2 ページの内の第 1 ページ 授業科目 単 義肢装具学科 装具学実習Ⅲ Orthotics practice Ⅲ 位 必修 2 単位 科目区分 専門教育科目 科目コード 9540 学年・開設期 2 年後期 担 当 教 員 村原 伸 講師 昆 恵介 准教授 清水 新悟 准教授 授業の概要および計画 1.授業の目的 「装具学実習Ⅲ」は、装具の設計をするために、疾患学を学び装具に必要な機能と禁忌を導き、装具の 設計を行える思考能力を身につける。また実践形式で授業を行い義肢装具士として業務内容を把握する。 2.授業の方法 実習は AFO 製作、PTB 式短下肢装具の製作実習を行う。また PTB 短下肢装具のプロジェクトでは、 原則として教員によるデモンストレーションを行わず、模擬カルテを基に、患者に最適な装具の設計を 学生自らが考え、材料の調達から製作、装具の見積書作成などを行い、被験者に対して適合評価を行う。 その他にも保険手続の説明なども行い。義肢装具士が臨床で行っている業務形態を体験する。 3.授業計画 実習を受けるに際して、基礎的な疾患学と装具設計に必要な知識が必要不可欠である。装具学Ⅲの講 義内容を復習しておくこと。 また各週のテーマは次のとおりである。 第 1 週 プラスチック短下肢装具概論、採型実習 【予習:モデル修正方法の予習をすること 第 2 週 プラスチック成型とトリミング 【予習:モデル修正方法の予習をすること 第 3 週 AFO 体験と計測実習 【復習:短下肢装具について復習しておくこと 第 4 週 PTB 装具の採型 【予習:発表会のための資料について調査すること 第 5 週 発表会 【予習:モデル修正方法の予習をすること 第 6 週 製作開始 その 1 【予習:製作工程の予習をすること 第 7 週 製作開始 その 2 【予習:製作工程の予習をすること 第 8 週 製作開始 その 3 【予習:製作工程の予習をすること 第 9 週 製作開始 その 4 【予習:製作工程の予習をすること 第 10 週 PTB 装具仮合わせ 【予習:仕上げ方法についてイメージすること 第 11 週 仕上げ その 1 【予習:仕上げ方法についてイメージすること 第 12 週 仕上げ その 2 【予習:仕上げ方法についてイメージすること 第 13 週 仕上げ その 3 【予習:仕上げ方法についてイメージすること 第 14 週 PTB 最終適合および評価 【予習:スプリントについて予習しておくこと 第 15 週 カックアップスプリント採型と適合、最終評価 ■教科書: 「義肢装具学テキスト シンプル理学療法シリーズ」細田 多穂 監修(南江堂) 】 】 】 】 】 】 】 】 】 】 】 】 】 】 「装具学実習Ⅲ」の第 2 ページ 授業区分 科 目 分 類 専門教育科目 注意事項 科目コード 9540 学年・開設期 2 年後期 成績評価上の区分 専門科目 確実な単位修得・学修の質の保証のために 4.達成目標 臨床で働く義肢装具士が通常業務として行っている業務が理解できること。また疾患別に装具の設計 が考えられる能力を身につくこと以下の内容の理解度を 80%以上にはなっていること。 ① 解剖学の知識 ② 生理学の知識 ③ 整形疾患の知識 ④ 神経疾患の知識 ⑤ 工学的な最低限の知識 5.履修に当たっての留意点 「装具学実習Ⅲ」のような基礎的な科目の実力をつけるには、予習および復習が極めて重要である。 「小テスト」で出題される問題 特に授業には必ず出席し、授業最初に行う小テストを確実にこなすこと。 に習熟し、理解が不十分な場合には教員への積極的な質問を行い習得を図ること。小テストの範囲は事 前にメーリングシステムを通じて予告する。あらかじめ、次週の予習をしておかないと小テストの得点 には結びつかない。なお、小テストは最終評価に大きく反映する。 6.試験および成績評価の方法 この科目は実技が中心の授業であるが、成績の算出方法は以下の通りである。 また、実習はすべての授業に出席しなければならず、やむを得ない欠席(公欠)やインフルエンザなど の感染病により医師から通学禁止になった場合などを除き、も原則的に自己責任によって1日の欠席(3コ マ)では最終試験を受験することができない。また遅刻および早退を 2 回で 1 回分の欠席に換算する。ま た再試験実施の場合は得点×0.7 倍を最終得点とする。再試験の再試験および再試験の追試験は実施し ない。具体的な評価項目および評価手段は次のとおりである。 評価対象能力 知識力 応用力 展開力 計 小テスト 評価手段配点比率 実技評価 期末定期試験 10 5 20 35 点 対象能力別配点 5 20 20 45 点 - 20 - 20 点 15 点 45 点 40 点 合計 100 点 「対象能力別配点」には多少の変動がある。 【知識力】 「個々の知識の量と正確性」-専門用語など様々な個別の知識を的確に理解しているか。 「知識体系の獲得度」-個別知識間の対応関係を把握し、各種義肢装具の構成を理解しているか。 【応用力】 「構成力」-問題に対し、どのようなステップで解を導出できるかを自ら選択し、与えられた目標に達 することができるか。 【応用力】 自分で考え、問題点を解決し、改善対策を講じることができるか ■参考書:①「装具学 第4版」飛松好子・高嶋孝倫 編著(医師薬出版)
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