で あ っ た 。 わ れ わ れ は 和 歌 山 市 の 病 院 で 出 生 し 17 を 中 確 抗 認 原 し を た2)用 。 い 感 て 染 5 年 年 齢 間 は 追 1 跡 歳 調 4 査 人 し 、 、 4 5 歳 人 が の 1 感 人 染 期 に 無 症 状 の う ち に 感 染 が 成 立 す る た め 、 感 染 誰 か ら ︵ 感 染 経 路 ︶ 〟 、 〝 ど の よ う に し て ︵ 感 染 事 情 を 中 心 に 、 〝 い つ ︵ 感 染 時 期 ︶ 〟 、 〝 ど こ で ・ 経 路 の 解 明 が 困 難 で あ る 。 本 稿 で は 日 本 の 感 染 の 研 究 が 抗 あ 体 る 陽 。 性 の 母 親 ら か は ら 札 生 ま 幌 れ 市 た 内 4 4の 人 病 の 院 便 で 日 本 で 乳 児 か ら 便 中 抗 原 を 追 跡 調 査 し た 2 つ 2 児 陽 お 歳 で 性 け ま は 率 る で 36 8 検 に ・ ・ 討 成 4 9 で 立 % % は す と で 、 る 急 あ 平 と 激 る 均 報 に が 月 告 上 、 齢 さ 昇 平 11 れ し 均 ・ て 、 24 9 い 多 ・ カ る1)く 5 月 。 の カ の 感 月 乳 染 の 児 は 幼 は 様 式 ︶ 〟 感 染 す る か に つ い て 、 こ れ ま で 明 ら か CLINICIAN ’13 NO. 621 は じ め に ︵ H. pylori 間 た 隔 乳 で 児 3 に 歳 つ ま い で て 便 、 を 生 収 後 集 4 し カ た3)月 。 か 5 ら 人 約 の 4 感 ∼ 染 6 を カ 確 月 に な っ て い る こ と を 述 べ る 。 Konno 感 染 時 期 ︵ い つ ︶ H. pylori 感 染 率 の コ ホ ー ト 効 果 か ら 、 感 染 の 多 く は 小 Helicobacter pylori 児 期 に 成 立 す る こ と が 示 さ れ て い る 。 ド イ ツ に ︶ は 主 に 乳 幼 児 感ヘ 染リ 経コ 路バ のク 最タ 前ー 線・ ピ ロ リ 奥 田 真 珠 美 (6 9 3) H. pylori あ る こ と は ほ ぼ 間 違 い な い 。 夫 婦 、 親 子 、 同 胞 て 同 法 を 用 い て 感 染 経 路 を 検 討 し 、 母 子 の 菌 タ 胃 炎 と 診 断 し た 4 2 人 の 小 児 ︵ 4 ∼ 1 9 歳 ︶ に つ い 全 菌 陽 唆 い 員 を 性 す 集 小 の る 団 児 母 母 報 で の 親 か 告 は 主 の ︵ ら が 、 な 菌 出 多 母 感 と R 生 い 親 染 一 A し 。 が 経 致 P た し D 主 路 ︶ 子 た2) な で 。 法 で 感 あ ま で 5 ら 染 る た 検 人 源 。 、 討 の は で 特 し 感 あ に た 染 る 感 と を こ 染 こ 確 と 率 感 ろ 認 抗 を の 染 、 し 体 示 低 、 家 族 内 で の ヒ ト ! 家 族 内 感 染 さ れ て い る 。 染 が 主 で あ る 。 特 に 親 − ヒ ト 感 染 が 主 な 感 染 経 路 で 子 感 染 の 重 要 性 が 指 摘 Konno H. pylori Random Amplified Polymorphic DNA fin- gerprinting (6 9 4) 間 や 祖 父 母 か ら の 感 染 の 可 能 性 が あ る が 、 母 H. pylori 7イ イ3 プ % プ で で が あ あ 一 っ っ 致 た5)た し 。 が た 親 こ の と の は 一 う6 9 致 ち % し8 5、 な % 父 い は 子 が 母 が 、 親 一 同 と 致 居 も し の 同 た 祖 じ の 母 タ は 子 感 染 を 示 唆 す る 報 告 が 多 い 。 − の 遺 伝 子 パ タ ー ン を 検 討 し た 報 告 で ! 夫 婦 間 − は 、 夫 婦 で 陽 性 の 場 合 に 一 致 し た の は 4 4 % ︵ 8 感 染 時 期 は 2 歳 ま で の 頻 度 が 高 く 、 家 族 内 感 き る う 2 12 る 感 ち つ カ 。 染 8 の 月 時 人 追 、 期 が 跡 2 は 2 調 歳 2 歳 査 半 歳 未 で が ま 満 感 そ で で 染 れ が あ 年 ぞ 高 り 齢 れ 頻 、 が 1 度 現 確 人 で 在 認 で あ の で あ る 日 き っ と 本 た た 推 に 10 。 定 お 人 こ で け の の 感 染 経 路 ︵ ど こ で 、 誰 か ら ︶ " 親 子 間 路 の ひ と つ と 考 え る べ き で あ る 。 低 い と 考 え ら れ て い る が 、 夫 婦 間 感 染 は 感 染 経 報 告 も あ る 。 成 人 で の 新 規 感 染 率 は 1 % 程 度 と の う ち 一 致 し た の は わ ず か 1 組 で あ っ た と い う 認 し 、 感 染 時 期 は 生 後 4 カ 月 1 人 、 8 カ 月 2 人 、 / / 22 18 組6)組4) ︶ ︶ 、 で 42 あ % っ ︵ た 6 。 / 一 14 方 組5) 、 ︶ 夫 あ 婦 と る も い 陽 は 性 22 の % 21 ︵ 組 5 CLINICIAN ’13 NO. 621 18 高 い 感 染 率 で あ る 祖 父 母 か ら 孫 へ の 感 染 の 可 " 祖 父 母 と 孫 ス ク と な る こ と が 示 さ れ て い る 。 地 域 で は 、 保 育 施 設 に 入 所 す る こ と が 感 染 の リ 感 染 リ ス ク は 低 い と 考 え ら れ る 。 感 染 率 が 高 い な っ て い る 現 在 の 日 本 で は 、 園 や 学 校 な ど で の く な る が 、 小 児 の 感 染 率 が 5 % 以 下 と 相 当 低 く 19 極 め て 少 な か っ た 。 れ が 篠 山 市 で 行 っ た 調 査 で は 、 同 胞 で の 感 染 は の 日 本 で は 稀 な 感 染 経 路 と 考 え ら れ る 。 わ れ わ 同 胞 間 感 染 を 示 唆 す る 報 告 も 多 い が 、 少 子 化 ! 同 胞 間 染 児 が 多 い と 保 育 施 設 な ど で の 感 染 リ ス ク は 高 は 家 族 外 感 染 が 多 い こ と が 報 告 さ れ て い る 。 感 を 示 唆 す る 例 が 少 な か ら ず 存 在 す る 。 途 上 国 で 家 族 に 感 染 者 が 全 く い な い な ど 、 家 族 外 感 染 ! 家 族 外 感 染 CLINICIAN ’13 NO. 621 た 。 同 居 の 祖 父 母 と の 一 致 は な か っ た 。 で あ る が 、 2 人 は 母 親 と 、 1 人 は 父 親 と 一 致 し 法 を 用 い て 菌 を タ イ ピ ン グ し た 。 3 家 族 の 検 討 認 め な か っ た 。 小 児 の 感 染 と 同 居 の 祖 父 母 で は 明 ら か な 関 連 は 連 が な か っ た 。 前 出 の 篠 山 市 に お け る 研 究 で は 、 し で 査 、 あ し っ 、 た7)7 。 8 陽 3 性 人 児 の と う 家 ち 族 15 の 人 便 ︵ か 1 ら ・ ︵ D 9 M N % L A ︶ S を が T 抽 陽 ︶ 出 性 を 示 唆 し た 。 祖 父 お よ び 父 親 の 抗 体 陽 性 率 は 関 け で な く 祖 母 か ら 孫 へ の 感 染 も 重 要 で あ る こ と 児 の 母 お よ び 祖 母 よ り 陽 性 率 が 高 く 、 母 か ら だ わ れ わ れ は 2 0 1 0 年 に 兵 庫 県 篠 山 市 の 0 ∼ や 下 の 子 と 一 致 す る も の が 1 人 ず つ で あ っ た 。 検 8 討 人 し8)の 、 小 陽 児 性 と の 同 小 居 児 す の る 母 家 お 族 よ び の 祖 母 は 陰 性 抗 の 体 小 を ら は 、 青 森 に お い て ク リ ニ ッ ク を 受 診 し た 8 3 9 歳 の 小 児 の 便 中 抗 原 検 査 を 用 い た 感 染 率 を 調 H. pylori 能 性 は 考 慮 す べ き で あ る 。 特 に 同 居 や 共 働 き な Multi-Locus Sequence Typing ど で 、 乳 幼 児 を 祖 父 母 が 育 て る 場 合 な ど は リ ス Urita ク が 高 い と 想 定 で き る が 、 検 討 は 少 な い 。 (6 9 5) 染 を 示 唆 す る 報 告 も あ り 、 水 が 感 染 に 関 与 し た 主 な 感 染 経 路 で は な い 。 井 戸 水 や 河 川 か ら の 感 が あ る が 、 検 出 で き な い も の が ほ と ん ど で あ り 、 は ル ム 近 " な か 年 水 か ら 、 ︵ っ P 飲 た C 料 。 R 水 法 ︶ の な か 検 ど ら の 出 を 用 感 を い 染 試 て み 水 た や 多 バ く イ の オ 報 フ 告 ィ 1 0 0 人 を 追 跡 調 査 し た が 、 持 続 感 染 し た も の は 検 出 さ り 持 続 感 染 し た も の は な か っ た 。 ま た 感 染 者 の さ れ た 報 告 が 数 編 あ る が 、 全 例 、 後 に 陰 性 と な が 検 出 Polymerase 状 況 は 存 在 す る と 考 え ら れ る が 、 少 な く と も 現 れ な か っ た と い う 報 告 も あ り 、 産 道 感 染 、 も し 与 え な い よ う に ﹂ と お 願 い し 、 生 後 12 カ 月 ま で 試 み ﹂ と し て 1 カ 月 検 診 時 に ﹁ 離 乳 食 を 噛 ん で 8 % で あ っ た 。 さ ら に 、 ﹁ 〝 し な い 〟 と 答 え た 1 4 1 人 中 陽 性 は 4 人 2 ・ 答 え た 48 人 中 便 中 抗 原 陽 性 は 5 人 10 ・ 4 % 、 膣 分 泌 物 や 子 宮 頸 部 か ら は 感 染 予 防 の ︵ P C R ︶ 法 で H. pylori (6 9 6) 在 の 日 本 の 主 た る 感 染 経 路 で は な い と 考 え る 。 く は 新 生 児 期 の 感 染 は 極 め て 稀 で あ る と 考 え る 。 Chain Reaction # 嘔 吐 ・ 胃 腸 炎 症 状 と 感 染 感 染 様 式 ・ 感 染 に 関 与 す ︵ る ど 要 の 因 よ う に し て ︶ H. pylori 母 の 悪 心 ・ 嘔 吐 が 頻 繁 で あ る と 子 の 感 染 リ ス 経 口 感 染 で あ る こ と は 一 致 し た 見 解 で あ る が 、 H. pylori ク が 高 く な る 、 あ る い は 家 族 の 胃 腸 炎 症 状 、 特 が 検 出 さ れ た 報 告 は 多 い ど ! な の 口 い よ 。 う 口 に 感 し 染 て 経 口 感 染 す る の か は 解 明 さ れ て 口 腔 内 か ら H. pylori 数 あ り 、 感 染 様 式 と し て 重 要 と 考 え ら れ る 。 わ H. pylori れ わ れ は 乳 幼 児 の 便 中 抗 原 検 査 と 〝 離 乳 食 を 保 − 護 者 が 噛 ん で 与 え る か 〟 と い う ア ン ケ ー ト 調 査 新 生 児 早 期 に 便 中 抗 原 あ る い は CLINICIAN ’13 NO. 621 ! 産 道 感 染 を 行 っ た 。 生 後 8 カ 月 時 に 〝 噛 ん で 与 え る 〟 と 20 pylori − H. pylori − − H. ︵ 兵 庫 医 科 大 学 地 域 総 合 医 療 学 、 兵 庫 医 科 大 学 さ さ や ま 医 療 小 セ 児 ン 科 タ ー 准 教 授 ︶ Rothenbacher D, et al : Acquisition of Helicobacter pylori infection in a high-risk population occurs within the first 2 years of life. J Pediatrics, 136, 744-748 (2000) Konno M, et al : Five-year follow-up study of mother-to -child transmission of Helicobacter pylori infection detected by a random amplified polymorphic DNA fingerprinting method. J Clin Microbiol, 43, 2246-2250 (2005) Okuda M, et al : Helicobacter pylori colonization in the first 3 years of life in Japanese children. Helicobacter, 12, 324-327 (2007) Georgopoulos SD, et al : Helicobacter pylori infection in spouses of patients with duodenal ulcers and comparison of ribosomal RNA gene patterns. Gut, 39, 634-638 (1996) Konno M, et al : Predominance of Mother-to-child transmission of Helicobacter pylori infection detected by random amplified polymorphic DNA fingerprinting (6 9 7) CLINICIAN ’13 NO. 621 21 口 感 染 が 、 感 染 1)文 献 2) が 検 出 さ れ る 報 告 、 催 が 検 出 さ れ る 報 告 が あ る こ と か ら 、 感 染 ヒ ト 感 染 、 特 に 母 ︵ 親 ︶ 3) 4) 5) に 嘔 吐 が あ る と 乳 幼 児 の 感 染 リ ス ク を 高 く す る と い う 報 告 が あ る 。 ま た 、 嘔 吐 物 を 用 い て P C R 法 や 培 養 で 吐 剤 で 嘔 吐 後 に 採 取 し た 唾 液 か ら は 高 率 に 者 に 逆 流 症 が あ る と き に は 口 性 胃 腸 炎 症 状 を 伴 う 場 合 に は 嘔 吐 物 を 介 し た 感 染 が 生 じ る こ と が 示 唆 さ れ る 。 お わ り に 感 染 経 路 は 感 染 率 や 生 活 習 慣 、 衛 生 環 境 に よ っ て 異 な る 。 現 在 の 日 本 で は 若 年 者 の 感 染 率 は 低 く 、 感 染 源 が 少 な い こ と が 感 染 率 の 低 下 に 拍 車 を か け て い る 。 ヒ ト 子 感 染 が 主 で あ る こ と は 間 違 い な い が 、 ど の よ う に 感 染 す る か は 依 然 謎 で あ り 、 感 染 予 防 に は 感 染 源 と な る 人 の 除 菌 が 最 も 効 果 的 で あ ろ う 。 analysis in Japanese families. Pediatr Infect Dis J, 27, 999-1003 (2008) Kivi M, et al : Concordance of Helicobacter pylori strains within families. J Clin Microbiol, 41, 5604-5608 (2003) Osaki T, Okuda M, et al : Multi locus sequence typing for the analysis of intra-familial transmission of Helicobacter pylori by using faecal specimens. J Med Microbiol, 62, 761-765 (2013) Urita Y, et al : Role of infected grandmothers in transmission of Helicobacter pylori to children in a Japanese rural town. J Paediatr Child Health, 2013 Apr 5. doi : 10.1111/jpc.12191 22 CLINICIAN ’13 NO. 621 (6 9 8) 6) 7) 8)
© Copyright 2024 ExpyDoc