スライド 1

2015年度 有限幾何学 中間試験解答
問1 配布資料参照
問2 (1) , (2) , (3), (5) 配布資料参照
(4)
赤のタイルを頂点とし,隣接する赤のタイル同士を辺で結んだグラフをGとする.
このとき,問題の仮定より,Gの全ての頂点の次数は奇数となる.
握手補題より,すべての頂点の次数の和は偶数であるので,
Gの全ての頂点の次数が奇数であることから
Gの頂点数が偶数であることが分かる.
よって赤のタイルの個数は偶数である.
(6)
位数nのグラフGに対して,
Gの任意の非隣接な2頂点uとvに対して,dG(u)+dG(v)≧n-1が成立すると仮定する.
V(G)以外の1頂点wとGの全ての頂点を辺で結んだグラフをG’とする.
このとき,G’の任意の非隣接な2頂点uとvに対して,dG’(u)+dG’(v)≧(n-1)+1+1=|G’|が成立する.
よってOreの定理より,G’はハミルトンサイクルCを持つ.
このとき,C-wはGにおけるハミルトン道となる.
(7) 略解
例1:部集合A,Bの位数が|A|=(n-1)/2, |B|=(n+1)/2の完全2部グラフを考える(配布資料参照).
例2:完全グラフA,B (|A|=s, |B|=t, s+t=n-1)に対して,
V(A)∪V(B)以外の1頂点とA,B全ての頂点を辺で結んだグラフを考える.
このとき,非隣接な2頂点の最少次数和は,s+t=n-1となるが,
vを取り除くと二つの成分に分かれることより,ハミルトングラフではない.
問3 45
3
2
1
3
1
4
1
2
3
3
2
3
2
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2
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