AGEs架橋切断試験

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Title
Introduction
AGEs架橋切断試験
α−ジカルボニル化合物は、AGEs形成に寄与している。
α−ジカルボニル化合物は、
グルコースに比べ非常に高い反応性を有し、AGEs形成に寄与しているため重要です。
糖尿病患者の血漿中では、
これらのα−ジカルボニル化合物が増加しており、合併症発症に大きく関与していると考えられてい
ます。α−ジカルボニル化合物の炭素−炭素間の結合を解裂し、AGEsの蓄積及びタンパク質間の架橋形成を阻害する物質を開
発することは、糖尿病や合併症の予防や治療に有用であるだけでなく、老化の防止においても重要と考えられます。
Method
各 種 の 素 材・製 品 に お ける架 橋 切 断 効 果を評 価します。
1mmol/Lの1-phenyl-1,2-propanedione(PPD)をモデル基質として生成した安息香酸量をHPLCにて測定します。
切断率は10mmol/LのN-phenacylthiazolium bromide(PTB)による切断率を100として算出します。
Result
サンプル:植 物 抽 出 物
ポジティブコントロール:PTB (AGEs分解剤として、架橋切断作用が認められている)
サンプル調整:サンプルを10 、1 、0.1mg/mLの3濃度に希釈して実施
10mmol/LのPTB切断率を100としたときの比率を
サンプル濃度
サンプル
プ 濃度
架橋切断率
算出しデータを提出致します。
今回の試験に用いた植物系素材抽出液は濃度依
0.1
48.63
植物系素材
抽出液
10mg/mLの濃度において、10mmol/LのPTBよりも
1
117.98
10
189.16
10
100.00
(mg/mL)
PTB(mmol/L)
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存的な架橋切断効果が有ることを示し、1及び
高い切断効果があることが判断できます。