2 ページの内の第 1 ページ 授業科目 単 メディアデザイン学科 デジタルコンテンツ Digital Contents 位 選択 2単位 科目区分 専門教育科目 科目コード 51301 学年・開設期 1年前期 担 当 教 員 渡辺 功 准教授 授業の概要および計画 1.授業の目的 ネットワーク上の文章、音楽、画像、映像などのデジタルコンテンツの著作権や情報倫理の問題は、イ ンターネットの普及に伴って重要となっている。本講義ではデジタルコンテンツに関する著作物の取り扱 い、およびネットワーク社会でコンピュータを扱う場合に必要となる情報倫理(マナー)について学ぶ。 さらに、ネットワーク犯罪やプライバシー侵害などから自分自身を守るセキュリティ技術についても学ぶ。 2.授業の方法 基本的にパワーポイント、板書により講義形式で進める。講義内容により、関連映像教材の視聴をする こともある。教科書は指定しないが、moodle を用いて毎回資料を配布する。また、適宜参考文献の紹介も する予定。 3.授業計画 授業内容および順序は以下の通りである。 第 1 週 授業内容・履修に際してのガイダンス 情報の意味と信頼性 Moodle 入門 【事前準備:ノート PC を必ず持参すること】 【復習:情報処理推進機構 HP(http://www.ipa.go.jp/security/)の内容を A4 用紙一枚にまと める】 第 2 週 授業支援システム( Moodle)活用法 【復習: Moodle の操作を試し、使用法を A4 用紙一枚にまとめる】 第 3 週 デジタルコンテンツと著作権1 著作権の考え方と法制度 【復習:著作物がデジタル化されたことで引き起こされた問題について A4 用紙一枚にまとめ る】 第 4 週 デジタルコンテンツと著作権2 複製権 【復習:複製権の適用範囲を A4 用紙一枚にまとめる】 第 5 週 デジタルコンテンツと著作権3 著作権の制限、権利制限規定 【復習:合法的な著作物の利用方法を A4 用紙一枚にまとめる】 第 6 週 デジタルコンテンツと著作権4 「引用」の実践1 【復習: 「引用」を使って A4 用紙一枚程度の文章を記述してみる】 第 7 週 デジタルコンテンツと知的財産権5 「引用」の実践2 【復習: 「引用」を使って A4 用紙一枚程度のレポート課題の制作】 第 8 週 中間試験 【事前準備:ノートや配付資料を熟読し、用語の意味と関係を理解し、要点を A4 用紙一枚程 度にまとめる】 第 9 週 自分の作品が侵害されたら? 【復習:侵害された際の手続きを、 A4 用紙一枚程度にまとめる】 第10週 インターネットのセキュリティ問題についての概観 【復習:インターネットを使って過去 1 年間のネット犯罪事例を集め、 A4 用紙一枚程度にま とめる】 第11週 コンピュータ・ウイルス 種類・感染経路・事例・対策方法 【復習:自分が行っているウイルス対策が安全かどうか判定し、結果を、 A4 用紙一枚程度に まとめる】 第12週 その他のネットワーク不正利用 ネット詐欺やネットストーカーなど 【復習:自分が被害者になったケースを想定し、対応策を、 A4 用紙一枚程度にまとめる】 第13週 電子メールのマナー1 メールソフトの機能、操作の理解 【復習:自分の使用しているメールソフトの操作の特徴を、 A4 用紙一枚程度にまとめる】 「デジタルコンテンツ」の第 2 ページ 授業区分 科 目 分 類 専門教育科目-共通科目 注意事項 科目コード 51301 学年・開設期 1年前期 成績評価上の区分 活性化科目 第14週 電子メールのマナー2 メール執筆、送信の際の基本的なマナー 【復習:学んだことを活かして、基本マナーを守ったメールを科目担当教員送る】 第15週 講義全体の総括(期末試験は定期試験期間中) 【復習:授業で配布した資料及び各自のノートを整理し、 A4 用紙一枚程度にまとめる】 ■教科書:特に指定しない。適宜資料を配布する。 確実な単位修得・学修の質の保証のために 4.達成目標 この科目は学科のディプロマポリシー(B)(D)に対応する。 以下の項目が具体的な達成目標である。 ① 著作権、および個人情報やプライバシー保護に関する法律や用語、概念を理解しているか ② 著作権保護や、情報倫理・マナーの観点に基づき、適切な行動選択ができるか ③ ネットワークのセキュリティに関する技術や用語、概念を理解しているか ④ ネットワークの様々なトラブルの対処方法を適切な用語を用いて記述できるか 上記の達成目標の内、①と②が中間試験の範囲、残りの項目が期末定期試験の対象である。 5.履修に当たっての留意点 単位の取得のためには、講義開講数の 2/3(11 回)以上の出席が求められている。しかし本講義は広範 な内容を取り扱うことと、数回の講義でひとつのテーマが完結することが多いため、毎回の講義には必ず 出席することを望む。講義中の質問、発言は歓迎するので、学生諸君の積極的な参加を求める。 6.試験および成績評価の方法 具体的な評価項目、および評価手段は次のとおりである。 評価手段配点比率 評価対象能力 中間試験 期末定期試験 知識力 20 20 応用力 30 30 計 50 点 50 点 対象能力別配点 40 点 60 点 合計 100 点 「対象能力別配点」には多少の変動がある。 【知識力】 「個々の知識/スキルの量と正確性」-法律や、セキュリティ関係の用語を理解し、記述できるか 「知識体系の獲得度」-情報を保護するセキュリティ技術の設定方法を記述できるか 【応用力】 「解析力」-自分、または他者の行動を情報倫理の観点から分析し、適切な行動選択ができるか ■参考書: ①「クリエーターのための著作権入門講座」 (社)コンピュータソフトウェア著作権協会 編 (毎日コミュニケーションズ) ②「インターネットの光と影 Ver.3」 情報教育学研究会(IEC)・情報倫理教育研究グループ編著 (北大路書房)
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