2006 年度の 第18回 数理統計学 第14回 西 山 これまでのポイント サンプル平均は正規分布に従 います。 その正規分布の特徴は定理8に つきます。 サンプル分散は下方バイアスを もっています。 不偏分散値が大事です。 平均と分散の標本分布 母集団は、μ=170、σ2=102、データ数は5個で反復 標本分散の分布 標本平均の分布 700 600 500 400 300 200 100 0 最大値 最小値 平均値 分散 歪み度 尖り度 25 -5 0 75 -1 00 12 515 0 17 520 0 22 525 0 27 530 0 32 535 0 37 540 0 42 545 0 47 550 0 <= 33 7. 89 カイ二乗分布の形 3.8 9- 18 3. 46 データの分散の値 18 18 0.4 6- 18 0. 02 17 7.0 2- 18 7. 59 17 3.5 9- 17 3. 15 17 0.1 5- 17 0. 72 16 6.7 2- 17 6. 28 16 3.2 8- 16 3. 85 16 9. 15 9.8 5- 15 1- 6.4 15 15 2.9 8- 15 6. 41 0 頻度 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 187.33 152.9773 169.9806 20.43845 0.007936 0.042042 最大値 最小値 平均値 分散 歪み度 尖り度 477.6252 0.448268 79.85362 3114.514 1.367639 2.805332 「カイ二乗」の意味とイメージ 2個のサイコロを振って出た目を 二乗する 2 6 二乗の合計に着目します 22+62 = 40 自由度は2 母集団をサイコロからZに変えます 2枚の札をとりだします。それから 二乗して加えます。 Z Z 2 1 0.2 2 2 ー0.7 0.22+(-0.7)2 = 0.53 自由度が2のカイ二乗値 カイ二乗値の確率分布 → カイ二乗分布 何個の二乗を足す かによります 自由度 V 2 自由度 E 2 2 Karl Pearson カイ二乗値 Kは自由度。教科書123頁 カイ二乗分布マスターの鍵:定理14 母集団 (正規) μ=170 σ2=100 サンプル: X 1 , X 2, X n Z2が1個少ない 1 100 n X i X 2 n 1 2 i 1 教科書124~125頁 μ=170 なぜなら・・・① n X i 2 σ2=100 データをn個とって、真の偏差二乗和 i 1 2 n X i X X i 1 2 n X i X i 1 X 2 X i X X nX 2 i 1 2 n n i X ゼロになります nX 2 i 1 2 n X i 1 i X 2 n X i 1 nX 2 i これが大事 μ=170 前のつづき 1 2 2 n X σ2=100 i X i 1 Xi n 2 X 1 2 2 n X i i 1 n 2 X 2 は標準値 Z になっている 2 X 2 n 2 これも1個の標準値 Z2の個数はn個でなく、n-1個になる → 自由度n-1のカイ二乗 サンプル分散S2の期待値と分散は? S μ=170 2 n X n 1 i σ2=100 2 X i 1 2 n 2 n n n 1 2 X i X 2 平均の分布 標準値Z 分散の分布 カイ二乗値 i 1 n XiX 2 i 1 2 n 1 2 教科書126~127頁 【実力問題】前のスライドを参考に次の 問に答えなさい サンプル分散S2の期待値を求めてください。 E S 2 サンプル分散S2の分散を求めてください。 V S 2 教科書126~127ページ
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