部(主 任:長 尾孝一教授)
松
DIAGNOSIS
嵜
理
OF ADENOCARINOMA
RESECTION
OF THE
IN TRANSURETHRAL
PROSTATE
SAMPLING
: HOW
MUCH
IS ADEQUATE
Shino MURAKAMI, Tatsuo
IGARASHI,Yutaka
YAMASHIRO
and Ryoichi FUJITA
From the Departmentof Urology,Asahi General Hospital
(Chief: Dr. S. Murakami)
Hideki FUSE and Jun SHIMAZAKI
From the Departmentof Urology,Schoolof Medicine,Chiba University
(Director: Prof. J. Shimazaki)
Osamu MATSUZAKI
From the Departmentof Pathology,Ichihara Hospital Teikyo University
(Director: Prof. K. Nagao)
The amount of prostatic tissue necessary to detect carcinoma in transurethral
resection
specimens with reasonable accuracy, was evaluated.
The samples were taken from the patients
with a clinical diagnosis of benign prostatic hypertrophy.
Prostate chips from 647 such patients
were examined microscopically.
An average of 2.5 g of sample was mounted
in each
block. Adenocarcinoma
was diagnosed in 58 cases (9.0%).
Among them, 40 cases were in
stage Al, and 18 in stage A2. Incidental carcinoma was found more frequently in prostate
chips weighing less than 20 g. To detect carcinoma
with 95 % probability,
at least 2
slides should be examined in stage A2, and 6 slides in stage Al.
Key
words:
Incidental
prostatic
緒
cancer,
Transurethral
言
最 近 の高 齢 化 社 会 を反 映 して,ど こ の施 設 で も前 立
腺 肥大 症(以 下BPH)の
手術 例 が 増 加 して い るが,
prostatectomy
りに は 出来 ない.本 症 の確 実 な診 断 のた め には,摘 出
標 本 で はStepSection法
に よ る検索 が 不 可 欠 で あ
り,経 尿道 的 切 除術(以 下TUR)標
片(以 下 全ch1p)の
本 で は全 切除 切
検 索 が 必要 で あ る.わ れ われ は
同時に そ の手 術 標 本 よ り発 見 され る偶 発 癌,す なわ ち
従 来 よ り,TUR.標
stageAの
って い る が,病 理 検 査 室 の 負担 は 大 な る もの であ る.
前 立腺 癌(以 下A癌)の
症 例 も増 加 して い
本 に 関 して は 全chipの
る ようで あ る.こ の よ うに 偶 然発 見 され るA癌 の大 部
今 回,全chipの
分 の臨床 経 過 は 良好 で あ るが,:部
い他 の 効 率 の良 い検 索 法 を見 つ け る こ と を 目 的 と し
例 もあ り,BPHの
に は進 行癌 に 進 む
手 術標 本 の組 織 学 的 検索 は な お ざ
て,過 去 のTUR標
検 索 に代 り得 る,A癌
検 索 を行
を見 落 と さな
本 よ り発 見 され たA癌 を 材 料 と
288
泌 尿 紀 要S4巻2号1988年
して,種 々検 討 した ので 報告 す る.
以 上 の ご と くA癌 の 切 除重 量 はBPHと
少 な 力泌 た の で,全TU恥647例
対象および方法
1978年1月
を109未
よ り1987年7月 ま でに,旭 中央 病 院 泌尿
器 科(538例)と
千葉 大学 泌 尿器 科(109例)でBPH
と してTURさ
れ た647例 の,全chipの
でA癌 と診 断 され た58例(旭
除 重 量 が209未
出来
ライ ド当 た り約20chip前
満 の小 さなBPHにA癌
合併が多い
次 にA癌 全 例 の検 索 し た ス ライ ド数 と,癌
後 で,ほ ぼ2.59
した ス ライ ド数 を調 べ た 結 果 をAIA2別
相 当で あ った.
が存在
に 表示 す る
(Table3).
これ らA癌58例
と癌 合 併 の ないBPH589例
につい
これ を既 述 の 式 に 当 ては め て,各 症 例 毎 にR枚 の検
て,年 齢,切 除 重 量,検 索 した ス ライ ドの 枚数 を 比 較
索 で 癌 が発 見 され る確 率Pを 求 め,N数
した.さ
1.0と して,1枚
らにA癌 を癌 病 巣が5chip以
下 で,か つ 組
織 分 化 度 が高 分 化型 をA・,そ れ 以 外 をA2に
た 後,A・A2別
に分 け て・
結 果 で あ つた(Table2).
るだ け 多 くを1枚 の ス ライ ドに の せ る よ う に し た の
で,1ス
上 の3群
満 で11・3%, .109台 で10.1%で あ った の に,209以
上
では4.1%と
極 端に 少 な い頻 度 で あ った.す なわ ち切
葉 大8例)
を対 象 と した(偶 発癌 頻 度9.0%).・ な おchipは
を 改 め て 切除重量
満,109台,209以
各群 で のA癌 の 頻 度 を比 較 した,そ の結 果 は109未
組織 学 検 索
中央50例,千
比較 す る と
に,検
しグ ラ フ化 した(Fig.1).A2に
分類 し
索 した ス ライ ド枚 数(N)と.
癌 が 存在 した ス ライ ド枚 数(G)を
以 上 をす べ て
よ り10枚 迄 の 各枚 毎 の確 率 を平 均 化
関 しては95%以 上 の
確 率 でA癌 を 発 見す るた め に 必要 最 少 限 の ス ライ ド数
は2枚 で あ った.一 方Alで
調 ぺ た,そ の 結果
よ り,各 症 例 毎 にR枚 を と り出す組 合 せ を下 式
・C・一(N-1)(N-2)…(N-R十1R(R
-1)(R-2)…1)
は1枚 の ス ライ ド検 索 で
42%,2枚
で69%,3枚
で79%,4枚
で88%,5枚
93%,6枚
で96%,7枚
で98%,8枚
で99%の 確 率 で
で
診 断可 能 で あ り,6枚 の ス ライ ド,平 均 切除 重 量15g
で求 め,そ のR枚 の検 索 で癌 が 全 く発 見 され な い組 合
の 検索 でや っ と95%に 達す る成 績 で あ った.
せを
考
(N_c》CR=
(N-C)(N-C-1)(N-C-2)…(N-C-R十1)
察
A癌 の頻度 に関 す る報告 で は,5∼20%と
そ の 数値
R(R-1)(R-2)…1
の 式 で 求 め,こ
れ よ り逆 にR枚
る 確 率(P)を
下 式 で 求 め た.
に 差が あ る1-9).こ の数 値 の 差 は,報 告者 の手 術 標 本 の
の 検 索 で 癌 が 発 見 され
検 索法 の 差 に よる よ うで,StepSection法
P=1」N鴫)C』
NGR
も,無 作 為 に選 んだ 一 定数 のchipの
の 検索 に 変更 したNewmanら6)は
1_(N-C)(N-C-1)…(N-C-R十1)N(N
-1)(N-2)…(N-R十1)
結
検 索 を,全chip
そ の頻 度 が8%か
ら14%に 上 昇 した と報 告 して い る.同 じこ とは オ ース
トリアのBartelら7)も3%か
果
58例 のA癌 はA140例,A218例
を採用 し
た施 設 で の数 値 は高 くな って い る2・4・9).TUR標 本 で
告 して い るが,こ の数 値 はNewmanら
に分類 され た.A癌
の平 均年 齢 は,癌 合 併 の な い589例 のBPHの
ら8%に
上 昇 した と報
の ア メ リカの
施 設 と比 較す る とや や低 い よ うで あ る.こ の原 因 と し
それ と
て もち ろ ん地 域 差 もあ ろ うが,そ の他 に,全chipの
ほ ぼ 同 じであ った.一 方A癌 の平 均 切 除重 量 は,BPH
検 索 とは 言 え,彼 らが1ブ
と比 較す る と有為 に 少 な い 値 で あ った が,A・
が5gと
とA2
ロッ クに包 埋 した 切 除重 量
比 較 的 多 か った ことが 考 え られ る.ず なわ
で は 差を 認 め なか った.ま た 検索 した ス ライ ドの枚 数
ち この よ うに 多数 のchipを1コ
もA癌 の方 が 有為 に 少 なか った が,ス ライ ド1枚 当た
と,薄 切 した 時 に ス ライ ドの 上 に現 れ ず に,検 索 漏れ
りの 切除 重 量 は両 者 に 差 を認 め なか った(Table1).
とな るchipが
少 な くな い と想 像 され るか ら であ る.
Table1
Age(y)Weight(9).
slides"Weight/slide
BPH73.1±10.618.1±15.1
1ncidental
Carcinoma
7.4±6.32.45
A111.4±7.1
73.8±8.112.9±9,3
(n=40)
A213.1±6。4
(n嵩18)
轟Pくo・oo5
の ブ ロックにす る
5.1±1.82.52
村 上,ほ か:前 立腺 偶 発癌 ・TUR標
Tablc2
{2,io-19
231
247
㈲20>
Tota1
289
と してMooreら10)の
言 う よ うに,小 さなBPHで
26
11.3
10.1
169
25
7
647
58
9.0
され るの に 対 し,大 きなBPHで
は,特 に 未 熟 な 術
者 に よ って は,被 膜 近 くま で切 除 が及 ば な い こ とが 考
4.1
え られ る.し か し前 立 腺 を被 膜 に近 い外 周部 と,尿 道
に近 い 中心 部 に 分 け てTURし,各
i羅
は,
癌 好 発 部位 と され る 外 科 的 被膜 近 くが 容 易 にTUR
P㏄mensNα)Cancer(No.Cancer(%
(1)〈109
本
を比 較 したRohrら11)の
。}P〈…5
々で の 癌 出 現 率
報 告 では,特 に外 周 部 に 癌 が
多い とい う事 実 は なか った と して お り,小 さ なBPH
にA癌 合併 が 多 か った 今 回 の成 績 の理 由 につ いて は,
Table3
AIA2
AlA2
今後 可 及的 に 被 膜近 くまで切 除 す る こ とや,ス
AlA2
1/2501/520
2/2112/530
1/3403/501
2/3405/504
3/3121/620
1/4404/601
2/4415/601
3/4106/601
4/4031/710
1枚 当 た りの切 除重 量 を29以
1/830
5/810
8/801
1/1030
10/1001
2/1110
4/1101
に検 討 を加 え た い と考 え てい る.
一 方A癌 はJewett12)に
よ り,病 巣 が限 局 性 で組 織
分 化 度 が高 分 化 型をAlと
し,癌 が 濡 慢性 に 広 が る例
や 未 分 化型 をA2に
定 義 に 関 して は,癌 病 巣が 全 体 の5%以
のchip3コ
㎞
い13).われ わ れ は5chip以
下 をAlと
成 績 な ど多 くの報 告
と同 じで あ るが,反 対 にA1の
A1
した結 果,Ai40
と全 体 の 約213がA・ で あ った.こ の傾 向は
Barnesら14)のAi71%,A229%の
LO
下,TURで
以 下 また は5コ 以下 な ど 一 致 し て い な
例,A218例
↑
分 類 され,前 者 の予後 は良 好 とさ
れ て い る.こ の分 類 は 広 く使 わ れて い るが,限 局性 の
Total4018
朧 壽1%離
ライ ド
下 に す るな ど して,更
方 がA2よ
り多 い とい
う報 告 も少 な くない7・
置5).この違 い の原 因 は 検索 法 の
0。9
ε
差 に よる もの と考 え る.す な わ ち,全chipを
讐
.星o.8
慧
検 索 す る こ とに よ り,病 巣 の 小 さ なAlの
A2
詳 しく
発 見 率が 増
加 す る と思 わ れ るか らで あ る.し か し この よ うに詳 し
く検 索 して 発 見 して も,A・
蓉
二
o・7
は癌の進行が緩徐である
ので,治 療 方 針 として,一 般 に 無治 療 で経 過 観 察 のみ
コ
器
とす る 施設 が 多 い よ うで あ る.そ こで,そ んな に予 後
00
.6
ξ§
90.5
0.4
一
良好 なAlな
ら,そ の発 見 のた め に,面 倒 な 全chip
の検 索 が果 た して必 要 か とい う疑 問 が起 こ って くる.
しか し観 察 期 間 の比 較 的短 い従 来 の 報告 で は 予 後良 好
であ ったA・ も,Epsteinら:6)は8年
_一{
以上 の長 期 観 察
で50例 中8例 に再 燃 を認 め,Bluteら17)の23例
以下 の 比較 的 若年 者 のA1例
の60歳
の10年 以 上 の観 察 で も,
進 行癌te進 ん だ6例 を紹 介 して い るな ど,最 近 の文 献
12345678910
ではA1の
numberofslidesohosenforsubmission→
長 期 予 後 は必 ず し も 良好 で な い よ うで あ
る.ま た31例 のA癌 の 内,2例
Fig.1
い るの に未 分 化型 のA2で
A癌 を見 落 とさ な いた め に は,29以
下 を1ブ
ロック
は病 巣 が極 く限 局 して
あ った とい うMooreら10}
の報告 もあ るの で,限 局性 の 小病 巣 を 見落 と さない た
とす る のが 望 ま しい とされ て い る点8)か らみ る と,わ
め に は,や は り全chipの
れ われ の ス ライ ド1枚 当 た りの切 除 重 量2,59は
やや
と言 え よ う.し か し本法 は 検 査室 の 負担 や 経 済性 を 考
他 の報 告 と比 較す る と若 干少
え る と問 題 が あ る.そ こで 今 回A癌 を診 断 す るのに 必
多 く,そ のた め9.0%と
検 索 が望 ま しい 方 法 で あ る
なめ の数 値 に な った のか も知 れ な い.ま た,特 に20g
要 な ス ライ ド数 を確 率 的に 検 討 した の だ が,そ
以 上切 除 しte大 きなBPHで
果,A2に
のA癌
頻 度 は4.1%と
20g未 満 の 半 分 以下 の数 値 で あ った.こ の 原 因 の一 つ
の結
関 して は 切 除重 量 に 関 係 な く2枚 の ス ライ
ドの検 索 で95%の
確 率 で 診 断 可能 で あ った のに,A1
290
泌 尿 紀 要34巻2号198β
で は 同 じ診 断 率 を あ げ る た め に は6枚(平
15g)の
均切 除 重 量
ス ラ イ ドの 検 索 が 必 要 で あ っ た .こ
MurphyらIs)の
年
の 成績 は
無 作 意 に 選 ん だ129のch孟Pの
Aの
臨 床 的 検 討.日
泌 尿 会 誌78:470-476・1987
6)NewmanAJJr.,GrahamMA,CarltonCE
Jr.andLiemanS:Incidentalcarcinomaof
検索
thcprostateatthetimeoftransurcthral
で,Alの90%が
診 断 可 能 で あ る と い う報 告 や,Ralpll
ら11)の 平 均 切 除 重 量12.89で8枚
でA2の
全 例 と,A1の
resection:Importanceofevaluatlngevcry
chip.JUrol128;948-950,1982
の ス ラ イ ドの 検 索
ほ とん どが 診断 可 能 で あ った
7)BartschG,DietzeO,HohlbruggerG,
MarbergerH,MikuzG;Incidentalcarcinoma
と い う成 績 と ほ ぼ 同 じで あ った,
以 上 の 結 果 よ り,経
oftheprostate.Gradingandtuぬorvolume
済 性 お よ び 省 力 的 に み てTUR
標 本 の 組 織 学 的 検 査 は,平
均 余 命 が 永 く,長
期 待 出 来 る60歳 未 満 で は 全cbipの
inrelationtosurvivalrate.worldJurol1=
24-28,1983
期生存の
検 索 が 望 まれ る
8)YamabeH,tenKateFJW,GallccMPW,
SchroederFH,OishiK,OkadaKand
が,60歳
6枚
以 上 に 対 し て は,無 作 意 に 選 ん だ15gま
の ス ラ イ ドでA癌
での
の ス ク リ ー ニ ン グ を 行 い,そ
結 果 に よ っ て 更 に 全chipの
YoshidaO:StagcAprostaticcancer;A
の
comparativestudyinJapanandtheNcther・
lands.WorldJUrol4:136-140,1986
検 索 に移 る こ とも可能 で
9)DentonSE,ChoySHandValkWL:Occult
あ る と 考 え て い る.
prostaticcarcinomadiagnoscdbythesteか
結
sectiontechniqucofthcsurgicalspecimen.
論
JUrol93:296-298,1965
BPHと
してTURさ
れた647例 の 内,全chipの
組 織 学 的検 索 でA癌 の発 見 され た58例(9.O%)を
象 と して,A癌
10)MooreGH,LawsheBandMurphyJ:Diag・
対
nosisofadenocarcinomaintransurethral
resectatesofthcprostategland。AmJsurg
診 断 のた め の組 織検 索 方 法 につ い て検
Pathol10:165-169,1986
討 し,以 下 の知 見 を得 た.
①A癌59例
11)RohrLR:Incidcntaladenocarcinomain
は病 巣 が 限 局性 で 高 分 化 型 のA140
と,病 巣が 禰 慢性 に 広 が るか 低分 化 型 のA219で
transurethralresectionsofprostate:Partial
versuscompletemicroscopicexamination.
あっ
AmJSurgPatholll:53-58,1987
た.
12)JewettHJ:Thepresentstatusofradical
②
切除 重 量10g未
満 のBPHにA癌
合 併 率 が高
prostatectomyforstageAandBprostatic
く,重 量 増 加 に従 い 合 併率 は 低下 した,
③A癌
cancer.UrolClinNorthAm2:105-124,
イ ド数 よ り確 率 を算 出 し た 結 果,95%の
確 率 でA癌
診 断 可 能 の 検 索 ス ライ ド数 はA2で2枚,A・
(平均 切 除重 量15g)で
④
山 正 夫,河
木
徹,金
isalofclassification.JUrol124:626-631,
1980
まで の ス ライ ド,
村
stageAandB.IUrol115:404-405,1976
15)DhomGandHautummB:DieMorphologic
献
毅,福
dcsklinischenStadiumOdesProstatakar・
村 三 樹 郎;手
泌尿
佐 美 道 之,清
木
茂,石
carclnoma:Astudyof94caseswithcxtcnded
原 久 和,三
黒 信 吾:前
立腺
肥 大 症 に おけ る連続 平 行 割面 に よ る 潜 在 癌 の 検
索.日
泌 尿 会 誌74:401-408,lg83
内 誠 三,保 坂 義 雄,親 松 常 男,中
3)堀
川
昌 興:Step-section法
組 織 学 的 検 討d日
5)滝 川
浩,香 川
悟,根
本 良 介,小
followup.Juro1136:837-839
17)BluteML
,1986
,ZinckcHandFarrowGM,=
Long-termfollowupofyoungPatientsw三
沢 速 和,小
磯 謙 吉,原
田
に よる前 立 腺偶 発 癌 の病 理
泌 尿 会 誌78=24-28,1987
征
黒 川 一 男=前 立 腺 癌Stage
stageAadcnocarcinomaoftheprostate
松
秀樹
藤 目 真,吉 野 信 二:前 立 腺 潜 在 癌 の 治 療
とそ の 成 績.日
泌 尿 会 誌76:1006-1014,1985
田 克 紀,石
14:105-ll1,1975
16)EpstcinJI,PaullG,Eg91estonJCandwalsh
PC:PrognosisofuntreatedstageAprostatic
会 誌73:1269-1276,1982
田 昌 男,古 武 敏 彦,宇
田 光 良,細
zinoms.(incidentalcarcinoma)UrologieA
谷 恵 子 ,東 海 寺 文 夫,鈴
術標 本 の 病理 学 的検 索 で
2)黒
4)内
14)BarnesR,HirstAandRoscnquistR:Early
carcinomaoftheprostatc:Comparisonof
発 見 さ れ た 前 立 腺 癌 の 治 療 法 と そ の 成 績.日
木 恒 治,吉
reviewoftheliteratureandcriticalrcapPra-
ほ ぼ十 分 と考 えた.
文
1)横
Incidentalcarcinomaoftheprostate=A
で6枚
診 断 の た めBPHの
本 の 組織 学 的 検査 は,6枚
切 除 重 量159で
13)ShcldonCA,WilliamsRDandFraleyEE:
あ った.
以上 の 結 果 よ り,A癌
TUR標
1975
全 例 の検 索 ス ライ ド数 と癌 が存 在 した ス ラ
出
。J
Urol136:840-843,1986
18)M・
・phywM
,DeanPJ,B・a・fi・ldJA・nd
TatumL;Incidentalcarcinomaofthe
P「ostatc:Howmuchsamplingisadequate.
Aln∫SurgPathol10:170-175,1986
(1987年9月16日
迅 速 掲 載 受 付)