2 ページの内の第 1 ページ授業科目単義肢装具学科装具学実習Ⅳ Practice of Orthotics Ⅳ 位選択 1 単位科目区分担当教員昆恵介准教授清水新悟准教授専門教育科目科目コード 43430 学年･開設期３年前期清水新悟准教授松原裕幸助教授業の概要および計画１．授業の目的実際の脳卒中片麻痺者に対する適合評価に関する理論と実際について実習を行う。また、中枢神経疾患と装具評価学演習ⅠおよびⅡと連携した内容で、実際の装具使用者を対象に機能評価、装具の選択、製作、適合評価を行う。２．授業の方法下肢装具の採型採寸、製作、および適合を中心に実習を展開する。また、装具の製作工程についても実習を通して体験する。３．授業計画週ごとに、テーマを設けての実習を行う。実習内容を翌週に持ちこさないように的確な作業が求められる。各週の、事前の準備が必要な項目（予習）、または実習終了後に再度確認すべき内容（復習）を【】内に記載している。第 1 週ガイダンス・採型（概論・採型）【復習：採型についてのまとめ】第 2 週短下肢装具 2（陽性モデル作成・修正）【予習：陽性モデル作成手順・修正復習：陽性モデル作成・修正についてのまとめ】第 3 週短下肢装具 3（プラスチック成型）【予習：プラスチック成型手順復習：プラスチック成型についてのまとめ】第 4 週短下肢装具 4（トリミング・仮合わせ）【予習：トリミングの方法復習：装具の製作についてのまとめ】第 5 週短下肢装具 5（仮合わせ）【予習：両側支柱 AFO について復習：採寸についてのまとめ】第 6 週短下肢装具 6（適合評価）【予習：あぶみの選択方法と作業手順復習：あぶみ曲げのまとめ】第 7 週短下肢装具７（再修正）【予習：装具の組み立てについて復習：装具製作の注意点のまとめ】第 8 週プラスチック短下肢装具概要１（種類選定）【予習：足部の作成について復習：足部の製作についてのまとめ】第 9 週プラスチック短下肢装具概要２【予習：AFO の適合評価について復習：評価についてのまとめ】第 10 週プラスチック短下肢装具 1（概論・採型）【予習：PTB 免荷装具について復習：採型についてのまとめ】第 11 週プラスチック短下肢装具 2（陽性モデル作成・修正）【予習：陽性モデル作成手順・修正復習：陽性モデル作成手順・修正についてのまとめ】第 12 週プラスチック短下肢装具 3（前蓋の作成・プラスチック成型）【予習：プラスチック成型手順復習：プラスチック成型についてのまとめ】第 13 週プラスチック短下肢装具 4（歩行調整）【予習：歩行あぶみと免荷装具復習：組み立てについてのまとめ】第 14 週プラスチック短下肢装具 5（仮合わせ）【予習：PTB 免荷装具の適合評価について復習：評価についてのまとめ】第 15 週プラスチック短下肢装具６（評価）【試験準備：今までの講義内容のまとめ】 ■教科書：「装具学 4 版」医歯薬出版「装具学実習Ⅳ」の第 2 ページ授業区分科目分類専門教育科目注意事項科目コード 43430 学年・開設期３年前期成績評価上の区分専門科目確実な単位修得・学修の質の保証のために４．達成目標この科目は，義肢装具学科のディプロマ・ポリシー(E)(G)に対応し，下肢の機能障害に対する装具療法の選択と、採型採寸、製作、および適合評価ができるようになることを目標とする。５．履修に当たっての留意点本科目は選択科目であるが，義肢装具士の受験に必要な関連科目である。実習は１日でも休むと追いつくことが困難になるため、欠席はしないこと。６．試験および成績評価の方法期末定期試験により成績を決定する。欠席が 4 回以上の者は失格とするが、特別欠席、病欠については考慮する。具体的な評価項目、および評価手段は次のとおりである。評価対象能力知識力応用力展開力計小テスト評価手段配点比率中間試験期末定期試験 20 30 30 80 点対象能力別配点 10 5 5 20 点－－－－ 30 点 35 点 35 点合計 100 点【知識力】「個々の知識の量と正確性」－下肢装具における様々な個別の知識を的確に理解しているか。「知識体系の獲得度」－下肢装具の製作における適切な根拠を提示し、具体的な装具の製作ができるか。【応用力】「解析力」－様々な症例に対して、的確な判断ができるか。「実践力」－下肢装具に関する種々の知識を、具体的な問題に活用し解を導出できるか。【展開力】－授業で説明のなかったかなり高度な問題に対して、得られた知識を展開できるか。 ■参考書：「装具治療マニュアル」加倉井周一編（医歯薬出版）